実録! ニキビとの10年間にわたる壮絶な闘い。江野沢愛美が寄れる美肌を手に入れるまで

2021.08.01

透明感のある肌に輝く笑顔、そんな愛美もニキビに悩んだ経験あり。10年間にわたる壮絶な闘いで愛美が学んだ、肌との向き合い方を大公開します。

愛美とニキビ これまでの闘い

克服した今だから語れる、愛美がニキビとさよならするまでの、10年間のストーリー

愛美とニキビ モデルカット1-1

おでこにびっしりニキビが出現

おでこに、文字通り「隙間なく」ニキビができる状態に。「生きているのが本当につらかった」

愛美とニキビ モデルカット1-2

アゴに大きくて痛いニキビが(泣)

「ホルモンバランスの乱れによる、アゴニキビの図。生理前になると、大きいのができてた!」

愛美とニキビ モデルカット1-3

フェイスライン全体を網羅

「写真に撮るのもイヤだったけど、いつか克服する、という気持ちで記録用に収めていました」



愛美とニキビ モデルカット1-4

この日、実はノーファンデ。
寄れる透明肌になりました♡

思春期ニキビが出現する! 肌荒れとのおつき合い開始

モデルとして小学生からメイクをする日々。中学生になってからは、おでこに隙間なくニキビができるまでに。

 ニキビが初めてできたのは、忘れもしない中学1年生の時。おでこにポツポツとニキビができ始めたのをきっかけに、ドラッグストアでアクネ用のスキンケアを購入したり、皮膚科に通ったりしていたな。でも、どんなにケアをしてもニキビは治らなくて、気づいた時にはおでこ全体がニキビで埋め尽くされているくらいひどい状態に……。今考えると、しっかりメイクが落とせていなかったのがニキビ悪化の原因だと思う。11歳でモデルデビューしたから、お仕事でメイクをすることが多かったの。もちろんメイクの落とし方なんてまったく知らなくて、当時の私はクレンジングシートでゴシゴシ肌をこすってた! スキンケアの知識もなかったから、メイクを落とした後は保湿もせずにそのまま放置。それじゃ、ニキビは悪化するよね(笑)。

激太り&お菓子爆食いによるニキビの悪化(泣)

現場でお菓子を食べ続けた結果、人生最大レベルの体重をたたき出す。同時に肌の環境もさらに乱れ……。

 思春期ニキビを抜け出すきっかけになったのは、食生活改善でのダイエットでした。当時の私は、スナック菓子が大好きで大好きで、中2あたりで激太りしちゃったの……! 撮影現場にいつも大量のお菓子が用意してあって、ポテトチップスを一袋平らげちゃうなんてこともザラだった(笑)。見かねた当時のマネージャーさんからきつ〜くお叱りを受け、ダイエットを一大決心。お母さんにも協力してもらって、お菓子をすべて断ち、野菜中心のヘルシーな食生活にスイッチしました。それで、なんと10㎏くらいやせて(!)、自然とニキビも治っていったんだ。

ホルモンバランスの乱れとストレスで肌が再び揺らぐ

生理の前、口の回りにニキビができる現象が起きるように。でも、「ちょっと大人になった気がした(笑)」。

 高校に入るまでは、お肌の調子がとてもよくて安定してたの。これで肌トラブルも一件落着……と思っていた矢先、高1でニキビが再発。今度は月に1回、生理前にアゴニキビが出現するようになりました。当時は、「ホルモンバランスが崩れるとはこのことか!」と少し大人になった気分だったな。高2でSeventeenモデルになってからは、常に可愛くてストイックな子たちばっかりの環境でプレッシャーを感じてた。周りの子と自分を比べてしまって、今度はストレスでニキビができるように。病院に行ってもそこまで改善しなかったけど「一時的なものだし、いつかは治るでしょ!」って正直あまり気にしていなかったというのが本音。

一人暮らしを始めて、史上最悪の肌状態に

不規則な生活、外食、寂しさから、「笑っちゃうくらいニキビができてた」。

 22歳を目前に控えた頃、人生初の一人暮らしをスタート。この時の私は誰からも干渉されない自由な生活に完全に浮かれてた。それから長い長いニキビとの闘いになるとは知る由もなく……。一人暮らしを始めてから、食事は基本友達と外食、寝る時間もバラバラ、時には友達とオールなど、とにかく生活習慣の乱れが半端じゃなかったんです(笑)。実家にいた時は、家族の仲がとてもよくて常にリビングにいたから、一人暮らしがとにかく孤独でふさぎ込んじゃった部分もあったかもしれない。家で一人ぼっちは寂しい→外に出る→生活習慣が乱れる、という不摂生の悪循環に陥っていた気がする。 その結果、何をやってもニキビが治らないという状況にまでなってしまって、肌の状態も人生もどん底だった。

美容皮膚科との出会い

泣きつく思いで行った美容皮膚科で驚きの改善。自分に合う治療を発見。

 事態はさらに悪化。今までできたことがなかったフェイスラインや頬にもニキビができて、ついに顔全体ニキビだらけという状態になってしまいました。病院で処方される塗り薬や漢方、ビタミン剤、ニキビに効くと聞いたコスメはなんでも使ったし、生活リズムや食生活も変えてみたけれど、まったくよくなる兆しはなく……。鏡に映る自分が本当に嫌いで、常に下を向いていたの。「生きているのがつらい」とマネージャーさんの前で泣いたこともありました。それを見かねたのか、美容皮膚科を紹介してくれ、通うようになったんだ。ニキビの膿出し、ジェネシスというレーザー治療、月2回の高濃度ビタミンCの点滴をすることで、次第に新しいニキビができなくなっていった。トラブルがあればすぐに駆け込む、を繰り返しながらいまだに根気強く通っているよ。

暗くて長いトンネルから、ついに脱却!

心の安定と食生活の改善、低用量ピルの服用で、10年間のつらい闘いから抜け出す!

 クリニックに粘り強く通い続けた結果、憧れだった、「下地だけで外を歩ける」状態になりました。少しずつ肌に自信が持てるようになったおかげか、メンタル面も安定。「自分はニキビができやすい体質で、人よりも時間やお金がかかる」ということを受け入れてから、気持ちもかなりラクになれた気がします。野菜中心のバランスのいい食生活と低用量ピルの服用などのインナーケアも相まって、お肌の調子はみるみるよくなっていった。周りの人からも、「肌、キレイになったね!」と言ってもらえて、ようやく長いニキビとの闘いが終わったのかなって。これからは肌に自信を持って生きていきたい。今ニキビがある子も解決策は絶対見つかるから、諦めないで前を向いてほしいな。
2021年9月号掲載
  • 【ニキビのことぜんぶ】皮膚科の専門医&メイクのプロが教えます!

    【ニキビのことぜんぶ】皮膚科の専門医&メイクのプロが教えます!

    ニキビやニキビ跡の隠し方・治し方って知ってる? メイクで隠す場合もケアする場合も、正しい知識が大切! ニキビは、白ニキビや黒ニキビの状態、炎症を起こした赤ニキビや黄ニキビの状態、炎症がおさまってニキビ跡になった状態(色素沈着またはクレーター)で、隠し方も治し方も変わるよ。今すぐ記事をチェック!

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