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No.266 すずめ

【夏のお出かけ】500点以上の原画で世界観に没入! 手塚治虫 ブラック・ジャック展 in沖縄

2025.08.28

 閲覧ありがとうございます。non-no大学生エディターズのすずめです🌺

今回は、【手塚治虫 ブラック・ジャック展】に訪れた感想をまとめました。

小学生の頃にブラック・ジャックシリーズを全巻読破した私にとっては、夢のような展示会でした。ブラック・ジャックを昔から好きな方もこれから読む方にも楽しめる展示会だと思います。

暑くて溶けそうな今の時期、涼しい美術館で快適に過ごしながら、推しを堪能できることに幸せを感じました💕💭

ブラック・ジャックとは

ブラック・ジャックのイラストが描かれた旗
美術館の外にずらりと並んだブラック・ジャックの旗

 ブラック・ジャックとは1973年~1983年に「週刊少年チャンピオン」(秋田書店) で連載されたマンガです。『鉄腕アトム』や『火の鳥』などを生み出した手塚治虫先生の名作医療マンガです。 

主人公の医師免許を持たないブラック・ジャックが、高額な報酬を請求するのと引き換えに、彼の持つ凄腕で重傷の患者を助けます。

ブラック・ジャックが自身の過去や信念と向き合いながら個性豊かな登場人物と繰り広げる先の読めない展開がとても面白いです。

作中の細かな人体描写や、手術シーンは迫力があって印象的です。

命に対する葛藤、お金に対する価値観、愛とは何か、平和を実現するには。医療という枠組みだけにおさまらず“本当に大切なもの”に迫るシーンがたくさんあります。

連載開始から50年以上たっているにもかかわらず、現在の私たちが抱える問題をつくようなエピソードや共感できるシーンが数多くあり、とても驚かされます。連載当時、生まれていなかった私も小学生の頃初めて読んでからずっと大好きな作品です。

展覧会について

手塚治虫 ブラックジャック展 30秒CM

Information

手塚治虫 ブラック・ジャック展

  • 会期:2025年7月18日(金)~2025年9月15日(月)

  • 会場:沖縄県立博物館・美術館 企画ギャラリー1,企画ギャラリー2
  • 開館時間:9:00~18:00(金・土は20:00まで) ※入場は閉館の30分前まで
  • 休館日:毎週月曜日 ※9月15日(月・祝)は開館します。
  • 公式HPはこちら

感想

 私が訪れた感想としては、時間を忘れてほんとうにたっぷり楽しめます。ほとんどが撮影禁止エリアということもあって、スマホで時間を見ることもないので文字通り時間を忘れて展示を回りました。

 足が疲れてきたなという感覚で時間の経過に気づく、という感じでした。(展示の途中にソファーも設置されていたので安心ですよ! )それぐらい没頭しました。私は、好きなシーンやお気に入りのエリアはじっくり見て、あとはあらすじだけを読むなどして楽しみました。それでも、トータル3時間ほど滞在しました。全ての展示を丁寧に満喫すると2倍(6時間弱)ぐらいかかるのでは?と思っています。(公式HPにも鑑賞に時間がかかると記載あり😲)

鑑賞スタイル

 基本的には、原画が壁に並べて展示されていて、読み進めていく鑑賞スタイル。他にも映像や、当時の漫画誌などの展示もありました。テーマごとに分かれていたり、多様な視点からブラック・ジャックをとらえることができるコーナーもあり世界観を満喫できます。

混雑状況

 私は夏休み中に訪れたので、平日ですがお客さんは多い印象でした。漫画を読んだり、展示を見たりするので、列になって進んでいく場所もあります。前にも後にも列が続いているような状況でした。ですが、第3室からはとても広くてゆっくりと楽しむことができました。

展示内容

 展示は、第1室~第4室まであり、それぞれテーマごとに分かれて展示されていました。原画はなんと、500点以上展示されているようです。実際に訪れてみるとその数に圧倒されました。進んでも進んでも、展示であふれていてブラック・ジャックの世界を堪能できました。その中でも、私のお気に入りエリアやポイントを4つご紹介します。

①フォトスポット

 お気に入りエリア①

 入り口から入ってすぐの第1室とフォトスポットは、唯一、写真撮影が可能なエリア。フォトスポットや登場人物紹介の展示がありました。入り口にある、主要なキャラクターが並んだフォトスポットは、隣に並んで撮影できるので、ファンにとっては嬉しいポイントです。

