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【堀田真由】大注目のドラマ『大奥』で3代将軍・徳川家光役に! 作品にかける熱い思いを語ります

3代将軍・徳川家光の時代から幕末の大政奉還にいたるまで、男女の立場が逆転した江戸パラレルワールドを描いて一大センセーションを巻き起こした、よしながふみによる人気コミック『大奥』がドラマ化。その【3代・徳川家光×万里小路有功編】で、家光として将軍に据えられる一人の女性をノンノモデル・堀田真由が演じます。役とまっすぐ向き合いながら撮影に挑んだ真由に、作品への思いを聞かせてもらいました。

よしながふみさんが描く、美しい原作の世界にときめきました

堀田真由「大奥」インタビュー1

――原作コミックを初めて読んだ時の印象は?

 

「歴史を扱った作品なのでものすごく難しいのかなと思っていたのですが、いざ読み始めたら、ストーリーにとても引き込まれて、よしながふみさんの絵のタッチも可愛くて、(真由が演じる)家光が出会い、深い絆で結ばれる万里小路有功に対しては“本当に美男子!”と、ときめいてしまいました(笑)。

男女が逆転するという斬新な設定にもかかわらず、読み終えた後は“本当にこんな世界があったのかもしれない”という感覚に陥ったのはきっと緻密なストーリー展開の力ですよね。物語のなかでは、若い男性だけが感染する謎の疫病をきっかけに、男性から女性に権力が移っていきます。女性の社会進出が進んでいたり、コロナ禍に苦しんでいたりする現代とも重なる印象を受けました」

プレッシャーの大きいシーンで迎えた、撮影初日の思い出

堀田真由「大奥」インタビュー2

――演じるのは、他界した3代将軍・家光が江戸城の外で作った娘・千恵。家光と血のつながりのある人物として大奥へと連れてこられ、家光として将軍に据えられます。ゆがんだ生い立ちゆえに心を閉ざし、暴力的な一面もある彼女は、真由の目にどう映っている?

 

「作品の中で“あの方はこの世にいてはならぬお方”という言葉が出てくるんですが、まさに孤独という言葉がピッタリ。自分が徳川家にとって不要な存在になった瞬間に大奥から追い出されるかもしれないし、殺されるかもしれない。彼女が暴力的になってしまうのは、そんな緊張の糸を切らさないため、自分の心を守るための術なんですよね。強く見えるけれど、実は弱くて、はかない人。その緩急をしっかりと表現できていたらいいな」

 

――撮影は、山形で馬に乗るシーンから始まったそうですね。

 

「そうなんです。撮影初日に演じたのは、家光が有功と出会い、“移りゆくのう、世は”と過去を振り返るシーン。孤独を感じていた序盤の家光を演じる前にそのセリフを口にするのは難しかったけれど、現場の風や香りを感じられたことで役に入り込むことができて、山形のロケーションにはとても助けられました。山形ロケは1日で終了し、撮影の後はマネージャーさんと焼き肉屋さんへ。そこで山形の日本酒をいただいて、ホテルに戻って温泉に入ったら、すっかりリラックス気分に……♡」

5代将軍・綱吉を演じる仲里依紗さんとはデビュー作以来の共演!

堀田真由「大奥」インタビュー3

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――家光が出会うキーパーソン・万里小路有功役の福士蒼汰さんは、どんな方?

 

「福士さんとは、以前にもドラマ『明治開化 新十郎探偵帖』で共演させていただきました。1話限定のゲスト出演だった私が現場になじめるように話しかけてくださって……。そして、その時の福士さんは長ゼリフがたくさんある役だったのに、いつも完璧! どうやって台本を覚えているんだろう、と思ってその姿を見ていた記憶があります」

 

――【3代・徳川家光×万里小路有功編】に続く【5代・徳川綱吉×右衛門佐編】で綱吉役を演じるのは、同じ事務所の先輩でもある仲里依紗さんです。

 

「里依紗ちゃんとは、私のデビュー作となったドラマ(連続ドラマW『テミスの求刑』)で姉妹役を演じて以来の共演。今作では登場する時代が違うので一緒にお芝居する場面はないけれど、同じ作品にまた携わることができて光栄です。マネージャーさんを通して、里依紗ちゃんが“家光役が真由ちゃんでうれしい”って言ってくださっていたと耳にしたので、先輩にきちんとバトンをつなげるように頑張りたいなと気持ちが引き締まりました」

2023年も、役者として立ち止まることなく駆け抜けたい!

堀田真由「大奥」インタビュー4

――大河ドラマ『鎌倉殿の13人』から時代劇への出演が続いています。時代劇ならではのエピソードは?

 

「メイクをして、かつらをつけて、お着物を着て、支度に全部で2時間くらいかかるから、朝のスタートが普段よりも早いですね。メイクを終えてから着替えるので、私服は前開きのものを着て行く……というのは時代劇の“あるある”かも。大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の時は、番組が作ってくださったジップアップのパーカーを着て現場に向かっていました。『大奥』では常に将軍として存在していなければいけないので、メイク中からできるだけ足を閉じずに将軍らしく堂々と座って、姿勢でも気持ちを作るように心がけています」

 

――2023年は早くも充実した1年になりそうな予感ですが、新年の抱負を聞かせてください!

 

「すでに撮影を終えていて、2023年にお披露目できる作品も待機しているので、またいろいろなところでお目にかかれる機会があることが楽しみです。そして、ファンの方々から期待の声をいただいて、私自身もずっと作りたいと願っていたファースト写真集の発売も決定しました! 25歳の誕生日を迎える節目の1年も、立ち止まることなく突っ走っていきたいです」

堀田真由「大奥」インタビュー5

Information

『大奥』

ドラマ10『大奥』

江戸幕府3代将軍・徳川家光の時代、若い男子のみに感染する「赤面疱瘡」という奇妙な病が日本中に広がり、男子の人口は女子の1/4にまで激減。日本の社会構造は一変し、江戸城でも将軍職は女子へと引き継がれることに。大奥は、将軍の威光の証であるがごとく見目麗しい3000人の男子を囲い、男たちは将軍の寵愛を得るため火花を散らす。

2023年1月10日(火)午後10時~NHKにて放送開始

Profile

堀田真由インスタグラム

俳優・モデル

 

1998年4月2日生まれ、滋賀県出身。ノンノ専属モデル。NHK連続テレビ小説『わろてんか』で注目を集め、ドラマ『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』、映画『かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~』などの人気作品に多数出演。2022年には『鎌倉殿の13人』でNHK大河ドラマ初出演を果たす。2023年3月29日に待望のファースト写真集を発売予定。

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