出演シーンは反省会が必須です
乃木坂46を卒業して約2年半。ありがたいことに、お芝居する機会をたくさんいただける日々が続いています。おかげで経験は順調に積んでいけているかなと思うけど、それがちゃんと自分の身になっているかどうかはあまり分からなくて。
出演作品を初めて見る時は、自分の登場シーンが始まったとたんに反省会が開かれてしまうので(笑)、フラットな目線になれないんですよね。特に映画の場合は撮影から試写で完成作品を見るまで半年以上空くことも多くて、「今だったらこうできるかもしれないな」 とか、そんなことばっかり考えてしまって……。
でも以前、満島(真之介)さんに「映画は監督のもの、舞台は役者のもの、ドラマは脚本家のもの。だから、そんなに全部背負おうとしなくていいと思うよ」って言っていただいたことがあって。そういう考え方もあるんだなって、心が少し軽くなったんです。撮影の時に自分が出せるものはすべて出しきるようにしているので、そこは認めてあげて、前に進むことを心がけています。