ブラック・ジャックの主要キャラと写真が撮れるスポット
入ってすぐに、作中に登場するキャラクターがお出迎え💘

ほかにも、ブラック・ジャックが名台詞を言うシーンは迫力がありました。かっこよくポーズを決めたいですね✨

ブラック・ジャックが「いこう患者が待ってるぞ」というシーンのフォトスポット
かっこいい後ろ姿と📷

手塚治虫先生の作業机を再現したエリア。机の上には、テレビや当時の雑誌や新聞などがありました。歴史の教科書で見るような出来事が見出しになっていて、当時の時代観を感じることができました。

手塚治虫先生が使用していた作業机の再現

登場人物が紹介されているエリアでは、作中のシーンとともに性格やブラック・ジャックとの関係が分かりやすく展示されていました。私は、ブラック・ジャックを読むのが本当に久しぶりだったので、このエリアで一気にブラック・ジャックの世界観を思い出しました。

②連載当時の背景

お気に入りエリア②

 第2室からは、写真撮影が禁止のエリア。第2室では当時の漫画やエンタメ業界について、ブラック・ジャックが世の中に与えた影響などが説明されていました。連載当時は、私が生まれる前なので新鮮でした。

今までは、純粋に物語の世界だけを楽しんできましたが、当時の社会情勢や手塚治虫先生の漫画に対する向き合い方のストイックさを感じたからこそ、この後に続く圧倒的なスケールの漫画に対する凄さをさらに感じました。

③圧巻の原画数

お気に入りポイント③

 原画の数は圧巻でした。角を曲がっても曲がってもそこにはたくさんの原画が一面に広がっています。テーマごとに分かれていて、愛されるブラックジャックや手塚治虫の他の漫画のキャラが登場するシーンを集めたコーナー、因縁の相手との対決、動物の命を救うシーンなど名シーンがそろっていました。

私の特にお気に入りのエリアは、推しの【ピノコ】が活躍する回が集められたコーナーです。ピノコの誕生秘話や、ブラック・ジャック先生のことが好きすぎるピノコ、優秀な助手へと成長していくピノコや、姉との再会など笑いあり涙ありの回が集結していました。ピノコ推しとしては、最高のエリアです。

④手術シーン=アート

お気に入りエリア④

 私が、この漫画にはまったのは、ストーリーの面白さや登場人物の愛らしさももちろんですが、【手術シーン】が衝撃だったことも大きいきっかけです。

人体の構造を細かく描かれていて、圧巻です。手術のシーンでは切開した後の内臓や、人間の体内の様子が細かく描かれているのですが、リアルなシーンでも不思議と目を逸らしたくはならず、むしろ食い入るように見てしまいます。

漫画の作画の域におさまらず、美術館の絵を見ているような、引き込まれていくアートさを感じていました。

第4室にある、手術シーンをアートな視点から捉える展示はとても興味深かったです。細かな人体の構造は漫画のコマの中で見るよりも展示はさらに迫力がありました。

グッズ

 グッズは展示のエリアではなく、館内にあるショップ<ミュージアムショップ「ゆいむい」>で買うことができました。ペン、ステッカー、付箋紙、マスキングテープなどの文房具や、マシュマロ、クッキーなどの飲食物、ポーチ、Tシャツ、ハンカチなどの衣類…。たくさんの種類のグッズが充実していました。

私が購入したのは、ステッカーとボールペン。普段使いできるものがいいなと思ったのでこのチョイスにしました。

ブラック・ジャックのボールペンとピノコのステッカー

ステッカーは早速スマホに挟んでいます。可愛いピノコがいつでも目に入るので癒しです。

最後に

 みなさん、いかがでしたか?不朽の名作ブラック・ジャックの世界観を思いっきり堪能できる機会は見逃せません! 気になった方はぜひ、足を運んでみてください💕私も、もう一度ブラック・ジャックを読み返したくなりました。

  • 出身地

    沖縄県出身

  • 身長

    154cm

  • 学年

    大学2年生

  • 推し

好き ドラマ📺・映画鑑賞🎬/編み物🧶/料理🍳・お菓子作り🍰/読書📚

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