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三山凌輝さん(BE:FIRST/RYOKI)を知るキーワード。“変幻自在な表現者”の過去、現在、未来 。

な 表 現 者” の

過 去 、現 在、そ し て 未 来 。

映画、舞台、音楽。形にこだわることなく、エンターテインメントの世界で自分を表現し続ける人。そのまっすぐな思いは、見る者の心を動かす。

三山凌輝モデルカット1−1

RYOKI's keyword  01

Character

計算で人とつき合えないまっすぐな性格

性格を一言で表すとしたら、"まっすぐ"。ウソをつけないというか、ありのままの自分でいたいという気持ちが強いので、すごくよく言うと誠実です(笑)。

周りから言われるのは、「人たらし」。それがどういう意味なのかはいまだに分かっていないけど、人と関わりを持つことが好きで、計算で人間関係を築けないところなのかもしれないですね。

BE:FIRSTでは、俯瞰しながらメンバーの意見を調和させる役割。意外と周囲を見るタイプだというのは、グループ活動を始めてから気づいた一面です。

こんな僕の特技が、英語とボクシング(最近キックボクシングに転向しました!)。英語は、子どもの頃インターナショナルスクールに通っていたのと、アメリカやオーストラリアと日本を行き来するうちにしゃべれるように。母が昔から"フーテンの寅さん"と呼ばれていたくらい自由な人だったんですけど、友達に会うためにフラッと海外に遊びに行く時は、僕も通訳として連れていかれていたんですよ(笑)。

三山凌輝モデルカット1−2

いつも誰に対しても

ありのままの自分でいたい

RYOKI's keyword  02

Favorite

休日はメンバーと温泉までドライブして息抜き

好きなものは、ファッションと温泉。

洋服は、数回しかお会いしていない方だと僕だと認識してもらえないくらい(笑)、いろいろなジャンルのものを着ます。なかでも最近はオールブラックのモードストリートにハマっていて、つい買ってしまいますね。

休日は、自分の車にメンバーを乗せて温泉へ。以前せっかく富士山が見える場所まで行ったのに、霧がかかって視界が真っ白だったことがあって。でも、一角だけ晴れて景色が見えた瞬間、メンバーと「これでこんなにキレイなら、一望できたらヤバい!」っていうポジティブな気持ちになって、結果オーライで楽しく帰ってきました。

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Weak point

手先の不器用さには自信があります(笑)

僕、字がめっちゃ汚いんですよ。「器用そう」って言ってもらえることも多いけど、実際はかなり不器用だと思います。サインなら、自信があるんですけどね。あれって、もはや何が正解か分からないじゃないですか。味を出すのはうまいんです(笑)。

新しいCDをリリースして店舗を回らせてもらった時、来てくれたファンの方たちに向けて直筆メッセージを残すんですけど、丁寧に書いても「読めない」と言われてしまうことが……。♡を書いたつもりが「ひらがなの"を"に見える」って指摘された時は、さすがにショックでした(笑)。

三山凌輝モデルカット2−1

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History

芝居は正解が分からない。そんなおもしろさに一気に引き込まれた

 1999年4月26日、愛知県に生まれた凌輝さん。

「小学生くらいまでは、やんちゃな子どもだったと思います。父は、僕が中学生になったら厳しくするために体を鍛えて待っていたらしいんですけど、中学に入った途端に僕が急に大人っぽくなってしまって肩透かしをくらったって話していたことが。今考えてみると、思春期になってモテようとしたのかもしれないです(笑)」

 この世界に入るきっかけに出会ったのも、そんな中学生の頃。

「好きなドラマや映画を見ながら"画面の中にいる人たちは何の職業なんだろう?"って気になっていた時に、ちょうど芸能事務所の方からスカウトしていただいたんです。
そこで最初に受けた芝居のレッスンが、すごくおもしろくて! 何が正解か分からない、沼のような深い魅力にハマって、役者として頑張っていくことを決めました」

