――2019年にスタートした人気シリーズ『ラジエーションハウス』が劇場版としてこの春公開! ドラマ版から築き上げたチームワークのよさは抜群のよう。
窪田 遠藤憲一さんたち大先輩を前にすると、男性陣は敬語になっちゃうんですよ。でも本田やアリスや(山口)紗弥加姉さんが、年齢の垣根を越えていい関係性を築いてくれたのですごく助かりました。
本田 女子たちの会話でも、イケメンがあれだけ出演しているのに「誰がタイプ?」って1回も話したことないよね。
広瀬 ないねー。ハマケン(浜野謙太)さんなんて紗弥加姉に「女子3人と温泉行こう」って言われてたし。本当に仲よし。
――窪田さん演じる放射線技師の唯織、本田さん演じる放射線科医の杏、広瀬さん演じる裕乃の三角関係にも進展が!?
窪田 まっすぐ本田の目を見て芝居するだけでも、意外と恥ずかしかったなあ。
広瀬 そういう恋愛シーンがあると、現場で冷やかしてました。「どんな感じでやるんだろう?」みたいに。同じクラスの同級生みたいな空気でしたね。
本田 しっかりしたラブシーンがあったらもっと照れたかもしれないけど、唯織も杏もピュアすぎて“見る”くらい(笑)。
広瀬 そう! 裕乃の片思いも、遠くから唯織を見てるくらいだったもんなー。」
窪田 もっと泥沼化してもおもしろかったかもね(笑)。お互いへの憧れや尊敬が気持ちを押しとどめていたのかも。
本田 確かに。この作品で描かれるどの“好き”も、相手の仕事に対する“尊敬”が交ざっているんですよね。
窪田 目の前には救わなければいけない患者さんの命があるわけだし。」
本田 そうそう。ノンノ読者には、「社会に出ると恋愛も大事だけど、仕事も大事だよ!」って伝えたいです。