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No.267 かほ

【国立新美術館】『ブルガリ カレイドス 色彩・文化・技巧』展で色彩の旅へ!

2025.09.20更新日:2025.09.23

みなさん、こんにちは!

国立新美術館で9/17から開催されている企画展『ブルガリ カレイドス 色彩・文化・技巧』展に行ってきたので、どのような企画展だったのかみなさんにご紹介したいと思います!

「ブルガリ カレイドス 色彩・文化・技巧」展とは…?

イタリア・ローマ発の高級宝飾品ブランドである「ブルガリ」。そのブルガリが日本で10年ぶり、過去最大規模で開催しているのが「ブルガリ カレイドス 色彩・文化・技巧」展です。
「色彩」をテーマに、ブルガリ・ヘリテージ・コレクションと個人コレクションから選び抜かれた約350点のジュエリーを、ブルガリ140年の歴史を辿りながら見ることができます。

Information

「ブルガリ カレイドス 色彩・文化・技巧」展

  • 場所:国立新美術館 企画展示室2E
      〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2
  • 開館時間:10:00~18:00(金・土曜日は20:00まで)
  • 会期:2025年9月17日~2025年12月15日
  • 観覧料:一般 2300円 大学生 1000円 高校生 500   
    円 中学生以下 無料(キャンパスメンバーズ加盟大学の学生は800円)

私は今回、キャンパスメンバーズを利用してチケットを購入しました!
キャンパスメンバーズに加盟している大学の学生は、チケットを購入する際、学生証を見せれば大学生料金からさらに200円引きの料金でチケットを購入できます!
大学生料金でも一般料金と比べて十分割安ですが、さらに割引きができるのは嬉しいです♡

みなさんが通っている大学がキャンパスメンバーズに加入しているかどうかは以下のリンクから確認できます。

見どころ紹介👀

「ブルガリ カレイドス 色彩・文化・技巧」展では第1章「色彩の科学」、第2章「色彩の象徴性」、第3章「光のパワー」という3つのセクションに分けて展示がされています。

ここからは私が実際に行って印象に残った展示を3つのセクションごとにいくつかご紹介したいと思います!

第1章 「色彩の科学」

第1章「色彩の科学」。こちらのセクションではまず、ジュエリーの世界で最も重要視されているという、ルビーの「赤」、サファイヤの「青色」、ゴールドの「黄色」といった「原色」の展示から始まります。その後、緑やオレンジ、紫といった原色を混ぜ合わすことでできる「二次色」のジュエリーの展示、最後はこれらの色を組み合わせたジュエリーの展示となっていました。

私が第1章で特に心奪われたのはサファイヤ、エメラルド、そしてサファイヤとルビーを組み合わせたバングルの展示でした!

サファイヤは青、エメラルドは緑でどちらも透き通った宝石です。
サファイヤはゴールドを基調としたネックレス、イヤリングに大胆に配置されていて、とてもゴージャスな印象を受けました。

ブルガリ展 サファイヤ
「青」をテーマにしたサファイヤの展示です

また、「緑」をテーマにしたエメラルドの展示では、エメラルドとダイヤモンドの組み合わせが多く、特に目を引いたのはまるでハットのようなネックレス。

ブルガリ展 エメラルド

大きく、ダイヤモンドがふんだんに使われているので輝きが凄かったです✨
一際目立っているように感じました!

1950年代頃、これら原色や二次色を組み合わせてジュエリーを生み出すことはあまりヨーロッパでは一般的ではなかったそうですが、ブルガリが大胆にその考えを打ち破り、赤色などの「暖色」と青色などの「寒色」を組み合わせる大胆な宝石の配置に挑戦したそうです。

その1950年代に作り出されたのが、青色のサファイヤと赤色のルビーを組み合わせて作られたバングルです。

ブルガリ展 サファイヤとルビーのバングル

大きなサファイヤが目立ちますが、その周りの小さな粒のルビーと調和しているからこそ美しい作品だと感じました!
まさに暖色と寒色との調和を体現している作品ではないでしょうか🤔

