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2026.04.24
今年2月に緊急避妊薬(アフターピル)が市販化され、大学生の間でも大きな話題に。まだ妊娠を希望しない人が多い大学生世代にとって、避妊について正しい情報を知ることは人生を左右する選択と言っても過言じゃない! そこで、自分を守ることにつながる避妊について、産婦人科医の高尾美穂先生にお話を伺いました。

大学生にアンケート調査を実施し、ノンノ世代の避妊事情をリサーチ。実践する避妊方法や、妊娠の不安を抱いた経験など、みんなのリアルな回答をまとめました。
※19歳〜23歳のnon-no大学生エディターズ53人が回答。2/5〜2/11に実施。

9割以上が避妊をしていたものの、1割弱の人が「することもあればしないこともある」もしくは「していない」と回答。「パートナーが避妊してくれなかった」という声もあり、自分は避妊をしたいのにできていない人もいるみたい。

コンドームで避妊をしている人が圧倒的多数で、ピル(経口避妊薬)を選択している人は、わずか3.6%。さらに、腟外射精や、妊娠しにくい時期に性交渉を行うといった、避妊効果が不確実な方法を選んでいる人が1割以上も。

4割弱が妊娠可能性の不安を経験したことがあると回答。「お酒を飲んだ勢いで、コンドームをつけずにしてしまった」や「1週間以上、生理が遅れたから」など、その経緯はさまざま。なかには、「ちゃんと避妊はしていても、次の生理がくるまではいつも不安」という人も。

妊娠検査薬で確認したり、病院に行ったり、不安を解消するためのアクションを起こしていたのは5割弱。性交渉を行った相手に相談した人はいたものの、保護者に相談した人は皆無。3割以上が、誰にも言えず一人で悩み、行動もできずにいたことが明らかに。
避妊の正しい知識を学ぶため、non-no girlsの小杉怜子&せきぐちりさが産婦人科医・高尾美穂先生の元へ! 大学生世代の避妊にまつわる疑問やお悩み、さらに、今年2月に市販化された緊急避妊薬について、教えてもらいました。
教えてくれたのは

産婦人科専門医、医学博士、婦人科スポーツドクター
女性のための統合ヘルスクリニック 「イーク表参道」 副院長を務める傍ら、メディア出演やSNS、著書などを通じて女性特有の悩みに寄り添う情報を発信している。著書に、『「自分が主役」で生きたらいいじゃん 頑張ってきたあなたに贈る80の言葉』(扶桑社)、『大丈夫だよ 女性ホルモンと人生のお話111』(講談社)など。
避妊をしなかった時に妊娠する確率って?

高尾先生:
妊娠が可能な「生殖年齢」は、一般的に、女性では10代半ばから40代半ばくらいまで。男性はそれよりも長い期間、妊娠に関わる可能性があります。こうした年齢の男女が避妊せずに性交渉を行った場合、妊娠する確率は1回あたり20〜30%ほどといわれています。
せきぐち:
かなり高い確率ですね…!
高尾先生:
そう。これまで避妊をしていないにもかかわらず一度も妊娠していない場合、「たまたま妊娠に至らなかっただけ」と考えることができますね。
コンドームを使っていれば安心してもいい?
高尾先生:
WHO(世界保健機関)などの国際的な指針では、コンドームは避妊だけでなく、主に性感染症の予防としての役割が重視されています。その理由の一つが、実際の性交渉では「途中から装着する」「外した後に再び行為がある」といったケースも起こり得るため。こうした点を踏まえると、避妊方法としての確実性は、使い方によって差が出ると考えられるんです。性感染症予防としてコンドームを着用しつつ、ピルなどを併用することで、より予期しない妊娠のリスクを下げることができます。
小杉:
避妊目的でピルを服用する大学生も増えている印象があります。ピルの避妊効果は、どれくらいあるのでしょうか?
高尾先生:
女性が自分で避妊をコントロールできるピルは、正しく服用すればコンドームよりも高い避妊効果が期待できます。ただし、その効果をしっかりキープするためには、毎日なるべく同じ時間に飲むことが大切。「だいたい同じ時間でいいかな」と服用時間がばらつくと、効果が下がる可能性もあるので注意が必要です。
腟外射精や“安全日”の性交渉は避妊方法と考えていいの?
高尾先生:
結論から言うと、どちらも望ましい避妊方法とは言えません。腟外射精は、射精の瞬間だけ腟の外に出す方法ですが、それ以前に分泌される体液にも精子が含まれる可能性があります。また、「安全日」は、生理周期のなかで「妊娠しにくいタイミング」を指す言葉として使われることが多いですが、医学的な用語ではありません。さらに、妊娠しにくい時期を正確に見極めるのはとても難しいもの。どちらも、妊娠のリスクは大いにあることを知っておきましょう。
せきぐち:
妊娠して困る状況にあるのであれば、コンドームやピルなどで、きちんと避妊をすることが大切ですね!
高尾先生:
その通り! 性交渉は決して悪いことではなく、現代ではコミュニケーションの一つとして捉える人も多いですよね。だからこそ、どちらか一方でも子どもを望んでいないのであれば、妊娠を防ぐための対策を取ることが大切。そうすることで、安心してパートナーとの時間を楽しめるようになります。

