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No.056 ごっふぃー

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【読書】春休みにいかが? 大学生がおすすめするミステリー小説6選

テストも落ち着き、もうすぐ春休み。
すでに予定を詰めこんでいる方も多いかもしれませんが、なかには意外と予定が埋まらずスケジュール帳が真っ白……という方もいるのではないでしょうか。
そんな方は、時間のある今だからこそ小説をたくさん読んでみてはいかがでしょう?
特にミステリー小説は頭を使ったりハラハラドキドキしたりする展開が多く、時間を忘れて没頭できるはずです。
今回は、ミステリー好きの大学生が勧めるミステリー小説を6つご紹介します!

世界でいちばん透きとおった物語 / 杉井光 著(新潮社)

世界でいちばん透きとおった物語 / 杉井光 著(新潮社)
今1番キテるミステリー小説と言っても過言ではない作品。
書店で見たことがある方も多いのではないでしょうか。
この作品はストーリーの面白さもさることながら、その唯一無二の構造で非常に話題を集めました。
普段読書しない方も、日頃から読書が趣味の方も面白く読める物語です。

あらすじ

死亡した有名小説家・宮内彰吾の隠し子である藤坂燈真は、ある日、異母兄弟から連絡を受ける。
それは、宮内が死の直前まで記していたという遺作の在りかを尋ねるものだった。
燈真は異母兄弟とともに遺作を探し始めるが……

こんな人にオススメ!

①今までにない読書体験を得たい人

「世界でいちばん透きとおった物語」のトリックは唯一無二で、他の作品とは一線を画します。
これまでたくさん本を読んできた方でも、新鮮な読書体験を得られるでしょう。

②電子書籍派の人

おそらく、この作品は電子化できないと思います。
普段は電子書籍で小説を読んでいる方も、この作品に限っては紙の書籍で、紙ならではのトリックを存分に味わってみてください。
この作品が「世界でいちばん透きとおっ」ているとわかるはずです。

medium 霊媒探偵城塚翡翠 / 相沢沙呼 著(講談社)

medium 霊媒探偵城塚翡翠 / 相沢沙呼 著(講談社)
本格ミステリ大賞や「このミステリーがすごい!」など数々の賞を獲得した作品。
まるで推理クイズのような要素もありつつ、ライトノベルを思わせる雰囲気も兼ね備えており、ミステリー初心者の方も非常に読みやすい作品です。
装丁に描かれた、妖艶な笑みを浮かべる女性の絵が目を惹きます。

あらすじ

推理作家の香月史郎はひょんなことから霊媒師の城塚翡翠と出会う。
霊の声が聞ける翡翠とたぐいまれな推理力を持つ香月はタッグを組み、数々の難事件を解決していく。
一方、巷では若い女性を狙った連続殺人事件が発生しており、依然として犯人は捕まらない。
翡翠にも、徐々に犯人の魔の手が迫る……

こんな人にオススメ!

①本格ミステリが好きな人

本格ミステリとは、トリックや謎解きに主眼を置く作風のこと。
この作品も本格ミステリに分類され、論理的に突き詰めれば読者でもトリックがわかる仕組みとなっています。
自身も謎解きしながらミステリーを読む人は、ぜひ作者に呈示された謎に挑戦してみてください。

②どんでん返しの展開が好きな人

ラストはとんでもないどんでん返しです!
思わずあっと言ってしまうような結末を目の当たりにしたい方は最後まで読み進めてください。

満願 / 米澤穂信 著(新潮社)

満願 / 米澤穂信 著(新潮社)
『氷菓』などで知られる米澤穂信さんの作品が6つ収録された短編集。
『氷菓』は爽やかな学園ミステリーですが、『満願』は少しゾッとする大人向けミステリーです。
特に1本目の『夜警』は人間の恐ろしさが垣間見える作品で、個人的にお気に入りです。

こんな人にオススメ!

