日頃考えていることや、季節にちなんだテーマについて語る新連載。新たなスタートを切ったさくちゃんが春になると思い出すのは、どんな景色？

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感動した味に会いに行く、一人旅をしてみたいな

　今月から新連載「さくらごよみ」が始まりました！ ノンノで自分の連載を持つことに憧れがあって、先輩方の連載も毎月読ませていただいていたので、そこに自分も加われることが決まったと聞いた時はすごくうれしかったです。今まで好きなものや考えていることをお伝えする機会があまりなかった分＂どう思われるかな？＂っていう不安もあるけれど、私について深く知っていただける場になったらいいなと思っています。

　1回目のテーマ＂はじまりの季節＂と聞いて思い出すのは、入園式や小学校の入学式。どちらも、当日の朝は「絶対行きたくない！」って泣いて、向かう途中もお母さんに手を引かれながら泣きじゃくって、着く頃には私もお母さんもヘトヘトに（笑）。今ではもう家族のなかで笑い話になっているけど、人見知りな私にとって当時新しい環境に飛び込むのはそれくらい深刻な出来事だったんですよね。お母さんには本当に迷惑をかけていたなって思います。中学の入学式の頃には、さすがに泣かずに一人で登校できるように（笑）。でも、人見知りな性格は変わらないままだったので、初めて会う同級生と関係を築くのには時間がかかりました。そんな私が中学で友達を作ることができたのは、吹奏楽部に入ったおかげ。放課後は毎日練習があったので、部活のなかで仲のいい子がだんだん増えていって、学校に行くことも楽しくなっていったんです。

　お仕事を始めてからも初めましての場はたくさんあるけれど、何度経験しても緊張するところは変わらないですね。毎回、当日を迎えるかなり前から「あと○日だ……！」ってカウントダウンしながらドキドキしている自分がいます。こんな私だけど、乃木坂46の後輩ができてからはちょっとした変化も。なかには「テレビで見てて、遠藤さんが好きでした」と声をかけてくれる子もいるので、そんなふうに言ってもらえる人にふさわしい自分になりたくて、＂もっとしっかりしなきゃ！＂という意識が強くなりました。後輩ができた当初はどう接すればいいか分からなかったけど、最近は緊張している子がいたら私のほうから話しかけられるように。といっても、そんなに多くはしゃべれないから（笑）、隣に座って「私も同じ気持ちだから大丈夫だよ」っていうことを頑張って伝えています。

　これから新しく始めたいのは、一人旅！ 私は普段びっくりするくらい家から出ないんですけど、20歳になった時に「外に出るきっかけとして、一人旅をしたい」って宣言していたんです。なのに全然実現できていないので、連載が始まったのを機に行動に移したくて。一人で飛行機に乗る勇気はまだないから、新幹線で行ける距離で考えるとしたら……。そうだ、2年前に全国ツアーで初めて広島に行った時に食べた＂揚げたもみじまんじゅう＂のおいしさに感動してしまったので、もう一回食べに行きたいな。無事に一人旅デビューできたら、また連載で報告させていただきます！

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