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波瑠&成田凌スペシャル対談★ 映画『弥生、三月 -君を愛した30年-』を語る

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波瑠&成田凌

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どこか不器用な二人の30年間にわたる恋物語

波瑠 映画『弥生、三月 -君を愛した30年-』のオファーをいただいた時、実はお受けするか迷ったんです。脚本も私が演じる弥生も本当に素敵で素晴らしくて。それだけに、背負い切る自信が私にはなくて……。


――そんな波瑠さんの背中を押したのが、『同期のサクラ』『家政婦のミタ』『過保護のカホコ』など、ヒット作の脚本を手がけてきた遊川和彦監督の「弥生はあなたしかいない」という熱い言葉だった。


成田 僕は脚本を読んで「絶対にやりたい」とオーディションを受けたんです。演じたサンタこと山田太郎はどこか人間くさくて。悩み、迷い、もがきながら生きていく彼の30年に挑戦したかった。



演じた弥生とサンタとは友達になりたい?

なりたい、けど……難しい⁉

波瑠 なりたいけど自分からは言えない。真っすぐな弥生の前では「友達になろう」の言葉が薄っぺらく思えてしまいそうで。

成田 サンタは仲よくなれそうだけど弥生は難しそう。僕は弥生タイプの女子に怒られてばかりの学生時代だったので(笑)。

――不器用なほどに真っすぐ信念を貫き前進する弥生、天真爛漫で周りから愛されるサンタ、二人の約30年にわたるラブストーリーが描かれている今作。「一人の人を30年も愛し続けるなんて、監督をはじめとする男性のロマンが詰まっている作品だなと思いました」と波瑠さんが語るその隣で、「女性はそう思うのか……」と成田さんが肩を落とす、そんな二人の掛け合いに笑いが巻き起こる場面も。まさに弥生とサンタな二人!!

成田 二人の30年にはうまくいかない瞬間も多々あって、胸がチクリと痛む場面も。だからこそ、必死に生きる二人の姿からは勇気をもらえる気もして。


――3月は始まりと終わりがある月です。


波瑠 私自身、3月は朝ドラや今の事務所に入るためのオーディションを受けた“転機”ともいえる季節なんです。


成田 新学期、卒業。学生にとっては区切りと変化の季節。僕はそれが苦手でした。戸惑いや不安もある3月だから読者の皆さんには今作に勇気をもらいつつ、新しいスタートを切ってもらいたいです。


「人生うまくいかない」と感じた時の対処法は?

"風呂"と"共感"で前を向く!

成田 誰でもない"何か"のせいにして、塩と酒を入れた風呂に飛び込み自分を清める。するとね、すっきりするんですよ(笑)。

波瑠 ポジティブになれない時は自分と向き合い「分かるわぁ」と共感してあげる。そうすると、意外と前を向けるんです(笑)。

P r o f i l e

はる

1991年6月17日生まれ、東京都出身。2007年に女優デビュー。5月に放送予定の日台共同制作ドラマ『路~台湾エクスプレス~』(NHK総合)でも主演を務める。

●なりた りょう

1993年11月22日生まれ、埼玉県出身。雑誌『MEN’S NON-NO』専属モデル。『窮鼠はチーズの夢を見る』(6月5日公開)など、今年は出演映画が多数控えている。

(成田さん)ニット¥138000・パンツ¥119000/メゾン マルジェラ トウキョウ(メゾン マルジェラ)

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©2020「弥生、三月」製作委員会

映画『弥生、三月 -君を愛した30年-』


惹かれ合いながらも、親友のサクラ(杉咲花)の死をきっかけに"友達"として別々の道を歩み始めた弥生(波瑠)とサンタ(成田)。しかし、その人生は決して順風満帆ではなく……。そんな二人のもとに届いた"30年越し"のサクラのメッセージ。それが止まっていた歯車を動かし始める! 
● 3月20日(金・祝)より全国東宝系にて公開

2020年5月号掲載

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