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「肩が終わる」。若者がトートよりリュックを選ぶワケ【今ドキ若者調査Vol.14】

「黒リュックに合いますよ」で服が売れる時代が来る?

最近、ゆとり教育後の小学生のランドセルが重すぎることが問題視されているが、バッグが重いのはノンノ読者である大学生も同じだ。教科書はもちろんのこと、学部によってはノートPCも毎日持ち歩くのが昨今の通学事情。毎日バッグに入れるそのPCは学部で指定され、重さは考慮されないというから気の毒である。「肩が終わる」とは、そんな若者女子が通学用にトートバッグを持ったときの悲痛な叫びなのだ。ということで今、若者女子のデフォルトは「リュック通学」。ではファッション誌で見たいのは今ドキリュックのカタログか? 答えは否である。
「肩が終わる」。若者がトートよりリュックを選ぶワケ【今ドキ若者調査Vol.14】_1_1
2018年6月号
リュックはお気に入りの黒がひとつあれば十分。コーディネイトにおいてはご飯とお味噌汁のように、当たり前のように存在してくれればいい、というのが若者女子のインサイト。なぜかというと、どんな色や形であろうとリュックを背負うだけでカジュアル度がマックス値に到達すると知っているから。若者女子は「子供っぽく見える」ことを最も嫌い、「カジュアルと可愛いのミックス」を自分らしいと感じている。だから、知りたいのは「毎日黒リュック」を前提とした上での「可愛く見えるコーディネイト例」で、欲しいのも「黒リュックでおしゃれができる服」なのだ。
四半世紀前より、店頭で服を売るキラーワードは「デニムに合いますよ」だろう。とはいえ今ドキの若者女子相手なら、「黒リュックに合いますよ」というのも効果的かもしれない。
■お問い合せ先
集英社・広告部 メディアプランニング課
TEL:03-3230-6202

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