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映画『キリエのうた』で共演!アイナ・ジ・エンドさん、広瀬すずさんにインタビュー!

Interview

【ノンノインタビュー】アイナ・ジ・エンド 広瀬すず

過酷な撮影も一緒に乗り越えた初共演の二人

アイナ・ジ・エンドと広瀬すず

[アイナさん]カーディガン¥86900(CO¦TE)・トップス¥86900・キャミソール¥55000・スカート¥93500(3点ともN21)/IZA [広瀬さん]ジャケット¥132000/アオイ(MSGM) ピアス¥64900/エドストローム オフィス(オール ブルース) リング¥9900/ショールーム ロイト(ニナ・エ・ジュール)

──岩井俊二監督の最新映画『キリエのうた』で、アイナ・ジ・エンドさんは歌うことでしか“声”を出せない路上ミュージシャン・キリエを、広瀬すずさんはマネージャーのイッコを熱演し、初共演を果たした。

アイナ「撮影のスタートがかかった瞬間すずちゃんは黒目がぎゅっと定まって覇気が強くなるんです。竜巻みたいに周りを巻き込むお芝居をされるので、そばにいるだけで勝手に私も役になれました」

広瀬「アイナちゃんは枠にハマらず自由にお芝居される方だし、劇中で披露する歌も含めて、とにかく表現する才能に優れすぎていて。アイナちゃんなしではこの映画は成り立たなかったと思います」

──二人のクランクインは雪原のシーン。

広瀬「雪の上に二人で寝転がってアイナちゃんが歌を歌うのですが、すごく引きの絵だから絶対に私しか聴こえてなくて。なんて贅沢なんだと思いましたね」

アイナ「ただ、ものすごく朝が早かったので感覚が分からなくなるくらい寒くて。実はその日、私のマネージャーが普通にスーツ姿で現場に来たんです(笑)」

広瀬「あはは! そうだった!」

アイナ「でもすずちゃんのマネージャーさんはバッチリ完全防備で、カットがかかった瞬間に自分を盾にしてすずちゃんを風から守っていて。『大物俳優を守るってこういうことか!』と感動しました」

──ではお互いのマネージャーを務めるとしたら、どんなことをしてあげたい?

アイナ「猫耳をつけた超可愛い“すずにゃん”というキャラクターを作って、グッズを販売して大ヒットさせます!」

広瀬「絶対やだ(笑)。私はアイナちゃんに好きなペースで仕事をしてほしいな。そしてもしつらくなったら一緒においしいごはんを食べに行きます。あと、ミュージカル作品をもっと見てみたいです」

アイナ「やりたい! ていうか、すずちゃんと一緒に舞台に出てみたいなあ」

広瀬「確かに! 絶対に楽しそう♡」

Q

距離が縮まったきっかけは?

すずちゃんが話しかけてくれました(アイナ)

アイナ「ロケバスの中で突然『す、好きな食べ物は何ですか?』と聞いてくれて」

広瀬「え、覚えてない!(笑)」

アイナ「お芝居が初めてで緊張していたので、そのひと言で勇気をもらいました! ちなみに私は塩タンとごはんとスイカと焼き鳥。すずちゃんはラーメン一択でした(笑)」

Q

共演して見つけたお互いの魅力は?

アイナちゃんの関西弁が好き♡(広瀬)

広瀬「たまに関西弁を聞くと『あ、出た!』って思う」

アイナ「照れますね。今回の役は歌うことでしか声が出せない役だったからよかったです(笑)。私はすずちゃんの寝顔!」

広瀬「え、どうして?」

アイナ「使われなかったシーンも含めて、寝る場面がいくつかあったんです。猫ちゃんみたいで、やっぱり可愛かった」

Q

お互いの作品で好きなものを教えて!

初めてすずちゃんを知った『海街diary』(アイナ)

アイナ「目力はその頃からすごくあったけど、何か言いたげな"唇"がすごく印象的な俳優さんだなと思ったのを覚えています。そういう顔をしているところ、他の俳優さんでは見たことがないから」

広瀬「私は『死にたい夜にかぎって』かな。ドラマの主題歌だったと最近初めて知って1日で全話見ました。アイナちゃんが紡ぐ言葉とか感性とか孤独とか、心の奥にドゥンってくる感じがしてすごく好き」

P r o f i l e

あいな・じ・えんど

大阪府出身。"楽器を持たないパンクバンド"BiSHとして2023年6月まで活動。現在はソロとして活躍中。10月18日にKyrie名義にてアルバム『DEBUT』を発売予定。

ひろせ すず

1998年6月19日生まれ、静岡県出身。近作は映画『流浪の月』『水は海に向かって流れる』など。映画『片思い世界』が待機作品。

映画『キリエのうた』
©2023 Kyrie Film Band

映画
キリエのうた


歌うことでしか声が出せない路上ミュージシャンのキリエ(アイナ・ジ・エンド)、自らキリエのマネージャーを買って出た謎めいたイッコ(広瀬すず)、そして、いなくなってしまった恋人を探す夏彦(松村北斗)と、物語に大きく関わる教師のフミ(黒木華)。別れと出会いを繰り返す、4人の13年間の物語。●10月13日(金)より全国公開

2023年11月号掲載

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