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2019.12.31
二十歳で出会ってほしい、音楽のようなことば
「写メでしか見てないけれどきみの犬はきみを残して死なないでほしい」。新進気鋭の歌人がかけがえのない日常を鮮やかに31音に切り取る。添えられる安福望さんの絵もさらに夢らしさを増幅させている。クリスマスプレゼントにもおすすめ。
たとえば、夜中に街を歩いていてふと空を見上げたときの切なさとか、イヤホンで聴いている音楽が心にかちっとはまって奇跡みたいに聴こえるときとか。名前もつけられない、誰にもうまく伝えられないような一瞬の心の動きは、記録しておくことが難しく感じる。そんなきらめく瞬間をおどろくほど正確に切り取っているのがこの歌集だ。短歌というと、なじみのない人には難解に思えるかもしれないが、この本なら200%心配無用だ。まるで写真のようにぱっと情景を浮かび上がらせ、一度聴いたら忘れられない音楽のように心の中にずっと響いてくる。読書は苦手という人でも、これを読んだら、意味を理解する前に感覚そのものが手の中に飛び込んでくるような、不思議な体験ができると思う。
大人だからこそ感じるさみしさや悲しさに触れながらも、読んだ後はふわふわのぬいぐるみと眠るときのようなやさしい気持ちが身体じゅうに溢れる。夢のような本だ。
一緒に読みたい「刺さる言葉」
自由律俳句、という1行の短い言葉で饒舌に語られるのは、日常のふとした瞬間に訪れる寂しさやダサさ。ネガティブゆえに光り輝く言葉たちは、大喜利のように笑えるが文学のように切ない。
現代短歌の鬼才による、一つの小説のような歌集。ちょっとエキセントリックな少女まみが突然主人公の部屋に住みつくことで始まる、激しく傷つきやすい恋愛の行方が短歌で描かれる。
●はなだ ななこ
HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGE店長。著書に『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと』がある。

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