――今作はスリリングな青春ドラマになりますが、撮影中の雰囲気はいかがですか?
「とっても和やかな雰囲気です。キャストの皆さんはすごく落ち着いていて、気を遣うことなく、本当のクラスメイトと一緒にいるような感覚なんですよね。監督もとてもユニークな方で、待ち時間にみんなに声を掛けて、“みんなで表情筋を動かそう!”と、顔の運動を始めたんです。それは怒った時により怖い顔になるように眉毛を思いっきり上にあげたり、目を開いたりすることが自然にできるようになるトレーニングで、とても新鮮でした。もしかしたら、クランクアップする頃には、自由に顔を動かせるようになっているかもしれません(笑)」
――表情に注目ですね!演じる“桜庭杏花”は、どんなキャラクターですか?
「杏花は、ほわっとした癒し系のキャラクターです。ただ、プロフィールには“芯を食ったことをズバッと言う”とあるので、今後どう変化するのかが楽しみですね。それに、話が進むにつれて、キャストそれぞれの抱えている事情が深く描かれていくんですが、杏花のことも、知れば知るほど、見る目も変わってくると思うので、終わる頃に、杏花のことをより好きになってもらえるように、演じていけたらいいなと思っています。まずは、プロフィールにあるように、早く皆さんがドキッとするようなギャップのあるセリフを言いたいですね(笑)」
――監督からはどんなリクエストがありましたか?
「“みんなを癒やしてほしい”と言われたんですが、それが難しくて…(笑)。しかも、セリフが終わった後も、カットがかかるまで時間があることが多いので、どんな動きが癒し系の杏花っぽいのかということを考えながら演じています。頑張って演じているので、セリフの後の余韻のシーンも使ってもらえたらうれしいですね」