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【伊藤健太郎、語る vol.4】子供の頃なりたかったもの、役者への道。

伊藤健太郎、語る

もっと聞きたい「俳優・伊藤健太郎」

どんな幼少期を過ごし、何をきっかけにこの世界に飛び込んだのか……。本人が語る"俳優・伊藤健太郎ができるまで"。

【伊藤健太郎、語る vol.4】子供の頃なりたかったもの、役者への道。_1_2

自分が役者になるなんて子どもの頃は想像もしてなかった

「生まれてから一番最初の記憶は赤ちゃんの頃。ジャングルジムを腕だけで登っていた記憶。家に家庭用のジャングルジムがあって、そこに滑り台がついていたんだけど。まだ歩けないのに、必死にそれをよじ登り、滑り台をスベッてはまた登る……そんなことを繰り返していたみたいで。そのせいか、筋肉ムッキムキだったらしいです。赤ちゃんの頃の僕(笑)」

子どもの頃はとにかく元気。外に飛び出しては泥だらけになってくるヤンチャ坊主だった。

「で、悪さするたびに近所のおじちゃんにゲンコツもらったりしてね(笑)。地元は昭和な雰囲気が残っている感じで。両親が共働きだったから、近所のおじさんやおばさんが幼いオレの面倒を見てくれたんですよ。壁がないフランクな性格はそのせい? 自分ではよく分からないけど、人が好きなこの性格はそうなのかもしれない」

宇宙飛行士、バスケの選手、ラーメン屋……子どもの頃はなりたいものがたくさんあった。そんな伊藤さんがなりたいもののラインナップに入っていなかった芸能界の仕事に関わるようになったのは14歳の頃。知人の紹介でモデル事務所に所属したのがすべての始まり。

「単純に洋服が好きだったから"おもしろそうだな"と思って。完全に好奇心だったんです。役者の仕事も自分では全くやるつもりがなくて。そんな僕の運命を変えたのが、周りにすすめられるまま受けた蜷川幸雄さんの舞台のオーディションだったんです。当時は芝居経験もなく素人同然。受かるなんて1ミリも思っていなかった。でも、"とりあえず行くか"と向かった会場には、本気で役者を目指す同世代が集まっていて衝撃を受けたんですよね。夢に向かうみんなの熱量はもちろん、自分の小さなテリトリーの外にこんな世界があったことに。当たり前だけど、そのオーディションには落選。それがまた妙に悔しくて……。自分もここにいるなら挑戦してみたい、そう思うようになったんです」

そんな伊藤さんの背中を押したのが、蜷川さんがかけてくれたこんな言葉だった。

「2次審査に進んだ時、全員に向かってこう言ってくれたんです。"今、ここにいるということは僕が認めているということ。落ちても受かっても、自信を持ってくれ"と。そんなことを言われたのは初めてで……すごくうれしかった。悔しい思いを経験して"本気でやってみたい"と思ったし、蜷川さんのその言葉が"自分にもできるかもしれない"と思わせてくれたんですよね」

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とはいえ最初は分からないことだらけ。心折れそうになる瞬間も多々あったそうだ。

「初めてのドラマが『昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜』だったんですけど。演出の西谷弘さんからは、それはもう厳しく鍛えられました(笑)。今振り返ると、新人役者とあそこまで本気で向き合ってくれる人はいないなって。感謝の気持ちでいっぱいなんですけど。当時は何を言われても理解できなくて。"役者やっていけるのかな"って不安になることもよくあったんです。その気持ちが大きく変わったのが映画『ミュージアム』。それは"役に入る"という感覚を初めてつかんだ作品でもあって。その感覚をつかんだ瞬間、西谷さんが現場でかけてくれた言葉の数々がフラッシュバック。自分の中でバチンとハマり「これか!!」って。そこからはもう「すごい!! 芝居、おもしろい!!」状態。この仕事で生きていきたいって本気で考え始めたのは、あの頃だった気がします」

スタートラインに立ったばかり。役者としてはこれからが勝負!

「作品を重ねるたびに"課題"はどんどん増えるけど"続けたい気持ち"も大きく膨らんでいく。芝居、すごく好きです。この仕事の何が楽しいか聞かれたら答えは山ほどあるけど、一番はやっぱり"出会い"なのかな。共演者、スタッフ、見てくれる方々、とんでもない量の人と出会うので。その中には自分の作品を見て"元気になれた"と言ってくれる人もいる。それは連続テレビ小説『スカーレット』でも強く感じたこと。自分の芝居が届き誰かの心を動かしている、それを実感する瞬間は、やっぱりすごくうれしいですよね」

役者としての評価も認知度も急上昇。今では全国の老若男女に愛される人気役者に。本人は今のこの状況をどう思っているのだろうか?

「街を歩けば子どもからおばあちゃんまでが『スカーレット』の役名で呼んでくれたり。それはすごくうれしいんですけど。正直、自分ではよく分からないんですよ。今も昔もどんなに環境や状況が変わっても、本名の自分は何も変わらない。そこらへんにいる若者となんら変わらないし、むしろ、もっとダメダメかもしれない(笑)。役者としてもまだまだです。頑張って、頑張って、ようやくスタートラインに立ったばかり。そこから一歩前に踏み出し、最後まで完走できるのかできないのか……伊藤健太郎、ここからが勝負だと思ってます!」



Profile 

●いとう けんたろう 

1997年6月30日生まれ、東京都出身。モデルを経てドラマ『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』で俳優デビュー。その後、映画『惡の華』、ドラマ『アシガール』、連続テレビ小説『スカーレット』など、多数の話題作に出演し、活躍中。

シャツ¥25000/ホワイトマウンテニアリング 

2020年7・8月合併号掲載

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