馬場ふみかとフォトグラファーユニット・トキがコラボ！圧巻の美ショットが完成。【馬場ふみかのふみかける】

2021年2月24日

大好評連載「馬場ふみかのふみかける」。今回は、フォトグラファーユニットの＂トキ＂とコラボ！男性と女性、二つの視点から見いだされる新しい表情。その横顔は日本古来の美しさをたたえながら、どこか未来を感じさせる。

トキ

フォトグラファーユニット

男女二人で活動する写真家ユニット。二人の作り出す光は柔らかさの中に生々しさを感じる特別で不思議な光。ポートレートはもちろんのこと、ファッションやジュエリーの撮影、ミュージックビデオなど、その唯一無二の感性でさまざまなフィールドで活躍中。

フォトグラファーユニット・トキと馬場ふみか

―― 『ふみかける』でトキさんに写真を撮っていただいたのは、2020年２月号以来、２度目ですね。

ふみか　実は２月号で撮影していただく前にも、友だちに『ふみかける』の話をしていた時に「トキさんに撮影してもらった方がいいと思う」と薦められていたんです。その場でトキさんのいろいろな写真を見せてもらって、トキさんの世界に入ってみたいと思っていたので、今日は念願叶って……！という感じ。すごくうれしいです！

トキ　ありがとうございます。

―― 今回の作品は、鶴田一郎さんの描かれた日本女性の美人画や70年代のヘアメイクなどからインスピレーションを得られたと聞きました。

トキ　最近のトキのムードがそういう方向に向いていて、自分たちが住んでいる場所ならではの美しい感覚を大事にしたいと考えた結果、こういった表現に行き着いたという感じです。ユニットに朱鷺が由来のトキという名前をつけた時点から、そういう想いは根底にあったんですけどね。

ふみか　トキは、朱鷺の意味だったんですね。今、初めて知りました！

―― ユニットを組んで活動されている理由は？

トキ　夫婦なので自然とそうなったというのもあるんですけど、男性目線と女性目線のどちらかではなくて、その中間のよくわからない感覚がおもしろいなと思ったんです。そういう表現は、馬場さんのような芯のある女性にフィットしやすいと思います。女性目線に男性目線をまじえることで、より美しく仕上がるというか。なので、そういう感覚は大事にしています。

―― 被写体としての馬場ふみかは、いかがでしたか？

トキ　すごく綺麗でしたね。最初はものすごく寄った写真や上半身だけの写真にしようかとも考えていたんですけど、ファインダーから視線を外して直接目で見た時の美しい体のラインに圧倒されたので、そこはちゃんとおさめようと。

non-no 2021年４月号掲載『馬場ふみかのふみかける』馬場ふみかがフォトグラファーユニットの＂トキ＂とコラボ！

ワンピース￥18000／LIBJ OIE（リブジョア）　イヤリング￥10000／SLOW 表参道

―― 撮影中、お二人がしっかりとコミュニケーションをとりながら撮影されていた姿が印象的でした。

トキ　二人で作り上げていくことのいいところって、お互いがお互いを俯瞰できるところだと思うんです。餅つきの、どっちかがこねたら、どっちかがつく、みたいな（笑）。

ふみか　カメラマンさんが一人の場合は、１度テストで撮ってみて、その写真を見ながらライティングを微調整したりしますよね。でも、トキさんの場合は一人が撮影しながら同時進行でもう一人が調整をされるので、ものすごくスムーズ！しかも、どちらが撮影されている時も私に対する指示の内容は同じだし、それって二人の思い描いている完成図や共有しているイメージが同じじゃないとできないことだと思うから、どうなってるんだろう、すごいなって感動しました。

―― たしかに、まるで一人のフォトグラファーが撮影しているかのように立ち回りがなめらかでした。

ふみか　すごいことだと思います。二人の間に何かルールや決まりはあるんですか？

トキ　それが自然に動いているだけで、特にないんですよね。だから、たまに現場でめっちゃケンカします（笑）。５回撮影したら、１回はケンカしているかもしれない。

ふみか　えぇー！まだ見たことはないですが、ちょっと見てみたいです（笑）。

トキ　また機会があれば、ぜひ（笑）。

ふみか　今までいろいろなところで写真を撮っていただいて、グラビアでは露出度高めのものもあったけど、今回の写真は自分史上最高に色っぽくなった気がしました。もっと年を重ねたら、いつか娘に見せたい。「ママ、昔はこんな感じだったのよ」って（笑）。そんな人生に残したい１枚を撮っていただいて、今日はとてもうれしかったです。ありがとうございました！

▶【馬場ふみかのふみかける】記事まとめ

2021年４月号掲載

モデル／馬場ふみか　撮影／トキヘア＆メイク／秋鹿裕子（W）　スタイリスト／小笠原夏未　取材・原文／吉川由希子　web構成／轟木愛美　web編成／吉川樹生