【堀田真由の美容論】健康的にキレイを作る秘訣は？

美容や食生活を改めて考えるきっかけになったのは、2020年にノンノモデルになったタイミング。学生時代から憧れていた雑誌のデビュー企画の撮影には、プチ断食をして臨みました。でも緊張もあったせいか、途中で少し調子を崩してしまって。それからは自分の体や心としっかりと対話をして、＂無理せず自分のできることを、自分のタイミングで＂が美容に限らず、すべての合言葉に。完璧を目指しすぎず、自分らしく、がモットーになりました。

最初は「自分には合わないかも」と感じていても、思いきって挑戦してみたら、意外と向いていることってたくさんあるし、逆もある。私でいうと、ストイックな食事制限はあまり合っていませんでした。でも、＂試してみた＂という事実が大切で、挑戦による成功も失敗も、新しい自分と出会うための材料だと思うんです。知識を身につけつつ、頭でっかちにならず、心の赴くままにチャレンジできる人でいたいな。

憧れるのは「この人のバックボーンを知りたい」と思わされるような、内面から美しさがあふれている人。そのために、もっと自分自身を知っていきたいなと思っています。自分をよく知っている人は、きっと自己表現もうまくできると思うから。弱い部分も含めて、自分自身をまるごと愛せる、優しさのある人になりたい。インナービューティや、心にゆとりを持つ習慣、小説からもらう言葉のパワー、すべてが美しさにつながっている気がしていて。もどかしさを感じる日もあるけれど、一歩一歩マイペースに進んでいけたらいいな。丁寧に続けていたら、いつかきっと自分らしいキレイな花が咲くって信じています。