西野七瀬が秋リップをナビ！映画『孤狼の血 LEVEL 2』、『鳩の撃退法』インタビューも！

・Yellow Orange

・Chocolate Brown

・Dusty Pink

・Fig Red

・映画『孤狼の血 LEVEL 2』、『鳩の撃退法』インタビュー

今年もモデルや女優として大きな躍進を続ける七瀬。くるくると役柄を自在に演じ分けて、まだ見ぬ魅力が花開くように、最旬の秋色リップで４つの顔に変身。それは、どんな自分にもなれるまさに魔法。このワンストロークが唇に、心に、勇気をくれる。

Yellow Orange

ひまわりみたいに明るくて、でも、どこか落ち着きのある黄みを帯びたオレンジは、この秋マストで手に入れたいItシェード。見た目よりも断然唇になじみやすく、塗るだけでこなれた印象になれるのは、そこはかとなく漂うピュアムードに目が奪われる。

Ａあふれるツヤで唇ぷっくり

ぬれたようなツヤとピュアな発色がコレ１本で。ジューシーさのなかに感じる落ち着いた雰囲気も魅力。

ルージュデコルテ 16￥3850／コスメデコルテ

プライベートとお仕事ではリップの役割が違うみたいです

「私にとってリップは２つ役割があって、プライベートではマナー的感覚に近いのかも。自分が相手からどんな印象を持たれるかを考えちゃうから、塗る色はいつも同じで、ナチュラルに見せてくれるくすんだピンクを選ぶことが多いです。たまに黄色を重ねたりする日もあるけれど、これも相手ファーストで、誰に会うか、どこに行くかが基準になるかな。お仕事だと役柄によって塗る色が変わるし、衣装を着てメイクをするうちに、『よし！』ってスイッチを入れてくれるのもの。なんだか真逆な存在です（笑）」

── ONE POINT TIPS ──

じかにたっぷりと塗布して

見た目よりも肌なじみのいい色だからこそ、唇の上を往復させるようにしっかり色づけるのがポイント。

B クリーミィマット発色

くすみもカバーする高発色タイプ。

デアリングリィディストリンクトリップスティック 13￥4290／THREE

Ｃナチュラルなバーム感触

天然成分配合で唇が荒れにくく、透ける自然な仕上がり。

ドゥーナチュラルアレンジメントリップスティック YL09S￥1650・同リップスティックケース BK02￥330／ジャパンオーガニック（９月１日発売）

Ｄシックなキャラメル色

温かみのある色づきと、とろける塗り心地に夢中。

ミネラルルージュキャラメルベージュ￥3300／エトヴォス（限定発売中）

Ｅ目の覚める鮮やかさ

ひと塗りで、ビニール級のまばゆいツヤ膜ができる。

カラーエッセンスリキッドサンセットオレンジ￥1870／オルビス（８月23日発売）

コート￥115500／ル・シャルム･ドゥ･フィーフィー･エ･ファーファー（Toton）　パンツ￥28380／ザ・ウォールショールーム（ドリームシスタージェーン）　ネックレス￥19800・イヤリング（シングル・各）￥9900（LOVE BY e.m.）／e.m.表参道店　Tシャツ／スタイリスト私物

Chocolate Brown

何げない毎日に、濃厚なスパイスが欲しくなる日だってある。そんな時は、ココアのように甘くてカカオのようにほろ苦い、魅惑のチョコレートカラーを唇にのせて。きっと、いつもと違う景色を運んできてくれるはず。

Ａしなやかな膜で唇と一体化

ブランド初のマットなリキッドリップは、かさつくことなくピタッと密着して、落ちにくい！　

エンスロールマットリップスティック 04￥3850／セルヴォーク

── ONE POINT TIPS ──

ブラシで輪郭に丸みを出す

ダークな色を直線的に塗ると強く見えやすいので、じか塗り後にブラシで輪郭に丸みを持たせて。

B 透けるしゃれブラウン

唇がほのかに透ける軽やかなつけ心地。赤みが少なく、塗るだけでオシャレ。

シアーマットリップスティック 103￥4950・同専用キャップ￥550／SUQQU（限定発売中）

Ｃ濃密でこっくり色づくナチュラルなバーム感触

ミルクチョコレートのような黄みブラウン。見たままの高発色タイプ。

ルージュディオールウルトラルージュ 626￥4620／パルファン・クリスチャン・ディオール（限定発売中）

Ｄティントなココアカラー

じゅわっとあふれるツヤで潤いもキープ。

リップエディション 09￥1650／エテュセ

Ｅくすんだ深みがオシャレ

赤みが混じっているから、血色感でパッと華やぐ。

アナスイルージュ 500￥3850／アナスイコスメティックス

ワンピース￥33880／ザ・ウォールショールーム（ドリームシスタージェーン）

Dusty Pink

プライベートの七瀬の唇は、きっとこんな色。この秋も引き続きトレンドのくすみピンクは、ナチュラルながら、ハッピー感に満ちている幸せカラー♡ 時にガーリーに、そしてセクシーに、秋の乙女心に寄り添うピンクは、いつだって味方。

