憧れファッションブランドを作る先輩interview/Lil Ambitionブランドプロデューサーももちさん

2023.11.11

憧れファッションブランドを作る
先輩interview

個性や経験を生かし、"好き"を仕事にすることで自分らしい生き方を手に入れる。もちろんその裏には、並々ならぬ努力も。さまざまな業界の第一線で活躍する先輩たちにnon-no大学生エディターズが取材をする不定期連載がスタートします! 初回はノンノ世代憧れのファッションブランドで働く人々の気になるお仕事事情から、休日の過ごし方まで根掘り葉掘りインタビューしてきました!

Lil Ambitionブランドプロデューサー ももち(牛江桃子)さん

タレントエージェンシー「M-YOU株式会社」代表取締役社長兼ライブコマーサー。プロデューサーを務める「Lil Ambition」の着やせ服がSNSで話題!

BRAND Instagram: @lilambition_official

個人 Instagram: @momochi.661

Lil Ambitionブランドプロデューサーももち(牛江桃子)さん

主な業務内容

ニーズやトレンドの調査

商品の企画・選定

生産スケジュールの管理

サンプルの確認

ブランディング戦略の立案

ビジュアル撮影の指揮進行

その他販促活動の戦略立案

ライブコマースへの出演

Lil Ambitionブランドプロデューサーももち(牛江桃子)さん2

Career History

2015年 歯科衛生専門学校を中退後、地下アイドルとして活動→脱退。
2017年 アパレル会社でアルバイトを開始。Instagramの個人アカウントを開設し、人気ショップ店員に。
2019年 上京し、YouTubeチャンネルを開設。
2021年 アパレルブランド「Lil Ambition」を立ち上げ。
2022年 ライブコマーサーの育成やタレントのマネジメントを行う事務所「M-YOU株式会社」を設立&代表取締役社長に就任。

\ 今回取材したのは… /

non-no大学生エディターズ

No.156 misakiさん

カフェ巡りが趣味の大学3年生。ファッションが大好きで洋服作りの裏側にも興味津々! 

non-no大学生エディターズNo.156misakiさんとLil Ambitionブランドプロデューサーももち(牛江桃子)さん

挫折だらけの私だからこそお客さまの挑戦に寄り添いたい

misaki(以下m) ブランド立ち上げまでの経緯を教えてください!  

牛江(以下) 誰しも人生のなかで一度は“小さい野望”を持ったことがあると思うんです。私も無職だった時代、アパレル販売員だった時代、そしてアイドルという夢に挫折した時代……それぞれで小さな野望を抱いては、現実とのギャップにもがいていました。なかでも「アイドルになる」という夢を投げ出した後悔はなかなか消えなくて……悔しさを残したまま、もともと洋服が好きだったこともあり、アパレル業界に足を踏み入れました。すると、当時私が働いていたブランドでは、スタッフがInstagramの投稿やライブで、商品紹介をしていたんです。スマホ1台で、フォロワーの方から瞬時に反応が返ってくることが本当にうれしくて、とにかく頑張りました! ライブ配信で着用した商品が即完売してしまい会社から配信禁止令が出たことも(笑)。こうしてSNSでの活動に可能性を感じるようになりましたが、本格的な仕事にする覚悟はなかなか決まりませんでした。しかし、アイドル時代の私を知る友人が背中を押してくれたこともあり、一念発起して、YouTubeチャンネルを開設&ライブコマーサーとしての活動を開始。その後、私自身の生き方を知ってもらうことで「頑張ればももちみたいになれるかも」と思ってほしい。さらに願わくば、誰かが野望を叶える瞬間に洋服を通じて寄り添いたいとの思いでスタートさせたのが「Lil Ambition」です。

Lil Ambitionブランドプロデューサーももち(牛江桃子)さん4

ずっと夢見ていたのはファンと共創するブランド

m 素敵です! では、ブランドをプロデュースする上でのこだわりはありますか?

