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No.105 maoのブログ

No.105 mao

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22歳/社会人1年目

「水コン2019」(お茶の水女子大学ミスコン)ファイナリスト
グルメ・ファッション・メイク(初心者向け)・観光スポット・オススメ映画などなど、ジャンル問わず発信していきます!!

【ネタバレ注意⚠️】映画「空白」を鑑賞しました!

【⚠️ネタバレ有り】
こんにちは!non-no読者モデルのmaoです。
先日、映画「空白」 を鑑賞してきました。

▼どんな映画?公式HPはこちら!
登場人物の言葉一つひとつに共感したり、感動したり、呆れたり…。感情が追いつきませんでした。笑

感じたことや印象に残ったことを残したかったので、
ダラダラするかもしれませんが書き連ねます!

見終わった方や、まだ見てないけどネタバレあっても大丈夫!という方に読んでいただけたら嬉しいです。

分量が多くなってしまいましたが、最後までお付き合いいただけたら嬉しいです!

▼ちなみに、まだご覧になっておらず、この作品が気になる方!
映画「空白」の紹介動画はこちらがおすすめです!!(ネタバレなし)

〜ざっくりあらすじ〜

古田新太さん演じる添田の娘・花音が、松坂桃李さん演じるスーパーの店長・青柳により、万引き犯と疑われてしまう。
そして花音は店外に走り去ったした結果、事故に遭い亡くなってしまう。
その後添田の暴走を中心に、周囲の人々も巻き込まれていく。


〜印象に残ったセリフ・描写など〜

⚠️!!以下ネタバレ注意!!⚠️

*店員のおじさん

スーパー店員のおじさんが、送別会で麻子(正義感の強いパートさん)にお肉を持ってくるシーン。
おじさんが「お肉食べなよ」と言ってお皿を持ってきても、麻子は「食べない(意訳)」と一蹴。
麻子は他人に対して自分の親切を押し付けるのに、
他人のささやかな親切はむげにするところがある(断るの申し訳なさそうな表情もなかった)。

その一方そのおじさんは、最後の方のシーンで
「(麻子)さんはすごいなあ、他の人のために色々やってて。俺は自分のことばっかりだからなあ(意訳)」
と、お世辞じゃなく本心から言っているような様子。
この対比がずっしり来ました。えぐい。
「そんなことないじゃん!」って心で呟いてました笑

*麻子

この流れで。正義感が強く、人に過剰な親切を施しがち。
所々で、背後のBGMも相まって
「ああ、私は頑張っているのよ」
と、麻子が”健気な主人公”に見える時がありました。
見ていてすごく「無理無理無理」ってなっちゃったんですよね。
でも、それって同族嫌悪的なものなんだろうなと。正直に言うと、自分にもそういう面があると自覚しています。だからこそ客観的になって見られませんでした。改めて気をつけていきたいです。

*青柳の祖母の言葉

「真っ直ぐ向き合えば分かってくれる。世の中そんなに悪いもんじゃない(意訳)」
花音を轢いてしまった方の葬儀で、遺族と添田が話し、添田が少しずつ良い方向に変わっていく。
まさかここで回収されるとは思わず、感動しました。
添田がアンガーマネジメントなども受けず、(おそらくほぼあの遺族の言葉だけ?で)あそこまで変われたのはほんとにすごい。
大人になったら変わるのは容易くない。だったら人を変えることはもっと無理。と経験則から思っていたのですが、こういうパターンもあるのかな。


〜物語全体を通した感想〜

「正しさ」とは外から決められるものじゃないなと思いました。
映画内で発言を切り取って報道しているテレビ局も、「視聴率を取るため」という正しさがある。
いじめを疑ったり、青柳を疑った添田も、添田の中ではそれが正しいことだったのかもしれない。
行動を起こしている当事者は、自分が間違ったことをしていると思っている人は少ないんじゃないか。
だからこそ、客観的な正しさを追求した麻子だけがバッドエンドに描かれていたのかなあ、となんとなく思ったりもしました。


〜その他感想〜

女優さん俳優さんの演技がリアルすぎる!!!!
花音を一番初めに轢いてしまった女優さん(野村麻純さん)、取調室での様子とか、謝罪の声の震え方とかがすごくリアルで引き込まれた…!


そして説明台詞や回想が多くなかったのが、個人的に好きでした。
あくまでその時点での「現在」の「事実」(例え本当は嘘であっても、その時点でその嘘が語られているという「事実」)をもとに物語が進行していったことで、
観客も主観的に物語にのめり込むことができました。


また、花音の学校関係者が「スーパーの店長が数年前に痴漢をした」と添田に言う場面が印象に残っています。

本当に青柳がしてしまったのか?
数年前だから、青柳の父親がしたのか?
添田の目をスーパーに向けさせるために、学校側が嘘をついたのか?
詳しい描写がされないことで、考察の余地、「空白」があるところが好きでした。



ここまで読んでくださった方、長文にお付き合いいただき、ありがとうございました!

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