ルージュピュールクチュールザスリムベルベットラディカル 303／イヴ・サンローラン・ボーテ（9月24日発売）

Ａスフレ感触のピュアローズ

しっとりとしたマット質感で、唇がふんわり、立体的に。

ルージュピュールクチュールザスリムベルベットラディカル 303￥4950／イヴ・サンローラン・ボーテ（９月24日発売）

── ONE POINT TIPS ──

唇の山だけ少しオーバーに

リップでじか塗りをした後、山の部分だけ少しボリュームを持たせると柔らかさアップ。

B 甘く柔らかなコーラル

表情まで穏やかに見せる、上質なピンク。

ルージュアリュールヴェルヴェット 74￥4950／シャネル（限定発売中）

Ｃブラウンが潜むモーヴ

コクのあるテクスチャーで、むっちりとした唇に。

スティックルージュ 103￥4400／レ・メルヴェイユーズラデュレ（限定発売中）

Ｄ色気を放つモーヴヌード

唇の上でオイルが溶け出し、柔らかな色ツヤが広がる。

リップスティックコンフォートエアリーシャイン EX-06￥3850／RMK Division（限定発売中）

Ｅ微細パールが揺らめく

ミネラルと植物由来成分を配合した、美容液感覚のグロス。

ミネラリストリップグロスバームインジェヌイティ￥3520／ベアミネラル

トップス￥25080／ザ･ウォールショールーム（ドリームシスタージェーン）

Fig Red

王道の赤リップをアップデートするなら、イチジクみたいに熟した、深みのある果実色を。ワンストロークで秋のムードを高めてくれる上に、シックな色づきにうっとりしてしまいそう。唇を大胆に咲かせる色、試してみない？

ブラウス￥49500／ヒュー・デイ・トゥ・イブニング　イヤカフ￥22000／e.m.表参道店

Ａ秋薫るマロンレッド

オイルinタイプのマットリップで、乾燥知らず。

リップスティック CS 121￥3300（セット価格）／ポール＆ジョーボーテ（限定発売中）

── ONE POINT TIPS ──

輪郭に沿ってじか塗りする

ぼんやりさせずに、輪郭に沿うように丁寧に塗り、きちんと感を出すとぐっと秋っぽい表情に。

B 絹のような光沢感

顔料をカプセルに包み込み、色移りしにくい処方に。

ルージュアンリミテッドキヌサテン BR786￥4070／シュウウエムラ（９月15日発売）

Ｃ茶色が潜むまろみレッド

つけていることを忘れるほどの軽やかマット。

ルージュ・ジバンシイ・シアー・ベルベット 17￥5060／パルファムジバンシイ（９月３日発売）

Ｄ熟したワインレッド

人気の落ちにくいリップに新色が登場。秋を彩るワイン色。

ザマットリップリキッド 018￥3520／ADDICTION BEAUTY

Ｅ落ちにくいのにふんわり

ゴワつかないマットの膜でくっきりと唇を彩る。

エスプリークシフォンマットルージュ RD411￥2530（編集部調べ）／コーセー（８月21日発売）

出演映画『孤狼の血 LEVEL2』『鳩の撃退法』が公開。リップのカラーによってさまざまな表情を見せてくれるように、作品の数だけ違った顔を持つ七瀬の、「演じる」ことへの思い。

ワンピース￥42900／オフィスサプライズ（アデリー）　イヤリング￥3500／gray（グレイ）

自分と違う役ほどワクワクする

映画『孤狼の血 LEVEL 2』では「スタンド華」のママ・近田真緒役、映画『鳩の撃退法』ではコーヒーショップの店員・沼本役を演じさせていただきました。

どちらのセリフにもそれぞれ、広島弁、富山弁という方言が交じっていたので、すごく難しかったですね。撮影が始まる前に方言指導の先生が私のセリフを読んでくださっている音声データをいただいて、それを繰り返し聞いて発音を頭に入れてからクランクインに臨みました。ただ、方言を気にしすぎると感情や表情まで気が回らないし、そっちを優先するとイントネーションが関西弁になってしまって、そこのバランスをとるのが大変で……。