 「Lil Ambition」は立ち上げ当初からファンの皆さんとの共創をテーマに洋服を作ってきました。なぜなら、自分のアパレルブランドを持ちたいと考えるファンの方たちにプロデューサーの仕事を擬似体験してほしいから。たとえば、商品製作前にInstagramのストーリーズでアンケートをとったり、ブランドロゴを決める際にはライブ配信を通じて共にデザインを考えたりしたことも。さらに、「Lil Ambition」では商品のデザインを検討するファーストサンプルの段階から、ファンの方に意見を聞くライブ配信も実施しているんです。さまざまな声が届きますが、すべてを反映することは残念ながら不可能。服のバランスを見つつ、よいと思ったものを取り入れ、それ以外の意見をくださった方には、「どう着るのか」をお伝えするようにしています。このブランドの強みは、私自身がすぐお客さまの不安や要望に答えられる距離感。「実際の着用感を知りたい!」「どちらの色にするか迷っている」などの質問に対し、リアルタイムで提案できるのはライブ配信ならではの醍醐味だと思います。さらに、配信を行う上で特に大切にしているのは、具体的なコーディネートをイメージできるようにすること。この技はアパレルスタッフ時代に習得しました。会話からお客さまのワードローブを想像して、組み合わせまで考えるのが重要なんです。着ていくシーンまでお伝えして、ワクワクを共有できることがライブコマースの魅力だと感じています。
 これからもブランドの強みであるライブコマースを続けながら、まずはポップアップストアをたくさん実施して全国のファンの方々とリアルにお会いしたいです!

スタイルアップ服はファンの声から誕生!

「Lil Ambition」のスタイルアップ服

「Lil Ambition」のアイテムは着ているだけで気分が上がるし、着やせ&スタイルアップ効果も。どんなシーンでも自信をくれます! 

名古屋のポップアップでパワーチャージ!

名古屋のポップアップストア

先日、名古屋で中部初のポップアップストアを開催したばかり! ファンの皆さんと直接お話しをして、パワーをたくさんもらいました♡


気になるあれこれ全部聞いてみた!

non-no大学生エディターズが
憧れの先輩に1010答!

Q1 あなたにとって仕事とは?

誰かの新たな一歩を応援する場

ライバー時代、ファンの皆さんからたくさん応援してもらったように、今度は私が「Lil Ambition」の洋服を通じて、お客さまの新たな自分との出会いや幸せをつかむための一歩を応援していきたいです!

Q2 仕事のマストツールは?

PCとスマホ

仕事のマストツール

出先で配信することもあるので、PCとスマホは必ず持ち歩いています。多用している機能は、To Doを管理するためのスプレッドシートと、SNS投稿用のフォント変換アプリ。

Q3 日常の中で絶対に守ると決めているルールは?

どんな時も感謝を忘れない

自分を好きでいてくれる人や力になろうと思ってくれる気持ちに対して「ありがとう」と、言葉でしっかり伝えることを忘れないように、毎日心がけています。

Q4 あなたのモットーは?

やらない後悔よりもやった後悔

この言葉をまっすぐに言えるのは、「やらない後悔」と「挑戦」の両方を経験したから。地下アイドルの活動を投げ出したことについて、5年は後悔し続けたので……。

Q5 理想の女性像は?

母のように愛情深い女性

大切な人のためならどんなに大変なことも苦労と思わない、他人に喜んでもらうことが自身の喜びにつながるといったマインドは、すべて母の姿から学んだもの。私にとってずっと憧れの女性です。

Q6 仕事でへこんだ時のリフレッシュ方法は?

おいしいものをたくさん食べる♡

どうしても行き詰まってしまった時は、一度時間を置いて、思考をリセットするようにしています。あとは、おいしいものを食べるに限る! 最近はお肉をお取り寄せして、自宅で焼き肉パーティを開催、よい気分転換になりました。

Q7 今のあなたの頭の中を、円グラフで表すと?

頭の中の円グラフ

6割を占めているのは3つの仕事。どれも共通しているのは、ファンのみんなと一緒に作るという点。そして仕事と同じくらい大切なのが、愛猫♡ プライベートでは、「M-YOU」に所属する仲よしのみんなと旅行に行くのが楽しみです!

Q8 今の自分は目標とする自分像に対して何点ですか?

120点

ライブ配信を始めたばかりの時はSNSで食べていけるのか内心とても不安でしたが、まさかアパレルブランドをプロデュースし、タレント育成会社の社長になる未来が待っていたなんて……! あの時一歩踏み出した自分を褒めてあげたいので、120点です!

Q9 今季、ノンノ読者に特におすすめの商品を教えて!

2wayボアコート

Lil Ambitionブランドプロデューサーももち(牛江桃子)さん3

この冬のイチ押しは、2way仕様のボアコート。ロングで着ても可愛いし、ショート丈にフォルムチェンジするとスタイルアップ効果も! 

コート¥32800/Lil Ambition

Q10 ノンノ読者にメッセージをお願いします

まずは失敗をするのが第一歩!

ノンノ世代の皆さんには失敗前提でやりたいことに飛び込んでいってほしいです! 夢はすぐ叶えられるものではないし、一歩踏み出すのも勇気がいることだと思います。まずは小さな野望を叶えるところから始めて、その成功を糧に次の一歩を踏み出すことで、大きな野望を叶えてほしいです♡

2023年12月号掲載
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