 2021年にはSKY‒HIさんが主催するオーディションに参加し、ボーイズグループ・BE:FIRSTのメンバーに。

「徐々に作品のオーディションに受かるようになっていた矢先に、決まっていたお仕事がコロナの影響ですべて白紙になってしまったんです。それは、僕にとって初めての挫折で、ひどく落ち込んでしまって……。今となっては、その経験のおかげで物事をより広い視野で捉えられる性格に変わったので、よかったと思っているんですけどね。当時は落ち込みながらもとにかく何かしなきゃいけないっていう気持ちが強くて、カバーMVを作って、それまで独学で楽しんできた歌やダンスを表現することに。ただカバーするだけではなくて、3か国語で1曲を歌って、言語ごとにビジュアルも変えて、できる限りのアーティシズムを詰め込みました。その映像をSKY‒HIさんが見てくれたことが、オーディションを受けることになったきっかけの一つ。でも、それよりもSKY‒HIさんが掲げていた"アーティシズムファースト、クオリティファースト、クリエイティブファースト"という考え方を知った時に、ここでならグループとして活動して成功できるかもしれないと思ったんです。そんな直感を信じて、オーディションに挑戦させてもらいました」

三山凌輝モデルカット2−2

大好きな芝居と音楽。

僕は、どちらも

やっていないとダメな人間

一ファンだった作品に出演が決まり、宝くじに当たったような気分だった

 そんな凌輝さんの最新出演作が映画『HiGH&LOW THE WORST X』。主人公・花岡楓士雄率いる鬼邪高校の前に最強最悪の敵として立ちはだかる瀬ノ門工業高校のトップ・天下井公平を演じている。

「『HiGH&LOW』シリーズはもともと大好きで、特に前作は何度も見返していたくらい。だから、5回目を見た2日後に今回の出演が決まった時は、宝くじに当たったような感覚でした。共演したみんなとは初日から一気に仲よくなって、同じシーンが多かった(中本)悠太くん(NCT 127)とは滞在していた地方のショッピングモールへ撮影の合間に探索に行ったことも。CDショップのBE:FIRSTやNCT 127の売り場で写真を撮っているファンの方々を、ちょっと離れたところから見ていたのもいい思い出です(笑)」

 凌輝さんがストイックに役と向き合っていたことが分かる、こんなエピソードも。

「映画の撮影中にBE:FIRSTの2ndシングルのMV撮影があったんです。モニターで撮り終えた映像をチェックしたら、カットがかかった瞬間にスッと天下井の顔に戻っていて、他の6人から"怖い!"って言われましたね(笑)。メンバーとは映画撮影期間はその日くらいしか会えなかったけど、メンタル的にキツかった時にみんなが"大丈夫?"とか"さみしいよ"って個人LINEをくれたり、コーヒーチケットを送ってくれたりしたんです。このメンバーと一緒でよかったなって、仲間の大切さを改めて感じた瞬間でした」

 今作への出演を経て凌輝さんが気づいたこと。それは、自分が音楽と芝居の両方をやっていないといけない人間だということ。

「エゴを見せる音楽と、自分をそぎ落として役に近づける芝居。正反対だからこそ、どちらにも挑戦し続けることでアーティストとしての幅が広がるはず。これからもカテゴライズされることなく、一人の表現者として信じた道を進んでいきたいです」

三山凌輝モデルカット2−3

カテゴライズされることなく

一人の表現者として走り続けたい

information

映画
『HiGH&LOW THE WORST X』

映画『HiGH&LOW THE WORST X』
Ⓒ2022「HiGH&LOW THE WORST X」製作委員会  Ⓒ髙橋ヒロシ(秋田書店)HI-AX

男たちの友情と熱き戦いを描いたシリーズ最新作。花岡楓士雄(川村壱馬)が頭を張る鬼邪高校の前に立ちはだかるのは、通称"血の門"と呼ばれる瀬ノ門工業高校。そのトップに君臨する天下井公平(三山凌輝)は、須嵜亮(中本悠太)という最強の男とともに鬼邪高校をつぶしにかかる。本物のテッペンを決める戦いの行方は!?
● 9月9日(金)より公開

Profile

●みやま りょうき 1999年4月26日生まれ、愛知県出身。2016年に俳優デビュー後、2.5次元ダンスライブ『ツキウタ。』ステージや映画『縁側ラヴァーズ』『人狼ゲーム デスゲームの運営人』、舞台Seventeen『Bling Bling by Seventeen』他に出演。BE:FIRSTのメンバー・RYOKIとしても活躍中。

2022年10月号掲載

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