
グルメ&ライフ部
No.198 lico
【スペイン横断記③】まるでアラビアンナイト!異国の街・グラナダ #43
2025.07.04



スペインの最終目的地はグラナダ。石畳の路地、モスクの名残、アラブ風のティーハウス…グラナダの街には、スペインでありながらどこか中東を思わせる、異国情緒があふれています。
丘の上にたたずむアルハンブラ宮殿、白壁の街並みに沈む夕陽、ゆったり流れる時間。
ヨーロッパの中の別世界をご紹介します。
- Index
アルハンブラ宮殿
事前予約必須です。

アルハンブラ宮殿は、グラナダ観光のハイライトとも言える世界遺産。圧巻の建築美と繊細な装飾は、まさに“見る者を魅了する宮殿”です。ただし、事前予約は必須。特に人気の時期には1か月前には売り切れてしまうことも珍しくありません。実際に、私の留学生仲間の多くがチケットを取れず、グラナダを訪れたにもかかわらず入場できなかった…という話を何度も耳にしました。私自身もそのひとりです。
ですが、あきらめるのはまだ早い!
宮殿の対面にあるサン・ニコラス広場からは、アルハンブラ宮殿を一望することができます。丘の上から望むサンセット、そしてライトアップされた幻想的な夜の姿に感動しました。
広場近くのバーに腰掛けて、スペインのカクテル「ティント・デ・ベラーノ」を片手に、その絶景をゆっくり楽しむのもおすすめです。
モロッコ料理タジンと香辛料
アラブの風を味わう




グラナダでのランチには、タジン鍋とクスクスをいただきました。やさしいスパイスの香りと野菜や肉の旨みがぎゅっと詰まったタジンは、異国情緒たっぷり。クスクスもふわっと軽く、スパイスとの相性が抜群でした。
街を歩いていると、香辛料を扱うお店がたくさん並んでいて、彩り豊かなスパイスやハーブの香りが通りにふんわりと漂っています。アラブ文化の影響を色濃く残すグラナダならではの光景で、五感を刺激されるひとときでした。
6泊7日の旅
バルセロナの芸術と美食、マドリードのエネルギッシュな街の空気、そしてグラナダの異国情緒あふれる風景──6泊7日の旅は、どの瞬間も鮮やかに心に残るものでした。スペインという国の多様な魅力を、体全体で感じることができた旅。名残惜しさを胸に抱きながら、またいつかこの地を訪れることを願って、旅の締めくくりとします。
実はこの旅の少し前、スペイン北部の美食の街、サンセバスチャンも訪れていました。今回とはまた異なる魅力が詰まった、忘れがたい街。次回は、そのサンセバスチャンの旅をご紹介します。どうぞお楽しみに。

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出身地
愛知県
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身長
159cm
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学年
大学3年生
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推し
Mrs. GREEN APPLE







