エンタメ部
No.003 まき
【虎に翼】総集編&特別編も放送!展覧会レポート
2024.12.29
こんにちは。
大学生エディターズNo.003まきです!
朝ドラ『虎に翼』ファンにとって、
年の瀬に嬉しいニュースがどどんとやってきました~!
まず、12月30日には総集編。
そして、31日にはスピンオフドラマ『虎に翼 紅白特別編』が放送されます。
どんな内容になるか楽しみ…!学生時代の皆のお話なのかな?とワクワクしています。
そこで、今回は今年の10月末まで、明治大学博物館で開催されていた『虎に翼』展のレポートです!
ドラマで出てきた小物やセットの再現もたくさんの、充実した内容でした。
ぜひ一緒に展覧会の内容とともに、『虎に翼』を振り返りましょう♪
『虎に翼』の魅力とは?
主人公は日本初の女性弁護士でのちに裁判官となった女性・猪爪寅子。
仲間たちと共に法律で、迷える子どもや女性たちを救っていく物語です。
私が思う魅力は、
①個性あふれるキャラクターが、②お互い支え合いつつも自立していること。
この2つの要素です!
何と言っても、キャラクターがみんな個性的!
まず、主人公の寅ちゃん。明るくてちょっと自信家なところもあるけれど、
全力で法曹への道を突き進んでいくまっすぐな女性。
物語が進むにつれ、「今の発言は良くないんじゃ…」とか、「そんなに怒らないでー!」など、視聴者の私たちもハラハラするところがあったり…?
ですが、そんな完璧すぎない、等身大の姿がとっても魅力的で面白かったです。
応援したくなる、元気をもらえる主人公!
そして!私の推し・優三さん。
寅ちゃんの家に下宿している書生で、司法試験合格を目指し勉強しています。
寅ちゃんが暴走してしまいそうなとき「深呼吸!」と呼びかけて落ち着かせてくれるという…名前の通り、本当に優しい寅ちゃんの理解者。
二人のやり取りが微笑ましいしうらやましくて、素敵な関係だなぁとニコニコしてしまいます。
だからこそ、本当に本当に、物語が戦争にさしかかってくるのが嫌でした。
優三さんが戦地に行く前の名シーンは、大きな話題にもなりましたよね。
ぜひ、総集編でもう一回見てください!
他にも、寅ちゃんの親友で生涯の相棒的存在・花江ちゃんに、寅ちゃんを厳しく・暖かく見守る家族。
明律大学女子部のみんなも個性的。男装でクールなよねさん、おしとやかなお嬢様の涼子さま、皆を優しく包み込む梅子さん、留学生のヒャンちゃん(コーデがいつも可愛くて好きでした♡)
こじらせイケメン・花岡さんに、絶対友達にいてほしい熱すぎる“漢”・轟、意地悪だけど何だかんだ仲良くなっていく小橋…
また、寅ちゃんの恩師・穂高先生や、いつもむすっとしている(けど甘党)裁判官・桂場さんなど、ここには書ききれないほどたくさんのメンバーが出てきます。
くすっと笑えるやり取りから、心揺さぶられるぶつかり合いまで。たくさんの胸が打たれる場面がありました。
その関係性は、ただ助け合っている、協力していく…というよりも、“影響し合って、それぞれの道を一人で歩み続ける”という方が近い気がします。
皆がいることで強くなり、最後は自分一人でそれぞれの“敵”と戦っていく。そのリアルさに励まされました。
ドラマと展覧会を通して思ったこと。
ドラマを見ていて実感したのは、「戦争は本当にいけないんだ」ということ。
当たり前すぎる感想になってしまうのですが、このドラマを見ていると強く思わせられるんです。
それは、先ほど書いた愛すべきキャラクターの皆が理由かもしれません。
容赦ない別れ、残された人たち。状況が大きく変わったり、夢を諦めなくてはいけなかったり。感情を激しくあらわにする場面も、絶望で静かに目に光がなくなっていく場面も、本当に見るのがつらかった。あんなに素敵な毎日だったのに…
大変だけど、明るく楽しい場面が多かったからこそ、その落差が辛くて…そして、これが現実にあったことなのかと思うと、さらに辛くてどうしようもなかったです。
それは展覧会でも。展示の一つに、明治大学の当時の学生新聞がありました。
六大学野球の記事、遅刻者を減らそう!週間のお知らせなど、今と変わらないなぁと見ていた矢先。
同じ紙面には、生徒の戦傷・戦死を告げる記事もありました。
私たちと同じ大学生が、戦争で傷つき亡くなっていたこと。もちろん勉強して知ってはいたけれど、ダイレクトにその事実が感じられて、目が離せなくなりました。
それが紙面にのっていて、当時の日常だったのかということもショック。
歴史の授業や、戦争を扱ったコンテンツを見てきたけれど、ここまで戦争について考えた機会は私にとって初めてでした。
『虎に翼』を再び堪能できる2日間!
さて、『虎に翼』ドラマと展覧会の振り返りはいかがでしたか?
女性の社会進出、法律とは何か、皆が心地よく生きられる社会とは。
明るく笑えて元気をもらえるストーリーの中に、様々な課題に対する「考えるヒント」が込められていたなと思います。
見る人やタイミングによって、受け取るメッセージや感じ方も違うのかなとも思ったり。
この記事で、私なりに考えたドラマの魅力が少しでも伝わっていたら嬉しいです!
30・31日、楽しんで見ます♡
それでは、今回はここまで。
最後まで読んで下さり、ありがとうございました!
- #Tag
- Share