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No.216 るこ

【2025】大学生に読んで欲しい小説10選

2025.08.24更新日:2025.09.06

こんにちは〜。今回は、大学生にぜひ読んでほしい本10選を、就活、恋愛などにジャンル分けして、おすすめの1文(本より引用)とともに紹介したいと思いまーす。

恋愛&自立

汝、星の如く

ーーわたしは愛する男のために人生を誤りたい。

家庭環境が複雑で「まったく大人じゃない大人」に振り回されてばかりの高校生、暁美と櫂が瀬戸内の美しい島で出会い、自然と惹かれ合う。しかし、高校卒業のタイミングで櫂だけが漫画家を目指し、上京することになり二人は遠距離恋愛に。男女差別、見捨てられない親の重み、すぐに噂が広まる島、変わっていく櫂と変わらない暁美。高校二年生から三十二歳までの二人、それぞれの視点を通して物語が進む。恋愛をする上で、生きていく上で、何が大切なのかを考えながら紡がれる愛の物語。

傲慢と善良

ーー皆さん、謙虚だし、自己評価が低い一方で、自己愛の方はとても強いんです。

婚約していた真実が、ある日、突然いなくなってしまった架。真実がなぜいなくなったのか、真実の過去を遡るうちに、今までは見えていなかった真実を知る。婚活をする上で、“ピンとこない”。そう思ってしまう傲慢さはどこからくるのか。現代の若者は傲慢で善良。読み終わる頃には、タイトルの重みが増す、大学生にこそ読んで欲しい恋愛ミステリー。

カフネ

ーー「カフネ」ー愛する人の髪にそっと指を通す仕草

夫と離婚し、大好きな弟が亡くなった薫子。弟が残した遺言書をきっかけに、元恋人、刹那と会うことに。アルコール漬けの日々を送っていた薫子だが、せつなに誘われて家事代行サービス“カフネ”でボランティアをすることに。なぜ離婚を切り出されたのか?弟は本当に病気で亡くなったのか?いつも無愛想なせつなには秘密が?物語が進むにつれ、それぞれの本当の想いが明らかになっていく。美味しそうなご飯の描写にお腹が空き、読み終わる頃には心はお腹いっぱいに。

今日のハチミツ、あしたの私

ーー蜂蜜をもうひと匙足せば、多分あなたの明日は今日より良くなるから

30歳になった碧は、仕事を辞めて、恋人の故郷に行くことにした。しかし、恋人の父親に結婚を反対されて、結婚の条件として蜂蜜園が滞納している地代を回収することを出された。その蜂蜜園を手伝いながら様々な人と出会い、碧は自分の居場所を築き上げていく。主人公の静かな強さとハチミツに明日を生きる勇気を貰える!!!

就活

何者

ーー自分は、幼いころに描かれていたような夢を叶えることはきっと難しい。だけど就職活動をして企業に入れば、また違った形の「何者」かになれるかもしれない。

「就活」という現代の大学生が逃げられないイベントに挑む四人の大学生。四人は協力し合い就活に挑むが、その裏では軽蔑や嫉妬、蔑みで溢れている。就活の流れから、それに伴う人間関係、就活生の“本音“までを鮮やかに表現したリアルすぎる就活小説。就活をする全大学生に読んで欲しい一冊。主人公は最後に何を思うのか、、、。

何様

ーー不誠実な顔をして通り過ぎていったあらゆる出来事の中にも、本気の1秒は、あったのかもしれない。

「何者」の登場人物の過去や未来にスポットライトが当てられたお話。就活中心だった「何者」と比べて就活の要素がありつつも自分が何者なのか何様なのかをさまざまな登場人物が考えていく要素が強い。「何者」を読んでいなくても楽しめ、読んでみるとより面白い、就活中に読みたい作品。生きていく中で、誰もが直面するであろういくつかの悩みに共感し、一つの正解を知れるかも!?物語が終わる頃には自分が何者なのか何様なのか、考えずにはいられない!

考えさせられる!

世界99上

ーー「自分より自分」である人間に出会ったとき、多くの人間がこうして陶酔するのだった。

〈呼応〉と〈トレース〉を駆使してコミュニティによってキャラクター(性格)を分けて楽して安全をモットーに生きる空子の人生。可愛いを詰め込んだような存在のピョコルン。皆んなが、誰かにとって便利な道具である世間。一貫して気味の悪さを感じるが、現実と通ずる部分が多く、ただのエンタメとは思えない、“今”読んでおくべき作品。

アーモンド

ーーほとんどの人が感じても行動せず、共感すると言いながら簡単にわすれた。感じる、共感すると言うけれど、僕が思うにそれは本物ではなかった。

怒りや恐怖などを感じることがないユンジェは“怪物”と呼ばれ、なかなか、普通の生活に馴染めない。ある時、目の前で祖母と母が通り魔に襲われてひとりぼっちに。そんな中、激しい感情を持つ正反対の“怪物”ゴニと出会う。この出会いにより、ユンジェの人生が大きく動く!!感情とは何なのか?目には見えない心について考えてしまう一冊。

流浪の月

ーーだって大人は子供とちがって好きなところにいける。わたしは子供だから、あなたの席はここ、と決められたところから動けない。

父が死に、母に捨てられた幼い更紗は、叔母の家で今までの常識を否定され、息が詰まりそうな生活を送る。そんな中、雨の日をきっかけに公園でロリコンと呼ばれていた文と暮らすように。几帳面な文と自由な更紗はお互いに足りないものを補い合いながら幸せに過ごしていたが、世間はそれを許してはくれなかった。そんな二人が大人になり再び出会いまた物語が始まる。常識や正義感、善意は時として人を刺す。これらは本当に正しいのかを考えさせられる。

世界の名作

新訳 アンの青春

ーー人生は、惨めな思い出は、いさせてくれないの。いくら悲しみに浸ったまま、ロマンチックなままでいようと心に決めていてとしても、、、慰められて、ちゃんと生きていくようになるものなのよ。

アンシリーズの第2巻。第1巻より成長し、さらに魅力が増したアンが先生に。相変わらずの想像力と前向きなアン視点で物語は進む。アンの生き方、美人にも負けない魅力と様々なアクシデントや出会いに笑い、涙、学びがあること間違いなし。大学生になった今だからこそ読みたい名作。

さいごに

いかがでしたでしょうか?

どの本も、心の底から“推せる“一冊なので、ぜひ読んでみてください。

たくさん本を読んで充実した大学生活にしましょー!!!

  • 出身地

    広島県

  • 身長

    157cm

  • 学年

    大学3年生

  • 推し

    写真、旅行、読書

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