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2024.04.19更新日:2024.05.17
実際に働いている人でないと分からない業界事情を知ることができると好評の連載。今回は、 教育系企業で営業として働くOGに話を聞きました。
勤務地 | 東京都 |
仕事内容 | 「幅広い世代の子どもを対象に通信教育のための教材を制作&展開しており、営業部門の仕事はそれらの販売促進業務全般。私は、担当する教材について既存の受講生に郵送するDM(ダイレクトメール)やビラ、また、SNSに掲載するポップなどの広告物を制作しています」 |
給料 | 【初任給】22万円 【現在】32万円 「月ごとに残業時間が異なるため、それに伴って給与も増減。残業が少ない月で29万、多い月で35万ほどです。また、ボーナスは人事評価で少し変動します」 |
残業の有無 | 平均50時間/月 |
ボーナス | 平均70万円/年2回 |
有給休暇 | 年12日 「子育て中の方も多く活躍する職場で、働き方はかなりフレキシブル。お子さんの発熱などの急な事情でも休みやすく、私も有休はほとんど消化できています」 |
「就活対策で最も力を入れたのは、ES作成です。まず、志望業界の内定者が提出したESを就活アプリで集めて、通過しやすい構成を研究。それをベースに、自分のエピソードをあてはめるように書いたところ、ほぼ全ての企業の選考を通過しました! 個人的な考察ですが “結論ファースト”で無駄がないESは通りやすいと思います。
それから、面接対策として実践したことも効果的だったと感じています。初めての面接で、ガチガチに緊張して口が回らなくなってしまい……。以降、面接の直前まで友達とおしゃべりしたり、カラオケで歌ったりしたところ、言葉がスムーズに出てくるように! 特に、友達と話した後の面接では、頭の回転も早かった感覚があります。面接が苦手な人は、ぜひ試してみてください」
「入社の決め手となったことの一つが、充実した福利厚生。珍しいものを挙げると、社内にマッサージ施設があります。事前予約制ですが、勤務中に無料で30分のマッサージを受けることができるんです。また、領収書を提出すれば、社外で受けたマッサージや整体院の施術費、メガネやコンタクトレンズ、薬の費用も負担してもらえるなど、社員の健康をサポートする制度の充実度はかなり高いと感じます。 」
さらに、悩みを抱えた社員のためのメンター制度というものもあり、自分の部署の上司には言いにくいことを、別部署の先輩に相談することができます。ちなみに、これらの制度は全体のごく一部。就活中は福利厚生まで検討していないという方もいるかもしれませんが、実際に入社してみると、とても助かりますよ!」
「私が働く部署は子育て中の女性社員が多く、良い意味で家庭が優先!という雰囲気。子どもの体調不良で休む人に対して冷たい態度の人はおらず、むしろ気にせず休んで!と応援しています。子育て支援制度も充実しており、男性でも育休を1、2年取る人が珍しくありません。ライフワークバランスを両立しやすい環境です。 また、子育てへの専念を理由に退職した人を積極的に再雇用している印象もあり、私自身、ライフプランの選択肢が広がりました」
「教育業界で働きたいという気持ちが定まっていたおかげで企業の選定が順調に進んだ経験から、就活ではまず軸を決めることが大切だと思います。後悔しないよう、己の心としっかり向き合ってほしい。その上で、給与や福利厚生の検討も忘れずに。待遇に不満があると、やりたい仕事でも前向きに取り組み続けられない気がするので!」