本が好きな人や韓国カルチャーをチェックしている人なら、この小説のタイトルはもうおなじみかもしれません。でもまだ読んでないというノンノ読者には絶対に読んでほしい!
この本で次から次へと出てくるできごとは、日常レベルの理不尽なのだけど、なんだか心がウッとなる。そういえば自分もこんなことあったな〜、なんて思い出しているうちに、ハッと気づく。これって私が女だから嫌な目に遭ってただけなんだ!と。
あれは差別だったんだ、と気づくことはすごく大事だなと思います。それまでは「自分が悪いんだ」と思っていたことがそうじゃないとわかると自己肯定感も上がるし、「じゃあこの社会を変えるにはどうしたらいいんだろう?」という視点を持てるようになるから。
社会を変えるのは無理? いやいや、それを一瞬にして実現したのがこの本なんですよね。読めばきっとわかると思います。