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映画『明け方の若者たち』出演! 黒島結菜さんにノンノインタビュー!

ノンノinterview

【ノンノインタビュー】黒島結菜

30代で人生のマジックアワーに出会うことが理想です

黒島結菜

――仕事や恋愛に悩む20代の葛藤を描いた映画『明け方の若者たち』。東京への憧れや、夢と現実のギャップ……スクリーンの中には、誰しも一度は抱いたことのある感情がちりばめられている。

「私の演じる〈彼女〉が主人公の〈僕〉にフジロックフェスティバルに誘われて、"フジロックよりもっとおもしろいことしようよ"って提案して海に出かけるシーンがあるんです。ちょっとしたやりとりなんですけど、すごく分かるなって思いましたね。実は、私自身もフジロックに対抗して、同じ時期にわざわざ会場近くの新潟のキャンプ場に行ったことが(笑)。キャンプが好きで、テントを立てて火をおこしたら、ごはんを作る以外は何もしないんですけど、それがいいんですよね。ぼーっとしているだけで、体が浄化されていく気がするんです」

――撮影を振り返って印象に残っているのは、飲み明かした〈僕〉と〈彼女〉が親友と明け方の高円寺駅前を走るシーン。

「夜中からリハーサルを繰り返して、夜が明け始めてからの30分間で10カットくらいを撮らなきゃいけなかったんです。だから、本番では全力で走っているけど、実際は元の位置に戻る時のほうがさらにダッシュしていて。みんなが心を一つにして頑張ったあの時間は部活みたいで、すごくいい思い出になっています」

――のちに主人公が「かけがえのない時間だった」と回想する、そのシーン。黒島さんにとっての、そんな人生のマジックアワーといえば?

「今まであまり"ザ・青春!"みたいなことをしてこなかったので、30歳くらいになった時に経験できればいいですね。気心の知れた仲間と野菜を収穫して、庭では犬が遊んでいる……みたいな大人の青春を味わえたら、最高に幸せです」

Q

思い出深い東京の街は?

一人暮らしを始めた明大前

映画にも登場する明大前は、上京して最初に住んだ街。下北沢で古着を見て、ごはんを食べた後に家まで歩いて帰ったなぁとか、いろんな思い出があります。自分が生活していた場所で撮影することってなかなかないので、少し不思議な感じがしました。

Q

ほっとひと息つける瞬間は?

充実した朝のひと時

もともとは、家を出るギリギリまで寝ていたいタイプだったんです。でも、3年くらい前に犬を飼い始めてからは早起きして犬の散歩に出かけて、その途中で飲み物とパンを買って家に帰るという流れを大事にしていて、それが息抜きにもなっています。

P r o f i l e

●くろしま ゆいな

1997年3月15日生まれ、沖縄県出身。2011年の芸能界デビュー後、2013年に『ひまわり〜沖縄は忘れない あの日の空を〜』で映画初出演。以降、話題の映画やドラマに数多く出演し、2022年前期のNHK連続ドラマ小説『ちむどんどん』でヒロインの比嘉暢子役を務める。

シャツ¥49500/タナゴコロータス 東京店 その他/スタイリスト私物

映画『明け方の若者たち』
©カツセマサヒコ・幻冬舎/「明け方の若者たち」製作委員会

映画
『明け方の若者たち』


大学生最後の飲み会で、〈僕〉(北村匠海)は〈彼女〉(黒島結菜)にひと目惚れする。就職して社会人の壁にぶつかっても、希望の部署につけなくても、そばに〈彼女〉がいれば幸せだった。けれど、〈僕〉は最初から分かっていた。二人の幸せな日々に、いつか終わりがくることを……。
●2021年12月31日(金)より全国ロードショー

2022年2月号掲載

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