エンタメ部

No.073 ひよこ

【音楽って最高だ】忘れられない青春をロックンロールで

2022.06.20

20歳。たった20年しか生きていないけれど、私が信じてやまないことがひとつある。それは「音楽の持つ力」だ。

高校2年生のころ、平凡な私の人生を変えたバンドに出会った。それが「ハンブレッダーズ」だった。

寝ころびながらYouTubeを適当に彷徨っていたあの秋、ネバーエンディング思春期を謳う彼らの音楽が耳をぶち抜いたあの瞬間を、私は一生忘れないと思う。

 

初めて行った彼らのライブ、歓声に包まれて小さなステージに登場した彼らはマイクの前に立ってこう言った。
「スクールカーストの最底辺から青春を歌いに来ました。ハンブレッダーズです」
見た目がものすごくかっこいいわけじゃない。初めて見た彼らはすごく普通だった。むしろ地味と言ってもよかった。でも、イントロのギターリフが鳴った瞬間、それは一瞬にして変わった。

爆音の中、人と人の隙間から見る彼らは世界一かっこよかった。みんなで拳を掲げて、飛び跳ねて、その視線の先にいるのが、明るいだけじゃない青春をがむしゃらに歌う彼らだった。

人がひしめきあうライブハウスで、少しだけ泣いた。

3月に筆者が行ったライブ

 

私が彼らの音楽を好きな理由の一つに、歌詞というのがある。もちろんメロディーがいいのは言うまでもないけれど、その歌詞が私の心臓には刺さりまくった。

全ての楽曲の作詞はボーカルであるムツムロアキラさんが行っている。私にしてみれば、彼はロマンチストでありリアリストだ。本当に詩的な表現が多い。

私がハンブレの曲の中でいちばん好きなのは、何年たってもずっとこれ。

最初から最後まですべてのフレーズがかっこいい。

宇宙旅行には連れていけないけど、これくらいはするよ。ロマンチックだけど等身大。こういう歌詞が一番似合うのはハンブレッダーズだと思っている。

 

大学生は楽しい。自由が増えるし、行動の幅も広がる。おしゃれだってできるし、誰だってかっこよくなれる。

だけど、かっこよくないのがかっこいいこともあるということを彼らは教えてくれるのだ。かっこよくなくたっていい。誰だってこの世界の主人公なのだから。

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