『孤狼の血』のオンラインイベントで地元の方が私の広島弁を褒めてくださっていたと聞いた時は、苦労した分、すごくうれしかったです！

私が役作りをする時は、ほぼイメージトレーニング。キャラクターの細かい部分まで想像を巡らせたり、もし周りに似たような人がいたら、その人のことを思い出したり……

でも、この２本の映画で演じた役に関しては、さすがに身近に似たタイプの人はいなかったですね。真緒は26歳だから年齢的には同世代とはいえ、母親代わりになってお金を稼いで弟と妹の面倒を見ている強い女性。人の頭をたたいたりビンタをするのは初めてだったけど、本番ではなんの遠慮もなくたたかせてもらいました。あれは、真緒なりの愛情表現なので（笑）！

沼本は、フラフラしていて、つかみどころがないキャラクター。だから、出てくるたびにちょっと違う印象を与える感じでも成立するのかなと思って、私の中にある「この子、次はどんな行動を起こすんだろう？」っていう気持ちがいい方向に出たらいいなと考えながら演じていました。

自分に近い役のほうがもちろんやりやすさはあるけれど、今回みたいに「どうやって演じよう？」って悩む役に挑戦することも、やりがいがよりいっそう感じられてワクワクするんです。

出演シーンは反省会が必須です

乃木坂46を卒業して約２年半。ありがたいことに、お芝居する機会をたくさんいただける日々が続いています。おかげで経験は順調に積んでいけているかなと思うけど、それがちゃんと自分の身になっているかどうかはあまり分からなくて。

出演作品を初めて見る時は、自分の登場シーンが始まったとたんに反省会が開かれてしまうので（笑）、フラットな目線になれないんですよね。特に映画の場合は撮影から試写で完成作品を見るまで半年以上空くことも多くて、「今だったらこうできるかもしれないな」とか、そんなことばっかり考えてしまって……。

でも以前、満島（真之介）さんに「映画は監督のもの、舞台は役者のもの、ドラマは脚本家のもの。だから、そんなに全部背負おうとしなくていいと思うよ」って言っていただいたことがあって。そういう考え方もあるんだなって、心が少し軽くなったんです。撮影の時に自分が出せるものはすべて出しきるようにしているので、そこは認めてあげて、前に進むことを心がけています。

役について考え続ける時間が好き

私が考えるお芝居の魅力の一つは、役を通していろいろな人になれること。それに、考え続けられるところも好きなのかな。

撮影現場にいる間はずっと、作品のこと、役のことに集中して、どう演じるかについて考えることができる。撮影を重ねるたびにそういう経験が自分の中にたまっていく感覚も好きだし、人によってお芝居の仕方って全然違うからこそ、いろいろな方とご一緒できることも勉強になるんです。

たとえば、受けるお芝居がすごく上手な方に出会うと、「どうやっているんだろう？」って興味がわいたり。何度か共演させていただいた（田中）圭さんは、こっちがどんな球を投げても返してくれる安心感がすごくて、素晴らしい俳優さんだなって思っています。

現場で共演者の方やスタッフさんとお話しする時間も、楽しくて大好き。監督さんやプロデューサーさんにたくさん話しかけていただけると「興味を持ってもらえているのかな？」って感じられて、すごくうれしくなるし、こっちも思っていることを話しやすくなるし、何よりシンプルに楽しい！

他愛のない話で盛り上がった時間は心に刻まれて、現場に行くのがもっと楽しみになるんです。

27歳は、まだまだいっぱい悩みたい

「こんな役を演じたい」、「こういう作品に挑戦してみたい」という目標は、もともとあまりないタイプ。それよりも、いただいた一つ一つの作品に深く取り組んでいきたい。

これから先、悩むことのほうが圧倒的に多いと思うけれど、むしろどんどん悩んでいきたいっていう気持ちが強いです。27歳の今はまだまだ苦しまなきゃいけない時期だと思うし、逆に私はなんでも順調にこなせていくほうが不安なんです。

だから、もし目の前に分かれ道があって、どっちに進んだらラクか分かっていたとしても、あえてもう一つの過酷な道を選んでしまいたくなる（笑）。若い時の苦労は買ってでもして、今のうちにいろんな経験を積んで、女優としても、人としても、深みのある存在になりたいです。