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誌上OG訪問
2025.04.21更新日:2025.04.23
さまざまな業界で働く先輩に、職場のリアルを根掘り葉掘りインタビュー。今回は、帰郷して県庁で働くOGに話を聞きました!
県庁職員【行政】▶︎▶︎ 2年目
勤務地:東北地方
仕事内容:「私が所属するのは、林業を盛んにするための企画や調整を行っている林業振興課。技術職の方が多い課で、私は事務作業を担当しています。主な仕事は、林業を志す学生の給付金にまつわる手続きや面接、就職についての面談、また、林業従事者の金融制度に関する申請など」
給料:【初任給】18万円 【現在】19.5万円
ボーナス:37万円/年2回
「庁の中で特にホワイトな部署。忙しい年度末でも残業は月約20時間、それ以外の時期は定時で帰るため、残業代はほぼなし。本音は、もう少し収入が欲しい」残業時間:平均2時間/月
有給休暇:年20日
「去年は半分強、消化しました。週末に有休をくっつけて、3連休にして東京へ遊びに行ったり、平日に休んで複数の病院の受診をまとめてすませたりします」
大好きな地元で人の役に立てる! 残業が少なく、人間関係も良好です
fashion point
地域の人から信頼される服装を意識!
規定はありませんが、奇抜な服装や派手な髪色の職員は皆無。私は落ち着いたトーンのオフィスカジュアルが定番です。私服はもう少しラフに仕上げたいので、使い分けています。
大好きな地元に戻って人のために働きたかった!
「都内の大学に通っており、東京で就職するつもりでしたが、やりたいことが見つからず。コロナ禍に人助けしたいと感じたこと、事務作業が好きな性格などを考慮した結果、公務員が合っていると思い、地元の県庁職員を志望。2か月間必死に勉強して、公務員試験に挑みました」
\ START /
6:30
起床
8:30
始業
12:00
昼食
13:00
外部との会議へ
16:00
帰庁
17:15
終業
18:00
帰宅
22:30
就寝
「通勤手段は車で、片道10分ほど。始業時間の20分前に着くようにしています。デスクワークが基本ですが、労働局との会議や、専門学校での面談などのために、週2回くらい外出します。年3回ほど東京に出張する機会も♪ ランチはお弁当を持参して、仲のよい同期と一緒に食べることが多いです。食堂もありますが、さほど安くなく、メニューも少ないのであまり利用しません」
常に会話が飛び交っている活気に満ちた職場です!
「私の所属する課は総勢約35人で、男女比は6:4。大多数は、林業の専門知識を持つ技術者です。快活な人が多くて、フロアはいつも和気あいあいとした雰囲気。同僚とは仕事のことはもちろん、趣味やプライベートについてもフランクに話せる関係です。飲み会は、歓送迎会や忘年会などが年に5回あるのみ。自由参加で、断っても問題ありません!」
思ったよりも少ない! 隠しているだけかも!?
「職場で恋愛のうわさを聞くことは、ほとんどありません。でも、上の世代には県職員同士のご夫婦がたくさんいらっしゃるので、みんな隠れてつき合っているのかもしれません」
たっぷり書き込める手帳に会議の内容をメモ。スマホを見づらいから腕時計が必須!
「手帳は会議にも必ず持参して、必要なことをメモ。ノートページが多い『ロルバーン』がお気に入り。腕時計は、友達からの就職祝い♡ 業務用スマホの支給はなく、勤務中にスマホを見づらい雰囲気があるので、時刻の確認用にマストです」
クリーンな労働環境で、のびのびと働けます
「残業時間が少ないだけでなく、在宅勤務やフレックスタイム制の利用も可能。働きやすい制度が整っていることに加え、同期や上司も優しく協力的な人ばかりで、人間関係もノーストレス。これ以上ない最高の環境です」
アナログな業務が多くて、少し面倒……!
「古い価値観に基づいた業務が想像以上に多い! たとえば、オンラインで問題ない程度の打ち合わせも必ず対面で行ったり、メールの代わりにFAXを使ったり……。アップデートすればムダな労力を省けるのにな(汗)」
人生プラン
「目立つのが苦手なので、平均的なキャリアを歩むのが目標。2〜3年ごとに部署異動があるので、いろいろな部署でスキルを身につけながら、しかるべき時に昇進できれば十分。いずれは結婚もしたいです」
こんな人にオススメ!
「配属先によって仕事内容がまったく異なるため、何事にも興味を持って、日々の業務をコツコツこなせる勤勉な人。逆に新しいことをどんどん提案したい人は、物足りなく感じるかも」
大学生モニターズからの質問
Q 地域の人たちの生の声を聞く機会はどれくらいありますか?(大学2年)
「私自身が接するのは、林業に携わる人や専門学校生のみ。窓口がある市役所の職員のほうが、地域の人と話す機会は多いと思います!」
Q お仕事でやりがいを感じるのはどんな時ですか?(大学2年)
「林業従事者の方に"新しい視点だね""そんな考え方もあるのか"と褒められた時。浅学なりに、努力が認められたと感じられるので」
就活生へのアドバイス
「私の就活の反省点は、やりたいことを探さなきゃ!と決め込んでいたこと。散々悩んだ結果、発想を変えて不得意なことを排除していったら、すんなり自分にできそうなことが見つかりました。目標や好きなことがある人ばかりじゃないので、思い悩みすぎないでくださいね!」
2025年6月号掲載
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【就活】県庁職員2年目にOG訪問
「実は県庁にもインターンシップあり」【web限定】
Staff Credit
イラスト/seko koseko 取材・原文/中西彩乃 web構成/轟木愛美 web編成/ビーワークス