大学生の支持率No.1メディア

ヘアメイクアップアーティスト、小嶋克佳さんの可愛さだけじゃないピンクメイク。【馬場ふみかのふみかける】

馬場ふみかのふみかける FUMI×

大好評連載「馬場ふみかのふみかける」。今回のゲストは小嶋克佳さん。クラシックなようで先鋭的。上品でありつつパワーもある。ヘアメイクアップアーティストが描くふみかのポートレート。

小嶋克佳インスタグラム

ヘアメイクアップアーティスト

 

2016年1月よりへアメイクアップアーティストとして活動開始。雑誌や広告、カタログなど幅広く活躍中。その感度の高さとバランス感覚の鋭さ、丁寧な仕事ぶりから、業界を引っ張るクリエイターより指名多数。

 

ヘアメイクアップアーティスト・小嶋克佳さんと馬場ふみか

 

――  小嶋さんとは、2020年9月号の連載でお仕事されていました。

 

ふみか そうなんです。その回はスタイリストの(山田)陵太さんとのコラボレーションだったんですけど、メイクをしていただいたのが小嶋さんで。あの時はお洋服ありきのヘアメイクだったので、そういう縛りがなかったら、どんなメイクをしてもらえるのかが気になって、今回オファーさせてもらいました!

 

――  小嶋さんは、ビジュアルイメージなどを綿密に考えてくださいましたが、どういったことを考えられて今回のようなイメージになったのでしょうか?

 

小嶋 ヘアメイクの僕がプロデュースさせてもらう以上、ヘアとメイクについて考えることは大前提なんですけど、普通にビューティーのテーマを提案してもつまらないと思ったんです。それでどうしようか悩んで、ふだんのビューティー企画ではあまりオファーしないカメラマンさんにお願いしてみようと。岩本(幸一郎)くんは以前にも仕事でご一緒したことがあって、ノイズがかかっていて色味も質感も独特な彼の写真が好きでして。上がりがどうなるかわからない、不確定要素の多いフィルムカメラで、メイクをしっかり見せるという着地点にチャレンジしてみたいという結論から今回のビジュアルが見えてきた感じです。

 

 

――  メイクは、どのパーツから考えていかれましたか?

 

小嶋 目元の色ですね。寒色の衣装に対して、ピンクっていう可愛げのある色を選びました。あくまで馬場ちゃんの可愛さを残す範囲にしつつも、雰囲気は強くもっていくためにしっかりメイクしたかったので、ある程度パステル調の色が必要でした。

 

ふみか ここまでしっかりアイメイクをしたのは初めてです。

 

小嶋 メイクをやり込んだ時に、それを生っぽく撮っちゃうと、どんどん難しくなっていくかなと思って。派手なメイクをしたいからこそ、バランスを考えて写真はどこかリアルすぎない岩本くんにお願いしたっていうのもあります。

 

non-no 2020年11月号掲載『馬場ふみかのふみかける』 ヘアメイクアップアーティスト・小嶋克佳さんとコラボ!

ドレス¥320000・上に重ねたビスチェドレス¥280000(ともにVIVIANO)・ピアス¥18000・ネックレス¥26000(ともにlostin echo)/HOUSE OF VIVIANO SUE

――  常に全体のバランスを考えられているんですね。

 

小嶋 僕の場合はファッションのヘアメイクをやることがほとんどなので、先に洋服が決まっていて、モデルがいて、カメラマンがいて、そこに合うメイクをするのが仕事。だから、今回みたいに自分が主導になると、実はなかなかやりづらいんです(笑)。スタイリングを距離の近い(大島)陸くんにお願いしたのも、それが理由で。岩本くんと陸くん、優しい二人に支えてもらいました(笑)。

 

――  存在感をなくすアイブロウメイクも印象的でした。

 

小嶋 これは、明るい眉マスカラでベースの色を消しておいて、眉の下あたりまでアイシャドウをのせています。シャドウもリップも強い色になることはわかっていたので、眉まで強いと、うるさいかなっていうのがひとつと、アップの写真にするつもりは最初からなかったので、多少引いた時にシャドウ幅がないと写りづらいんじゃないかなと思って、広げたっていうのもあります。

 

ふみか メイクしたての仕上がりだけじゃなくどの距離でどう撮るかまで計算しつくされているんですね!

 

小嶋 そういうところはメンズっぽいかもしれません(笑)。ヘアは、当初もうちょっとウェットにするつもりだったんですけど、最初にテスト撮影した時にドライの状態の髪色と背景のパステルトーンがなじんでいたので、ここから濡らして濃くしないほうがいいかなと思って、そのままいきました。スタイリングはあまりクラシカルなウェーブにすると“肖像画感”が出すぎて危険かなと思ったので、間をとった感じです。

 

ふみか アートっぽさは伝わるけど、ヘアとメイクはそっち寄りじゃない遊びもあって、バランスがすごいです。

 

小嶋 やっぱりバランスは、すごく考えますね。今日の感じで攻めすぎると失敗した作品撮りみたいになるので(笑)、抜くところは抜かないと。

 

――  ふみかは撮影中に同じ姿勢を長時間キープしていたけど、大変ではなかった?

 

ふみか 1周まわって、グラビア撮影くらいの気持ちになっていたかも。グラビアの時は「ここをこう曲げていると私の体はキレイに見える」っていうのがわかっているから、それを崩したくなくてキープするのが大変なんですよね。今日はそれにちょっと近い感覚になったけど、私は体力があるから大丈夫(笑)。それ以上に楽しかったです。ありがとうございました!

 

2020年11月号掲載

What's New馬場ふみか「ふみかける」 新着記事

Rankingランキング

Magazine試し読み

Instagramインスタグラム

フォローしてね!
non-no Web会員になりませんか?
限定プレゼント応募やオススメ情報をいち早くGET!
登録はこちら♪