市販化が話題になった「緊急避妊薬(アフターピル)」ってどんなお薬?

小杉:
今年2月、緊急避妊薬がドラッグストアなどで購入できるように。ネットニュースやSNSでも大きな話題となり、大学生世代からの反響の声も多く上がっていました。
せきぐち:
すごく話題になっていたよね。まだ妊娠を望まない人も多い大学生世代にとっては、とても身近なテーマですし、きちんと知っておくことが大切だと感じました。そもそも、緊急避妊薬とはどんなお薬なのでしょうか?
高尾先生:
緊急避妊薬は「アフターピル」とも呼ばれ、避妊に失敗した、または失敗したかもしれない性交渉の後に服用するお薬です。排卵を遅らせることで妊娠を防ぐ仕組みで、性交後72時間以内に服用すれば、約80%の確率で妊娠を防げるとされています。
小杉:
市販化されたことで、利用者にはどんなメリットがあるのでしょうか?
高尾先生:
市販化される以前は処方薬で、婦人科を受診して処方箋をもらう必要がありました。しかし、「診療時間内に行けない」「近くに産婦人科が少ない」「心理的に行きづらい」といった理由で、受診が難しい人も少なくなかった。ドラッグストアで直接購入できるようになり、こうした時間的・心理的なハードルがぐっと下がったことは、大きなメリットといえます。
緊急避妊薬を服用した後、妊娠していないかどう確かめる?

せきぐち:
なるべく早く服用することが必要なお薬だから、アクセスのよさは大事ですよね。服用した後、避妊に成功したかどうかは、どうやって確認できますか?
高尾先生:
服用した日から3週間後を目安に、妊娠検査薬で確認するか、婦人科などの医療機関を受診しましょう。検査結果が陰性であれば、妊娠していないと判断できます。3週間のあいだに生理がきたとしても、妊娠初期に起きる出血の可能性もあるため、必ず妊娠検査薬でチェックしてくださいね。
もう一つ覚えておきたいのが、緊急避妊薬は服用後の性交渉による妊娠は防げないということ。「飲んだから大丈夫」と思って避妊をせずに性交渉をすると、妊娠のリスクは通常通りあります。服用後3週間のあいだに性交渉をする場合は、必ず避妊をしましょう。
薬剤師の前で服用するルールはなんのためにあるの?

小杉:
ドラッグストアで購入した際、薬剤師さんの前で服用することがルールとして定められていますね。そういったルールを聞いたことがなかったので、驚きました。
高尾先生:
このルールの目的の一つは、悪用を防ぐことにあります。これまで市販化が進まなかった大きな理由の一つが、「本人の意思ではなく、誰かに飲ませる」といった使われ方への懸念でした。そこで、面前服用を義務化することで、本人が自分の意思で使用していることを確認できる仕組みが整えられた。つまり、誰もが安心して使えるようにするためのルールなんです。
せきぐち:
服用後に気をつけるべき副作用はありますか?
高尾先生:
予定外の出血や、軽い腹痛が起こる可能性はあります。ただ、これまで産婦人科で使われてきた実績から、こうした副作用を過度に心配しすぎる必要はないと考えられています。
せきぐち:
SNSで市販化に関する反響を見ていると、「緊急避妊薬を使うことで、将来妊娠しにくくなったらどうしよう」と不安に感じる声が少なくありませんでした。
高尾先生:
緊急避妊薬は体に蓄積されるものではなく、影響があるのはその時の生理周期のみです。妊娠していないことを確認し、きちんと次の生理がきていれば、その時点で薬の作用はリセットされたと考えて大丈夫。将来の妊娠に悪影響を及ぼすことはありません。
緊急避妊薬の存在を理由に避妊を拒否されないか心配…

