私が購入したのは、第一弾の2巻目「花森安治」。
『暮しの手帖』初代編集長の方です。
あたりまえのくらしの中の、ささやかな喜びについて語った言葉が収録されています。
中には安治さんが描いたイラストが多く掲載されていて、それがとても可愛かったです。
この時代の人は、文章も絵も何でこんなにおしゃれなんだろう…?と感じます。
印象に残った言葉は、
『私たちの学校では…「話し方」というものは教わらない。
私たちの暮しというもののなかから「話す」ということを取りのぞいたら、
どれだけ小さな、侘しいものが残るであろうか。』
というもの。
私たちの暮らしとは何なのか?本当に価値のあるものとは何なのか?
このことを考えるヒントになる言葉がたくさんありました。