ファッション部

No.084 みん

【COACH新ブランド】ギフトに！コーチトピア〇〇から作るカバン

2023.12.18

コーチから登場した新ブランド「コーチトピア」のカバン。

このカバン実は、はぎれから生まれたものなんです！

どうして、はぎれから作られたバッグを販売しているのか。それは最近注目されているSDGsが鍵となっています。環境問題と聞くと、難しいイメージがあるかもしれません。

しかし私自身は、このバッグから「サステナブル」ついて楽しく学ぶことができ、視野が広がったと感じました♪♪

そのため今回は、バッグとコーチトピアについてご紹介します♪

-目次-

普通のカバンとココが違う！様々なコト。
キレイめ〜スポーティまで！多系統コーデ
使わなくなったら〜送り出し先も用意♡～
コーチトピアのブランド担当の方に聞いた！ルール３箇条。
もっと知りたい！コーチトピアのこと♡
おわりに〜女子大生の私が思ったこと〜

普通のカバンとココが違う！様々なコト。

コーチトピアの製品は、循環型のモノづくりを意識したものです。そのため、このバッグ一つからでも普通のカバンとの様々な違いが分かります。

アイテムの詳細はこちら

１. チェック柄は、素材を活用するためのデザイン？！

カバンの素材はCOACHのバッグを製造する際、型取りをして不要になった「はぎれ」です。

異なるサイズのはぎれを有効活用するため、大小様々なのはぎれから小さなパーツを作り、組み立てて作っています。

そのため、チェック柄となっているのです！これによって「廃棄予定の素材→新しいカバンへ」という構図が出来上がり、廃棄物を削減することができます。他の製品も、意図があってデザインされたモノばかりです。

例えば、カラフルな色味のデザインカバンは、「様々なカラーのはぎれを活用するため」という理由。また組み立て式で、「全てのレース（紐）を外すと１枚のレザーになる」というトートバッグがあります。これは、平らな状態で輸送すると１回で配送できる量が増え、出荷によるCO2排出量を減らす効果があるという理由からデザインされました。

このようにコーチトピアのアイテムは、環境への影響を考えて設計されたデザインばかり。共通しているのは、「作りたいモノ→素材を探す」という構図から「廃棄されるはずの素材→デザインを作る」という矢印の向きになっていることです。

私自身、デザインの意図を知ることで「環境への配慮としてこんな工夫ができるのか！」と新たな発見ばかりで、楽しみながら学ぶことができました^ ^

〜マイアイテムへの感想〜

正面
側面
マチ

まず、手に取ったときに印象的だったのは、素材感でした！

写真では伝わりきらない独特な色具合や素材感がとても気に入りました♡個人的には「喫茶店のソファー」のような、なんとなく手に馴染む感覚。またカバンに「個性」を感じて、新鮮な気持ちにもなりました^ ^

素材以外にも、中身の量によって型崩れする心配が無い形。想像よりコンパクトで使いやすい。肩にかけるのに短すぎない長さなのがgoodポイント◎と感じました。

単純にデザインに惹かれて選んだアイテムでしたが、チェック柄デザインの裏側には自分の知らない意図や工夫が施されていたことにも驚きました。

２.タグに搭載された「NFCチップ」からわかること

コーチトピアの一部の商品に付いている2つのストラップ。

レジンストラップ
NFCチップ搭載の雲のマークのストラップ

マルチカラーで少しPOPなレジンストラップは、廃プラスチックを70%以上使用したリサイクル素材。

そして、もう一つの雲のマークが入ったストラップにはワクワクする仕掛けがあります。コーチトピアのアイテムには、一つひとつにデジタルパスポートが付与されています。

なんと！雲のストラップを自分のスマートフォンにかざすと、素材・デザイン・そのアイテムが循環してきた記録、つまりアイテム固有の「ライフストーリー」が登場！！

NFCチップかざした後に表示された画面
ログイン後、マイアイテムとして追加された画面

素材をみると、「アップクラフト」という文字や「100%リサイクル」という文字があります。また「生まれ変わった回数」という項目からも、この製品が循環型のものづくりから生まれたことがわかります。

ログインしてマイアイテムに追加すると、自分が購入したことが記録されます。オンリーワンの記録、なんだか愛着が湧きます^ ^

ちなみに、今後も再利用・再使用が進むに連れて、このカバンが歩んだ旅の過程（ライフストーリー）が記録されていきます。

３.アイテムの廃棄物へのインパクトが可視化！

商品画面をみると、「このアイテムのカーボンと廃棄物へのインパクト」という項目があります。ここには、アイテムが与える地球への影響度が細かい数値で記されています（253gの廃棄物回避など）。

ただ「エシカル商品です」と言われてもあまりイメージできませんが、このように細かく知ることができるとイメージが湧きやすいですし、自分自身もサステナブルな取り組みに参加していると実感できますよね。

