傘の中で、雨音に耳をすまして……
子どもの頃は、雨……正確に言うと、傘にあたる雨音を聞くのが好きでした。訳もなく家の外に出て、傘をさしてその音に耳を傾けていたくらい。雨の日には、友達と一緒に開いた傘を寄せ集めて、かまくらみたいにして遊ぶのも楽しかったなぁ。傘で囲まれたその場所は、決して広くないのに、なんだか気持ちが落ち着く空間でした。
雨が楽しいだけのものじゃなくなったのは、中学時代から。雨が降ると、何冊も教科書が入った重いリュックを背負って、その上からレインコートをはおり、自転車をこいで長距離を通学するのが大変だったんです。今も、荷物を増やしたくなくて、ちょっと雨が降っているくらいなら傘を持たずに出かけちゃいますね。軽くて持ち運びしやすく、雨に濡れないよう大きさもあって、晴雨兼用で天気を選ばず使えて、さらにデザインも可愛い。そんなわがままに、すべてこたえてくれる傘に出合えたらいいな♡