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【渡邉理佐インタビュー】櫻坂46からの卒業を発表し新たなステップへ。今思うこととは?

櫻坂46からの卒業を発表、新たなステップへ

渡邉理佐、語る。

デビューしてから約7年。欅坂46として、櫻坂46として必死で時代を駆け抜けてきた渡邉理佐が、今思うこととは?

渡邉理佐、語る。モデルカット1-1

デビューしてから、ずっと必死だった。
今は胸を張って「やり切った」と言える。
すべての時間をまるごと褒めたいほどに

何度も考え直しながら決断した「卒業」

 卒業について考え始めたのは、1年半〜2年ほど前のこと。それから発表までの間には、ブログにも書きましたが、何度も何度も考え直す機会があって。ようやく決心して卒業が決まった今、ファンの皆さまにお伝えすることもできて、とてもすっきりと澄んだ気持ちでいます。
 欅坂46として約5年活動し、櫻坂46への改名が決まった時、「もしかしたらここが私の卒業のタイミングなのかな?」と思ったこともありました。でも、グループにとっては大切な再スタート。メンバーみんなが努力を続けているなかで、私もグループの土台作りに貢献したい、と気持ちが変わっていきました。大好きなメンバーとまたイチから頑張れば、自分自身もより成長できることがあるはず。卒業はその後に考えればいい。そんな気持ちで、櫻坂46の活動に向き合いました。
 去年の12月で、ありがたいことに櫻坂46は1周年を迎えました。欅坂46としての5年間を経て、新たなグループをメンバーとともに作り上げていくのは、それはそれは大きな挑戦でした。そしてようやくグループとしての形ができてきた今、後輩たちも一人一人がしっかりと表現する力を身につけていて。そんな姿を見ていると、今までの迷いはなくなり、「櫻坂46はもう大丈夫。それならば、私はグループを卒業して、新しい環境で新たな挑戦をしてみたい」、という気持ちが大きくなったんです。卒業することによって広がる世界のことや、将来のことを考えてのことでした。キャプテンの菅井(友香)には、卒業を考え始めた頃から相談をしていましたが、改めて周りに卒業の意思を伝えたところ、みんなが私の選択を尊重してくれたことに、とても感謝しています。

グループとしての葛藤、個人としてのモデル活動

 今年の夏で、アイドルとしてデビューしてから7年。17歳の頃、中学時代からの親友のすすめで、軽い気持ちでオーディションに応募して。人前に出るのが苦手だったはずの私が上京することになり、デビューしてからもう7年もたつなんてびっくり! 活動を始めたばかりの頃は、まさかこんなに長く続けてこられるとは考えてもいませんでした。欅坂46・櫻坂46で過ごした期間は、まるごと自分を褒めてあげたいと思えるほど、とにかく必死に頑張りましたし、楽しみ尽くしました。だからこそ後悔は一つもなく「やり切った」と胸を張って言えます。ただ、絶対に自分一人ではここまでくることはできませんでした。大切なメンバーやいつも味方でいてくれる家族に友人、愛あるスタッフの方々はもちろんのこと、ファンの皆さまの心強い応援。どれか一つでも欠けてしまっていたら、とても続けてこられませんでした。
 2018年〜2019年頃、グループとしての活動に悩む時期がありました。思うようなスパンでのリリースができなかったり、ファンの皆さまとなかなか会えなかったり。メンバーそれぞれ、フラストレーションがたまっていたと思います。私自身も、センターという重要なポジションを任されることがあっても、責任と重圧に押しつぶされそうになって、逃げてしまいたくなったり。メンバーみんなで、必死でもがいてもうまく進めないような、もどかしい時期がありました。今思うのは、そのような経験も必要だった、ということ。そして経験できてよかった、ということ。それまでは考えすぎたり、ついネガティブな考えを持ってしまいがちでしたが、つらい時期を乗り越えられたことで、うまくいかなくても「こういう時もあって当然」、といい意味で俯瞰の目線で捉えられるようになりました。葛藤する時期を経て、自分に自信がついて成長したしポジティブになれた、と感じています。
 2017年から始まったノンノモデルのお仕事は、アイドルとはまったく違う現場にドキドキでしたが、個人としての居場所もできた気がして、とてもうれしかったです。しかも以前から愛読していた、誰もが知っている全国誌。よく「アイドルとモデルの両立で大変なことは?」と聞かれるのですが、答えに困ってしまうほど、大変なことよりも楽しいことのほうがはるかに多くて。最初の2年くらいはポージングがなかなか思うようにできず、先輩モデルの方々と比べてしまい落ち込むこともたくさんありましたが……。唯一大変なことをあげるとすれば、朝早い集合の撮影くらいです(笑)。10代の頃は朝起きられるか不安で仕方なかったのですが、それも今では慣れました。朝に強くなったみたい。やったことのない表現方法に挑戦したり、新しい自分の一面を知ることができたり。モデルのお仕事で学んだことを、アイドルのお仕事にも還元できた気がします。「ノンノモデルになれてよかった!」と心から思います。「ノンノで理佐ちゃんを知って、櫻坂46のファンになりました」と言ってくださるファンの方々も多くて。ミーグリ(オンラインでファンとメンバーが話せるイベント)に、ノンノで着ていた衣装を着て会いに来てくださる方もいました。妹さんやお姉さんと一緒にノンノを買って、「連載を楽しみにしているよ」と言ってくださる男性ファンの方も。温かなファンの皆さまに囲まれて本当に幸せだな、と感じます。
渡邉理佐、語る。モデルカット1-2

