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映画『メタモルフォーゼの縁側』に出演の芦田愛菜さんにインタビュー!

ノンノinterview

【ノンノインタビュー】芦田愛菜

好きなものを「好き」と言えることは素敵だと思う

芦田愛菜

ワンピース¥44000/ミントデザインズ

芦田さん演じる女子高生のうららと、一人暮らしの老婦人・雪。映画『メタモルフォーゼの縁側』で年の差58歳の二人を結びつけたのは、1冊のBL漫画

「私が思う漫画の一番の魅力は、想像する余地があることです。絵から"このキャラクターはどんな声なんだろう? どう動くんだろう?"って自分のなかでイメージしながら読むのが楽しいんです」

自身にも、好きなものがきっかけで友達と意気投合した思い出が。

「私がハマっているのが、高校で学び始めた世界史です。同じ時代のいろいろな国の歴史を知ることで、国同士のつながりが見えてくるのがおもしろくて! 同じように世界史が好きな友達と、ああでもないこうでもないって、よく語り合っています。今まで興味がなかった西洋美術にも目を向けるようになって、今は絵画を鑑賞するために予備知識を身につけようとか、やりたいことが増えていっているところです。自分の好きなことに夢中になっている時は、うららに負けないくらい生き生きしています」

そんな芦田さんが劇中の好きなシーンの一つとしてあげてくれたのが、雪との何げないやりとり。

「落ち込むうららが、雪さんから"人って、思ってもみないようになるものだからね" って声をかけてもらった後、雪さんに借りた傘を開くと、内側にお花の絵が広がっているんです。雨にはネガティブなイメージもあると思うけど、逆境のなかでも、すぐそばで心に灯がともるような出来事が待っているんだなって。そんなメッセージが伝わってきて、すごく印象に残っているシーンです」

最後に、ノンノ読者に映画を通して届けたい、こんなメッセージ。

「この映画を通して、私も好きなものを好きだと言ってもいいんだと背中を押されました。そんな気持ちを持っていれば、うららと雪さんのような素敵な出会いと楽しい日々が待っていると思います」

Q

うららの漫画のように夢中になっていることは?

『アメリカズ・ゴット・タレント』を見ること

出場者の方たちが自由にパフォーマンスをする海外のオーディション番組です。一人一人のバックグラウンドを知った上で舞台の上に立つ姿を見ると、感動して涙が出てくるんです。好きなものを認めて、受け入れてもらえる雰囲気もいいなって思います。

Q

最近感じた自分の"メタモルフォーゼ"は?

辛いものを食べられるように!

辛い料理をおいしいって感じるようになったと同時に、スパイスがいっぱい入ったスープカレーにハマりました! お店に行って自分が食べられる辛さの限界を知りたいし、好みの味を探し求めてカレー作りにも挑戦してみたいです。

Q

「青春しているな」と思った瞬間は?

大好きな学校行事は、全部が青春です

体育祭で声を張り上げて応援したり、文化祭の準備で汚れながらベニヤ板にペンキを塗ったり……。一致団結して、一つの目標に向かうことが好きなんです。文化祭の時は、器用な子たちに「次は何をやったらいい?」って聞いて、お手伝いを頑張りました。

P r o f i l e

あしだ まな

2004年6月23日生まれ、兵庫県出身。5歳の時に出演したドラマ『Mother』で脚光を浴び、2013年には映画『パシフィック・リム』でハリウッドデビューを果たす。以降も、NHK大河ドラマ『麒麟がくる』に出演するなど、数々の映画、ドラマ、CMで活躍中。

映画『メタモルフォーゼの縁側』
©2022「メタモルフォーゼの縁側」製作委員会

映画
メタモルフォーゼの縁側


さえない女子高生のうらら(芦田愛菜)と夫に先立たれた75歳の雪(宮本信子)。ボーイズ・ラブをきっかけに友情が芽生えた二人は、無謀とも思える挑戦をすることに。そして、それはあるメタモルフォーゼ(変身)を遂げていく。

●6月17日(金)より全国公開

2022年7月号掲載

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