第2章「色彩の象徴性」

第1章の展示を見た後は第2章「色彩の象徴性」に展示が移っていきます。

色彩には感情的な意味や文化・社会的な意味を込められることがしばしばあります。例として、白という色は日本でいうとウェディングドレスなど純潔さやお祝い事を連想する方が多いのではないでしょうか。
このような色に含まれた様々な物語をジュエリーを通して探っていきます。

このセクション1番の目玉展示といっても過言ではないのが「セブン・ワンダーズ」というかつてイタリアの伝説的女優が身に着けていたネックレスです。

このネックレスは大きなエメラルドの宝石が贅沢に7つ使われ、そのエメラルドの周りをたくさんのダイヤモンドで際立たせています。

ブルガリ展 セブン・ワンダーズ

このネックレスを見たとき、エメラルドの吸い込まれるような透き通った緑色、さらにダイヤモンドの輝き具合が綺麗すぎて思わず1人で感嘆の声を上げてしまいそうでした✨
個人的にこの展覧会で1番印象に残った作品でした!

その他にも「色彩の象徴性」では、従来、調整剤とされてきた白や黒をあえて表面にだしたジュエリーの展示、そして緑を基調とした展示が高級感があり、印象的でした!

ブルガリ展 ブラックエナメル
あまり馴染みのない黒のジュエリー。
ゴールドとマッチして上品さが際立ちます。
ブルガリ展 内観
深い緑を基調とした展示室は高級感があります✨

第3章「光のパワー」

展覧会最後の章である「光のパワー」。今まで見てきたジュエリーの色彩が美しく見えるために光の存在は不可欠であり、その光の効果を最大限生かすために職人の方たちは様々な技法を宝石に施してきました。

ブルガリの貴金属細工のルーツは銀細工にあったため、「光のパワー」ではブルガリの銀細工の作品から始まり、金細工、そして色のついた宝石について職人が施した技巧によって輝きを放つ貴金属と宝石を楽しむことができます。

銀細工の展示では、カードケースやテニスボールを入れる缶など銀を使ったユニークな作品がありました!

銀細工のコレクション
真ん中にある円柱形のものがテニスボール缶、右端にあるトランプの絵柄が彫ってあるものがカードケースです

カードケースの銀細工は、銀にトランプのQの絵柄を細かく彫っていて、職人技のすごさを実感しました✨

また職人技が光る作品として、このセクションで展示されていたのがこのネックレス。

ブルガリ展 ネックレス。

鎧のように大きなネックレスには色とりどりの宝石と金が多く使われ、豪華な作品です。宝石をよく見てみると、それぞれ大きさやカットの仕方が異なり、それら宝石がびっしりと敷き詰められることで1つの作品として美しく見せている、まさに職人さんの技が光った作品だと思いました!

フィナーレ

この展覧会は、展覧会のメインヴィジュアルにもなっている《コンバーチブル・ソートワール=ブレスレット》の展示でフィナーレを迎えます。

《コンバーチブル・ソートワール=ブレスレット》
《コンバーチブル・ソートワール=ブレスレット》

こちらの作品は展覧会で「高貴な万華鏡」と紹介されていて、ブルガリの色彩とその物語を体現する唯一無二の傑作です。

多彩な宝石を使ったこの作品には、「色彩の科学」「色彩の象徴性」で見た色彩の組み合わせ挑戦してきたブルガリのジュエリーへの姿勢、そして「光のパワー」で見たジュエリーが1番輝きを放ち、綺麗に見えるよう技巧を凝らしてきた職人の方々、ブルガリの歴史がつまっていると感じました。

さいごに…

いかがでしたでしょうか?

「ブルガリ カレイドス 色彩・文化・技巧」展を見終わった後はまさに1つの物語を読み終わったような、そんな感慨に浸ってしまいました…!

記事を書きながら写真を見返していたのですが、直接見たときの輝き、美しさは写真越しでは伝わらないと思いました!
ぜひ皆さんも「ブルガリ カレイドス 色彩・文化・技巧」展を訪れて、ジュエリーの美しさを体感してみてください♡

  • 出身地

    神奈川県出身

  • 身長

    152cm

  • 学年

    大学2年生

  • 推し

好き 旅行/料理/カフェ巡り/エレクトーン/音楽/ファッションetc…

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