小杉:
緊急避妊薬の存在を理由に、避妊を拒否する男性が増えるのでは?という声もありました。そんな時、「嫌われたくない」という気持ちから、受け入れてしまう人もいるかもしれません。
高尾先生:
避妊を拒否するような男性には、嫌われてよかった!と思ってほしい。本当にあなたのことを大切に思っているなら、あなたの体のこともきちんと考えてくれるはず。避妊を軽く扱ったり、あなたの意思を無視するような相手に、無理に合わせる必要はありません。あなたを大切にしてくれる人と出会うチャンスは、これからいくらでもありますよ。
小杉:
逆に、女性側にとっても、性交渉のハードルが低くなる要因になるのでは?という意見もありました。
高尾先生:
性交渉に至るハードルは人それぞれ。でも、「自分の体を大切にしたい」「自分の人生をきちんと選びたい」と思う気持ちは、みんな一緒ですよね。自分の意思で性交渉を選ぶ時、緊急避妊薬の存在があることで、自分の体を大切にしなくなるとは考えにくいと思う。
一方で、現実には望まない性交渉が起こることもあります。被害に遭うのは女性に限りませんが、妊娠のリスクを負うのは女性です。さまざまな事情から病院や警察に相談できない人もいるなかで、妊娠を回避する手段にアクセスしやすい環境は、社会として必要なサポートだといえるでしょう。

大学生世代は避妊とどう向き合っていけばいい?
せきぐち:
先生のお話を伺って、避妊を自分で選択すること、パートナー任せにしないことの大切さを改めて感じました。最後に、大学生世代の女性が避妊とどう向き合っていくべきか、アドバイスをいただけますか?
高尾先生:
学生世代の避妊事情を伺って、避妊を男性に委ねている人がとても多い印象を受けました。性交渉には必ず妊娠の可能性があり、そのリスクを負うのは女性。そして妊娠は、体や人生、キャリアに大きな影響を及ぼします。だからこそ、子どもを産みたいかどうか、いつ妊娠・出産するのかは、女性が自分のタイミングで決めていい。妊娠を回避するための避妊も、自分自身で選んでいくことが大切だと思います。
緊急避妊薬は、女性が自ら起こせるアクションの一つ。予想外のアクシデントがあった時に、その存在を知っていることが、自分の体と人生を守ることにつながります。いざという時のために頭の片隅に置きつつ、それに頼らなくてもいいように、避妊の知識や選択肢をしっかり身につけてくださいね。

緊急避妊薬「ノルレボ®︎」

ノルレボ 要指導医薬品 緊急避妊
メーカー希望小売価格:¥6800(税抜価格)
※この医薬品は、緊急避妊薬に関する研修を受けた薬剤師から説明を受け、「使用上の注意」をよく読んでお使いください。
避妊をせずに性交してしまった場合や、コンドームの破損、ピルの飲み忘れなどで避妊に失敗した際に、妊娠を防ぐために服用する薬。性交後72時間以内に服用する必要があり、主に排卵を抑制・遅延させることで妊娠を防ぐ。緊急避妊薬の販売についての研修を修了した薬剤師が勤務する薬局・ドラッグストアで購入でき、原則としてその場で服用することが求められている。
産婦人科医監修
「LunaLuna 避妊情報ナビ」もチェック!生理日・排卵日予測など、女性の体調管理にまつわる幅広い機能を提供するアプリ「LunaLuna」に、緊急避妊薬の服用記録や体調確認リマインド機能が加わりました。服用から3週間後に妊娠の有無を確認するためのリマインドをしてくれるほか、避妊の正しい情報も発信。
※「ノルレボ®︎」はPerrigo社の登録商標です。
お問い合わせ先
第一三共ヘルスケア
お客様相談室
0120-337-336
(受付時間9:00~17:00※土・日・祝日を除く)
Staff Credit
モデル/小杉怜子 せきぐちりさ(ともにnon-no girls) 撮影/倉方真帆 ヘア&メイク/浅井千緩 取材・文/中西彩乃