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No.312 ユヅキ

【当たり前の隙を突く】朝井リョウの本ベスト3

2025.08.31

朝井リョウさんってどんな作家?

最近、「自分は誰かに共感されているのかな…」とか、「周りと比べて焦ってしまう」、「自分は何者かになれているのか」と悩むことが増えてきた大学生の皆さんへ。そんなときに手に取りたくなるのが、朝井リョウさんの作品です。

青春や日常の何気に瞬間をリアルに切り取る文章は、まるで自分の生活をそっと覗かれているような感覚になることも。SNSや就活で悩む今だからこそ、登場人物たちの迷いやもがきに共感できるはず。

今回は、大学生の私が特におすすめしたい3作品を紹介します。どれも読み終わったあとに、自分の生活や人間関係を少しだけ違った目線で見られる作品ばかりです。

1.「桐島、部活やめるってよ」

高校を舞台にしたこの作品は、クラスの中心人物が突然部活をやめたことから起こる人間関係の変化を描いています。表面的には「部活をやめただけ」と思えるけれど、登場人物それぞれの視点で描かれる出来事はまるで自分の大学生活にも通じるリアルさ。友達との距離感や、自分の居場所について考えさせられる一冊です。

2.「何者」

就活をテーマにした代表作で、SNS世代の大学生なら誰もが共感する葛藤が詰まっています。「自分は何者なのか」「周りと比べてしまう自分」に向き合う主人公たちの姿は、読んでいて思わずドキッとする瞬間がたくさん。悩みながらも前に進む姿に勇気をもらえる作品です。

3.「死にがいを求めて生きているの」

青春小説の要素と社会的なテーマが融合したこの作品は、読むと「生きる意味」について自然に考えさせられます。登場人物たちの葛藤や迷いは、深く刺さるものばかり。ゆっくり向き合いながら読み進めることで、自分自身の価値観や考え方を見つめ直すきっかけになります。

まとめ

どの作品も、迷いや葛藤を抱えながらも前に進もうとする姿が描かれていて、大学生にこそ響くテーマばかり。読後には、自分の生活や人間関係を違った目線で見られる気がします。

「青春ってまだまだ終わらないんだな」と思わせてくれる朝井リョウの世界、ぜひ手に取ってみてください!

  • 出身地

    北海道出身

  • 身長

    152cm

  • 学年

    大学2年生

  • 推し

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