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No.003 まき

帰省シーズンにぴったり!家族の魅力が詰まった本3冊

2022.08.01

こんにちは!

今日から8月、あと少しで帰省シーズンが始まります。
久しぶりの帰省という方も多いのでは?
今回は、実家に帰る人も、帰ってくる家族を迎える人も、ぜひ読んで欲しい!
家族の魅力がぎゅぎゅっとつまったおすすめ小説を紹介♪
小説、本、大学生

紹介するのはこの3冊!

子育て×ミステリー? 辻村深月『クローバーナイト』

主人公の鶴峯裕は、ブランドを起業し社長である妻・志保との共働き夫婦。
4歳の長女・莉枝美ともうすぐ2歳になる長男・琉大の子育てに毎日奮闘中ですが、
周りの夫婦にも事件が…。
保育園探し、小学校受験、お誕生日会、親子の関係。
子育ての「あるある」な事件の謎を解く、日常ミステリーになっています。

その謎を夫婦二人で解いていく姿が、爽快でわくわくするとともに、
「みんな誰かに助けられている」という帯のキャッチコピーは、
「だから、あなたも助けを求めて」という意味なのかなと思いました。
子育ての大変さ、楽しさがダイレクトに伝わってくるこの作品。
子育てあるあるはお父さん・お母さんのほうがむしろ刺さるかも?
ぜひ親子で読んでみてくださいね♪
そして、鶴峯家のかわいい莉枝美・琉大のやりとりにも注目!
物語の中で頻繁にちょこちょこと顔を出して、裕と志保だけでなく
私たちまでも癒してくれます♡

ぎこちない関係がほぐれていく。辻村深月『家族シアター』

こちらも辻村深月さんの作品。
親子、姉妹、姉弟、祖父、孫、夫婦。さまざまな家族の短編集ですが、
どのお話も、共通しているのは「少しぎこちない関係」であること。
きらい、うっとうしい、いらいらする。
家族なのに、わかんない。
それでも、最後にはぎこちなさがほぐれ、また家族として歩き出していきます。
お話の中で、登場人物たちは家族のことを一生懸命に考える、
というより、
考えずにはいられない、という印象でした。
考えずにいられない、
行動せずにはいられない。
家族だからこそ生まれる意識が、家族の再出発のためのきっかけになっていました。

そんな、とってもあたたかい短編集です。

亡き父が家族に残した仕掛けとは? 朝井リョウ『星やどりの声』

しっかり者の長女・琴美。
ちょっと頼りない長男・光彦。
ギャルと優等生、正反対の双子・小春とるり。
お調子者の次男・凌馬。
写真が好きで、いつも冷静な三男・真歩。
喫茶店「星やどり」を切り盛りする優しい母親・律子。

そんな家族をのこして亡くなった、大好きな父親・星則。
いつも騒がしくてくすっと笑ってしまう、
愉快な三男三女のやりとりで始まる物語ですが。

気づかないようにしていた不安や、
誰にも言わずに隠していた暗い気持ちがそれぞれ出てきます。
さらに、母が知らない男の人と会っていた…? という事件も。
それでも、父親の言葉を思い出し、母親に支えられ、
兄弟、姉妹とまた騒がしいやりとりをして、
みんなまた一歩強くなっていきます。
そんな姿も見どころですが、最後に父親の残した「仕掛け」が明かされるところで、
うるっときます!

文字通り、「笑って泣ける」家族の物語です。



いかがでしたか?
これらは大学生になってから読み直した作品なのですが、
中高生で読んだときよりも文章が深く自分の中に入ってきました。
なんだか最近こういうことが多い気がします…!
新しい本ももちろん、持っている本も夏に読み直したいなと思います!
面白かったものをまた記事にできたら嬉しいです♪

では、今回はここまで!
最後まで読んでいただきありがとうございました!

  • 出身地

    東京都出身

  • 身長

    154cm

  • 学年

    大学3年生

  • 推し

    推し:読書、JO1

楽しいもの、可愛いもの、面白いもの。
エンタメ中心に、大学生目線で情報をお届けしていきます!

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