アイテムの詳細はこちらをチェック

キレイめ〜スポーティまで！多系統コーデ

キレイめ〜スポーティまで色々なシーンで活用できます。マルチに使えるのでコーデを考える楽しみも♡

モノトーンはカラーアイテムと相性抜群。普段は挑戦しないカラーコーデを組むキッカケをくれます⭐︎

バッグのシルエットが特徴的で「重厚感」があります。そのため、シンプルなコーデのさりげないアクセントになってくれる♡

ジーンズ、黒のトップス、マフラー、ブーツと合わせたコーデ — シンプルなコーデにワンポイントとしてin♡

ちょっぴり息抜きをしたいときには、スウェット&カーゴパンツと合わせてスポーティなコーデに。

使わなくなったら〜送り出し先も用意♡～

「リギフト」でバトンを繋ぐ♡

アイテムを登録したマイページを詳しくみると、「リギフト」というページがあります。

自分がカバンを手放す際、メッセージと共に次の人にバトンを渡せる仕組みです。

もちろん、この受け渡しも記録に残ります。「モノにストーリーを与えている」そんな気がして、なんだか心が温まる素敵な仕組みだなと感じました^ ^

トレードインで生まれ変わる

コーチトピアが受け渡し先となり、新たなリサイクル素材として活用してくれる「トレードイン」のサービスもあります。

トレードインをすることで、カードケースなど新たな形に作り変えられるそう♪最初のカバンを作る時点で、次の形が決まっていて「再生できるという視点でデザインされている」という驚きの事実も！！

コーチトピアのブランド担当の方に聞いた！ルール３箇条。

①既にある素材・原材料から生み出す

コーチトピアは、皆さんお馴染みの「コーチ」というハイブランドの新ブランドです。ブランド担当の方のお話を聞くと「コーチの製品を多くの方に購入して頂けるからこそ、廃棄物を多く出してしまう」という矛盾する葛藤と責任を抱えていると知りました。そんな状況を改善すべく、このルールを設定したコーチトピアが誕生したそうです。

そして、コーチトピアという「研究所」で得た知見は、コーチにも還元し、大きなスケールでファッション業界を変えることが今後の目標だとも仰っていました！とても素敵な取り組みであると感じたと共に、私自身も「自分ごと」として考える必要があるなと思わされました。

②デザインをする上でも、循環型になるように

先ほどご紹介したカバンのデザインやトレードイン後の再利用方法を見据えていること。これらから、高いデザイン性ながらも至るところで循環型を意識していることがわかります。

③次につながる仕組みを作る

リサイクルすることが環境に良いと分かっていても、つい捨ててしまう。そんな状況を少しでも減らすべく、「リギフト」や「トレードイン」など不要になった際の送り出し先を用意。

加えてNFCチップで可視化することで、私たち購入者に伝わりやすく、次に繋がる行動を楽しんでもらう動機となる工夫がされています。

また、コーチトピアのすべての商品は「今ある商品のデザインが分解されて次のデザインになる」ことを前提としているため、分解しやすいデザインになっています。これにより、分解作業の際に「留め具やパーツが硬くてすぐに解体できない」「解体作業で素材が傷んで使えない部分が増える」などを避ける効果もあるそうです。

もっと知りたい！コーチトピアのこと♡

コーチトピアについてもっと知りたい！と思った方は、公式サイトやインスタグラムをチェックして欲しいです⭐︎

より詳細に知ると、コーチトピアが「循環型のものづくり」に真剣に向き合っていることを感じることができます。

コーチトピアのキャラクター「ウェイスティ」が登場する物語の動画や、コーチトピアを中心としたコミュニティの紹介なども！

コーチトピア公式サイトはこちらから

コーチトピアのインスタグラムはこちらから

おわりに〜女子大生の私が思ったこと〜

今まで「エシカル商品」と聞くと、何か我慢しているようなイメージや、難しそう、なんとなく高級感とかけ離れているなど、少しマイナスなイメージを抱いていました。しかし今回、コーチトピアのアイテムを手に取って、コーチトピアについて知ってみると、「環境への負荷を減らすためにこんな工夫ができるんだ」と新たな発見ばかりで楽しみながら学ぶことができました。

また、アイテム自体も可愛く、ハイブランドのカバンを新調したときの「なんとなく緊張する気持ち」と素材から感じる「馴染みやすさ」が共存していて今までにない新鮮な感情になり、とてもワクワクしました♪

環境問題と聞くと、自分ごと化しづらいと感じてしまう同世代の大学生も多いのかなと思います。しかし、私が小学生のときはあり得なかった「11月の気温が暑い」など肌で感じることができるくらい問題は深刻になってます。「2050年にはプラのゴミが魚の量を上回る」という衝撃的なことも言われています。だからこそ、イメージだけで判断して目を逸らすのではなく、少しでも知ってみるということや小さなことでも「自分ごと化」して一緒に、行動してみましょう！
今回ご紹介したような「エシカル商品を選んでみる」もこれにあたります。これから大人になる私たちの考え方が変われば、企業側もそのニーズに沿った商品を増やすという良い循環が生まれると思います。

だからこそ、この記事で少しでも皆さんの心を動かせたら嬉しいです♡最後まで読んでくださって本当にありがとうございました^ ^

No.084

みん