ども。宇多田ヒカルさんって本当にすごいですよね。若い頃からスーパースターだし天上人として生きていくほうが当然なのに、あくまでも人間であることからブレない。一時期お休みして人間活動に専念されていたのもそうだし、歌詞の世界観も一人の人間であることからブレない。"一般"の代弁をするわけでもなく天上人として世間離れするわけでもなく、今現在の宇多田ヒカルという人間として、そして友人のような立ち位置でリスナーに言葉と音を届けてくれるので染み込み方がハンパない。
今回のBADモード』も話題になっていますね。確実にコロナ禍が彼女に影響を与えて作られた曲。この2年我々が味わった恐怖や不安、今よりも良い状況を想像できない絶望感、そういったネガティブが積み重なって「いつも優しくていい子」すら「BADモード」にしてしまう。そこに「私がいるよ」と、ただ寄り添うだけで安心させてくれる圧倒的な優しさよ。
世界に宇多田ヒカルさんがいてよかった。