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ミハイル・コリヤダ★ 端正なスケーティングで世界を魅了するロシアのエース【フィギュアスケート男子】

初公開日:2019年11月1日

Mikhail Kolyada
ミハイル・コリヤダ

ミハイル・コリヤダ(Mikhail KOLYADA)

1995年2月18日生まれ、ロシア サンクトペテルブルク出身。
身長167cm。趣味はギター。
2018年世界選手権銅メダリスト、平昌オリンピック代表でロシアのエース。

長きにわたりフィギュア大国・ロシアを牽引するエース

ミハイル・コリヤダ(Mikhail KOLYADA)

フィギュア大国ロシアで、男子シングルを引っ張るエース。高く美しい4回転ジャンプと、重厚ながらなめらかなスケーティング、音楽に動きをぴたりと合わせる“音ハメ”が得意で、観客の心を引き込む名スケーター。世界で5人目に成功させた大技4回転ルッツなどの技術面だけではなく、クラシックバレエやダンスの練習に励み、表現面でも磨きをかけている。
2017、2018年国内選手権2連覇、2018年には世界選手権で念願のメダル獲得。ケガや持病、スランプに苦しむ時期もあったが、2019年の世界選手権では圧巻の「カルメン」を披露し、強くてキレのある美しいコリヤダがリンクに帰ってきた。

円熟みを増した極上の演技でカムバック

フィギュアスケート2021年ロシア選手権でのミハイル・コリヤダ選手
2021年ロシア選手権での『ホワイト・クロウ』

2019-2020シーズンは、持病の手術により休養。
待望の復帰となった2020-2021シーズン。新たにコーチを
ロシアの名伯楽、アレクセイ・ミーシンに変更。

以前から定評のあるスケーティングスキルはもちろん、一時苦戦していた印象のあるジャンプにも安定感が増し、パワーアップした姿でのカムバック。
20代も中盤となりさらに円熟味を増し、卓越した表現力で唯一無二の世界観を披露している。

特に伝説のバレエダンサー、ルドルフ・ヌレエフの半生を描いた映画『ホワイト・クロウ』の曲を使用したフリーは、クラシックバレエで培ったしなやかな動きに、大人の魅力が加わった、コリヤダの真骨頂となるプログラム。
コロナの影響により国内での試合が続いたシーズンだったが、3月の世界選手権では5位と再び上位に名を連ね、北京オリンピックに向けて不変の存在感をアピールした。

演技中→演技後のギャップに悶える人多数

演技中はその場を凍らせるような鋭い目つきや、張りつめた表情がとてもクールなコリヤダ。しかしリンクの外で見せるくしゃっとした笑顔や、ユーモアたっぷりのインタビュー、応援席にロシア国旗を見つけると指をさすなどファンサービスにも積極的で、そのギャップにやられてしまう人が続出。

日本をホームのように気に入っていて、以前は渋谷のスクランブル交差点で写真を撮るなど観光を楽しんでいる姿も話題に。
プライベートでは、2019年にロシアのスケーターと結婚。美男美女カップルを世界中のファンが祝福した。毎日を笑顔にしてくれるのは、奥さんと愛猫の存在。

今シーズンのプログラムは?

2021年グランプリシリーズイタリア大会でのミハイル・コリヤダ選手
2021-2022シーズンのショートプログラム『くるみ割り人形』

SP:『くるみ割り人形』より

FS: 映画『シンドラーのリスト』より

昨シーズンは、ロシアのバレエダンサー、ルドルフ・ヌレエフの半生を描いた映画『ホワイト・クロウ』で彼の生きざまをしっとりと情熱的に滑り上げたコリヤダ。
今シーズンのフリーは、ソ連出身のバレエダンサー、ミハイル・バリシニコフに捧ぐプログラムとして、『くるみ割り人形』を自ら選択。

ロシアが誇る作曲家、ピョートル・チャイコフスキーが作曲した、いわば“王道”ともいえるバレエ音楽『くるみ割り人形』。
冒頭、人形に扮したコリヤダが顔をそっとのぞかせるところから始まり、人形がだんだんと意思をもち、自由に舞う姿を端正なスケーティングで表現している。
バネが入っているかのようなメリハリのある動きはくるみ割り人形そのもの。
ラストは冒頭と同じポーズで、すっと人形に戻ってしまうシーンでフィニッシュ。
ジャンプも今シーズンは、ショートから4回転2種類を入れる構成に。

2021グランプリシリーズイタリア大会でのミハイル・コリヤダ選手
2021-2022シーズンのフリープログラム『シンドラーのリスト』

フリーは、第二次世界大戦中ナチスの虐殺から多くのユダヤ人を救ったドイツ人実業家を描いた映画『シンドラーのリスト』のテーマ。
自分の財産を投げうってまで、迫害される人々の命を救うことに尽力したシンドラー。ため息が漏れるような美しく余韻が残るスケーティングには、シンドラーの憂いと苦悩が、正確でよどみのないスケーティングには、それでも自分の使命を粛々と全うしようとする人間としての気高さが表現されている。
硬く冷たい印象を残す冒頭から、クライマックスに向け感情が高まっていく後半、そして最後には悲しみのなかに何か温かいものが一滴、じわりと広がるような珠玉のプログラム。
このシーズンには、アメリカのジェイソン・ブラウン、そして最近では宮原知子もこの曲を使用。同じテーマでも全く印象の異なるそれぞれのプログラムを見比べ味わうのもおすすめ。

これまでのプログラムは?

【2020-2021シーズン】
SP
:Let’s Get Loud(The Baseballs)

FS:映画『ホワイト・クロウ』より

2019-2020年シーズンは慢性副鼻腔炎の治療のため休養していたが、昨シーズンはコーチを変更し新プログラムを用意して見事カムバック。

ショートはロックンロールのビートが小気味よいプログラム。クールなエンターテイナー、コリヤダがキレのあるステップで会場を興奮の渦に巻き込む。

フリーの曲は、ロシア出身の伝説的なバレエダンサー、ルドルフ・ヌレエフの激動の半生を描いた映画『ホワイト・クロウ』。バレエのレッスンで培った美しいスケーティングと表現力を存分に堪能することができる。正確なエッジワークやジャンプといった高度な技術を、音楽と調和させる名手・コリヤダの世界観に心を奪われる。

SP:Diga Diga Doo
FS: チャップリンメドレー
国内のテストスケートで披露。しかし慢性副鼻腔炎の治療のため、グランプリシリーズは休養予定とロシアスケート連盟が発表。その後シーズンを全休することとなった。

シーズンの成績

 2020-2021

  • ● アイススター2020 優勝
  • ● 【GPシリーズ】ロステレコム杯 優勝
  • ● ロシア選手権 優勝
    ● 世界選手権 5位

▷Instagram:@mikhail_kolyada

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