①さくっと読みたい人

短編集なので1話の分量は短めです。
勉強の合間などにさっと読みたい方にオススメです。

②「人間が1番怖い」話を読みたい人

ミステリーに分類される作品ですが、ホラーの要素も含んでいます。
それもオカルト的な怖さではなく、人間の恐ろしさが垣間見えるような物語が多いです。
「結局1番怖いのは人間」という話を読みたい方はぜひ。

兇人邸の殺人 / 今村昌弘 著(東京創元社)

兇人邸の殺人 / 今村昌弘 著(東京創元社)
神木隆之介さん・浜辺美波さん主演で映画化もされた『屍人荘の殺人』シリーズの第3作。
このシリーズはどれも本当に面白いのですが、『兇人邸の殺人』はミステリーとしてもヒューマンドラマとしても特に素晴らしく、とても心に残る作品でした。
第1作と第2作を読んだ方が物語の理解が深まると思いますが、『兇人邸の殺人』から読み始めても十分楽しめるのではないかと思います。

あらすじ

神紅大学ミステリ愛好会に所属する葉村譲と剣崎比留子は、前々から追っていた謎の研究機関について調査するため、とあるテーマパークを訪れる。
園内の「兇人邸」と呼ばれる館に、機関の研究成果があるらしい。
兇人邸を探索する葉村と比留子だが、“異形の存在”による殺戮事件が2人を待ち受けていた……

こんな人にオススメ!

①ファンタジー作品が好きな人

詳しくはネタバレになるので言えませんが、このシリーズはミステリーにしては珍しくファンタジックな要素が含まれています。
論理で真相を突き止めていくミステリーと、現実を超えた能力や設定が出てくるファンタジーは相反するように見えますが、『屍人荘の殺人』シリーズは現実であり得ない現象のなかで、事件の真相を論理で突き詰めていくというユニークな作風です。
普段ファンタジー作品をよく読む方は楽しめると思います。

②一風変わった密室トリックを読みたい人

密室トリックは別の作品でも頻繁に登場しますが、この作品は他作品と一線を画したクローズドサークルが現れます。
ちょっと変わった密室トリックを読んでみたい方にオススメです。

母性 / 湊かなえ 著(新潮社)

母性 / 湊かなえ 著(新潮社)
母と娘の複雑な関係性をおぞましく描いた作品。
「母になること」の恐ろしさを1人の女性として考えさせられた物語でもあります。
2022年に永野芽郁さん・戸田恵梨香さん主演で実写映画化されたので、記憶に新しい方も多いのでは。

あらすじ

娘を愛せない母と、母から愛されたい娘。
それぞれ闇を抱えながらも平和に暮らしていた家族に、ある事件が発生する。
これをきっかけに、母と娘の間には埋められないほど大きな溝ができていく……

こんな人にオススメ!

①イヤミスが好きな人

湊かなえさんは「読後にイヤな気分になるミステリー」、通称イヤミスと呼ばれる作風で有名です。
この作品も『告白』ほどではありませんが、読んだ後にイヤな気分の残るミステリーだと思います。
イヤミスがお好みの方はぜひご覧下さい。

②映画『母性』を観賞した人

映画『母性』は公開前から注目されていた作品なので、ご覧になった方も多いと思います。
映像では語り尽くせなかった登場人物の心情も、小説では余すことなく味わえます。
シーンを思い浮かべながら小説版を読んでみてください。

ポピーのためにできること / ジャニス・ハレット 著、山田蘭 訳(集英社)

ポピーのためにできること / ジャニス・ハレット 著、山田蘭 訳(集英社)
今回紹介する唯一の海外作品。
「21世紀のアガサ・クリスティー」という異名を持つジャニス・ハレットさんのデビュー作です。
ページ数は多めですが、読みやすい文体なのであまり時間をかけずに読破できるはずです。

あらすじ

片田舎の有力者であるマーティン・ヘイワードの孫娘・ポピー(2歳)に難病が見つかった。
治療には莫大な金が必要となる。
ヘイワード家は人望を駆使し、ポピーのために募金活動を開始。
しかしこの募金活動が大きな悲劇を生むことになる……

こんな人にオススメ!

①独特な文体を楽しみたい人

1人称視点で描かれた作品ですが、会話だけでなく新聞記事・メール・通話記録・メモなど、多様な形式で物語が進みます。
他の作品にはないかなり特徴的な文体なので、飽きずに楽しめるのではないでしょうか。

②多角的な視点から物語を読みたい人

この物語の大きな特徴は、数十人いる登場人物それぞれからの視点でストーリーが進むこと。
1つの出来事をとっても、AさんとBさんで捉え方がまったく異なる様子がわかって非常に面白いです。

春休みはミステリー小説の世界に浸ろう!

時間に余裕のある春休みは、小説を読みまくる絶好のチャンス。
春休みの予定のない日は、ぜひミステリー小説に没頭してみませんか?

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