これから見つける新しい世界、新たな挑戦

 アイドルとしてのお仕事に自信と誇りを持てるようになって、後輩もできて、グループ改名を経験して、モデルのお仕事もさせていただいて……。ありがたいことに今まで、常に“新しい世界”に飛び込んで挑戦を続けてこられたと感じています。アイドルやモデルの世界に飛び込んで成長できたように、今後もまだまだ自分の可能性を探したいですし、いろいろな経験をして進化を続けたいです。モデル以外にも、機会をいただけるのならお芝居など、お仕事の幅も広げて挑戦してみたい。それと同時に、この世界でのお仕事に全力投球をしてきた分、世の中について知らないことが多いと感じていて。社会のこと、世界のこと、もっといろいろなことも知った上で、自分自身を高めていけたらなと思っています。学生のように、何かに必死になって勉強するのもいいですよね。まだ今は「これ!」というのはハッキリしていませんが、じっくりと考えて、やりたいことを整理していけたら、と思っています。せっかく「やろうと思えばなんだってできる」と、アイドルの経験を通して学んだので、これからも頑張ります!
 卒業まではまだ少し時間があるので、メンバーやファンの皆さまとたくさんの思い出を作りながら過ごしたいと思っています。まずは、メンバー。周りを見渡してみると、本当にこのメンバーでよかった、と心から思えるいとおしい存在ばかり。私たちみんな、どこか似ているんです。自分もなるべくして櫻坂46の一員になったんだな、と思うほどに似た者だらけ(笑)。不器用なほどまっすぐで、人見知りしがちで、控えめで。でもメンバーみんなでいる時は、わちゃわちゃとくだらないことでふざけてはしゃぐことが大好き! 似た部分がありながら、もちろん個性も豊かで。パフォーマンスをする時は、自分たちも驚くほどの化学反応を起こす。そんなメンバーと一緒にいる時間を、とにかく楽しみたいです。後輩のみんなとも、もっともっと仲よくなりたい! そして、ファンの皆さまへの恩返しには、形として何か残るようなものをお届けできたらなぁ、と考えています。これから少しずつお伝えできることもあると思うので、報告を楽しみに待っていてくださいね。改めまして、櫻坂46の渡邉理佐ファンとして、長い間支え、寄り添ってくださった皆さま、本当に感謝しています! あとわずかな時間も、どうぞよろしくお願いします。そしてノンノモデルとしてはまだまだ頑張って活動していきますので、まずは誌面を通してまた新たな一面をお届けできたらと思っています。これからも、櫻坂46と私、渡邉理佐を、変わらず応援していただけたら幸せです。

ジャケット¥36300/メゾンスペシャル 青山店(メゾンスペシャル) スカート(参考商品)/ルック ブティック事業部(レペット)

2022年5月号掲載

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