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【伊藤万理華さんにインタビュー】豪華クリエイターとのコラボが実現! 3度目の展覧会に込めた思い、これからしたいこととは?

12月2日(金)から渋谷PARCOにて、自身にとって3度目となる展覧会を開催する伊藤万理華さんがnon-no webに登場♡ 展覧会の見どころから1年間の構想期間を経て制作された書籍『LIKEA(ライカ)』への思い、non-no読者へのメッセージまで。貴重なお話を伺いました!

“集大成”となった3度目の展覧会

伊藤万理華さんのバストアップカット

―― PARCOさんで展覧会が開催されるのは今回で3度目ですね

今回は展覧会をすることが始めから決まっていたわけではなく、「今の自分を表現する書籍を作る」というところから始まりました。書籍『LIKEA(ライカ)』を制作していく過程で、これは書籍だけで終わらせるのはもったいないと思うようになったので、今までもお世話になっていたPARCOさんで展覧会を開いていただくことにしたんです。

写真だけの展覧会とは違って、映像が流れていたり、私の声が聞こえる展示があったり……、今までとは一味違う書籍を立体的に体験できる展覧会になっていると思います。幼少期から今までの私を振り返ってもらえるような展示もあります。見にきてくださった方に「私の頭の中」を見ていただけるような感覚です。

自分の本当に好きなものを再発見して欲しい

伊藤万理華さん お写真②

―― non-no読者に向けて、展覧会の楽しみ方やおすすめのポイントを教えてください

non-no世代って、いろんなものに挑戦したいという気持ちはあるけれど好きなものがひとつに定まらなくて迷ったり、本当にそれでいいのか躊躇したりすることが多い時期だと思うんです。『LIKEA』や展覧会は私自身の本当に好きなものが詰まった集大成のようなものになっているので、書籍や展示に触れることでそんな悩みを抱えた方が自分の本当に好きなものだったり、子どもの頃に心がときめいたようなものを思い出すきっかけになったらいいなと思っています。

―― 自分の“本当の好き”を見つけるために、伊藤さんが意識していたことはありますか?

毎日忙しかったりやらなきゃいけないことがあると、なかなかゆっくりそういうことを考える時間ってないと思うし、いろんなことに抑圧される毎日の中だと「好きだけど別にいいや」って諦めてしまうことも多いですよね。でもそうするとどんどん心が窮屈になってしまうから、定期的に自分の心を開いて換気をして、自分の好きなものはなんだったっけ? って自分自身に問いかけることが大事だと思います。
自分を振り返ることは次に進むための1歩にもなる気がしていて、意外と自分の思い出だったり、子どもの頃に好きだったものの中にヒントが隠されている気がします。

豪華クリエイターとのコラボレーションが実現!

伊藤万理華さん お写真③

―― 『LIKEA』は様々なジャンルのクリエイターの方とのコラボレーションが見どころのひとつだと思います

最初に動き出したのは『LIKEA』の表紙にもなっているスタイリストのTEPPEIさんとのファッションシューティングで、PARCOさんのオフィスにある普段は使われていない会議室で2日間にわたって撮影しました。絶対にこの瞬間にしかできないことをやろうっていうのがテーマだったので、会議室の中に4つくらいテーマの違うフォトスポットを作って衣装をたくさん置いて、その場でスタイリングやメイク、撮影までを即興で行うという実験的な試みでした。

ファッションドキュメンタリーというタイトルにもあるように、撮影や制作の過程を一番大事にしたかったので、スタイリングやメイクが決定するまでのTEPPEIさんや制作チームの方々との会話を録音して書籍や展示に使用しています。それによって制作の熱量や臨場感を感じていただけると思います。

―― 即興で制作することに不安はなかったですか?

不安というよりワクワクする気持ちが大きかったです。TEPPEIさんやクリエイターの皆さんも、当日までどうなるか分からないという挑戦を楽しんでくださっていたと思います。だからこそ集中力を切らさずに制作ができたし、構想の段階では想像がつかなかったくらい熱量がぶつかり合って、ドキュメンタリー映画を撮っているかのような濃密な2日間でした。こんなに命を注いだことはないって思うくらいの体験を制作チームの皆さんと共有できたと思っています。

これまでのこと、これからのこと

伊藤万理華さん お写真④

―― 伊藤さんにとって2022年はどんな年でしたか?

『LIKEA』の構想を練り出したのがちょうど1年くらい前なので、まさに『LIKEA』を中心にした1年だったなと思います。自分のやりたいことを去年の段階でしっかり決めておいたからこそ、ちょっと迷ったり体調を崩してしまったりした時でも『LIKEA』のことを考えると自分を取り戻せたというか、自分自身がすごく身軽になって好きなものに集中できた年でした。

書籍以外のことでも、今年出会った作品には自分自身が救われるようなことが多かったように思います。今までの制作は、外でのお仕事で自己を表現できないもどかしい気持ちが原動力になっていたようなところがあったんですけど、今回は全く違って外でのお仕事にたくさん救われて得るものが多かったからこそ、それを自分の中で消化して表現したような感覚で、そんな思いが自分の制作テーマとも重なったのでうまくいったのかもしれません。

―― 2023年に向けての抱負をお願いします

毎回展覧会をやる度に「もう2度とやらない」って言ってるんですけど、今回もこれが最後という気持ちでやったのでしばらくは新たなインプットの時期に入るのかなと思います。今年は今までの集大成として自分をアウトプットすることを意識した年でした。来年以降はまた次の段階に行くために、もっといろんな人に出会ったりとか、新しいことをたくさんする年にしたいです。

伊藤さんと10組のクリエイターがコラボレーションし「今の自分」を創作した展覧会『MARIKA ITO LIKE A EXHIBITION LIKEA』は、2022年12月2日(金)~12月19日(月)までGALLERY X BY PARCO (渋谷PARCO B1F)にて開催!

開催終了後には全国各地での巡回開催も⁉︎ 詳しくは、公式サイトをチェック◎

Information

『LIKEA(ライカ)』表紙画像
        ©️2022 Marika Ito

【『LIKEA(ライカ)』書籍情報】

タイトル:LIKEA(ライカ)

著者:伊藤万理華

仕様:B4判変型/152頁

定価:3,300円(税込)

発売日:2022年12月20日 ※12/2展覧会場にて先行発売

ブックデザイン:坂脇慶/飛鷹宏明

発行:PARCO出版


Profile

伊藤万理華  伊藤万理華さんのTwitter伊藤万理華さんのインスタグラム

1996年2月20日生まれ、神奈川県出身。2011年から乃木坂46一期生メンバーとして活動し、17年に同グループを卒業。現在は俳優として映画・ドラマ・舞台で活躍する一方、PARCO展「伊藤万理華の脳内博覧会」(17)、「HOMESICK」(20)を開催するなど、クリエイターとしての才能を発揮。2021年は地上波連続ドラマ初主演「お耳に合いましたら。」(TX)に出演。初主演映画『サマーフィルムにのって』(松本壮史監督)ではTAMA 映画賞にて最優秀新進女優賞を、日本映画批評家大賞にて新人女優賞を受賞。待機作に今冬公開予定の映画『そばかす』(玉田真也監督)がある。

▶︎ 伊藤万理華 OFFICIAL WEBSITE

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