No.327 nt

24 hours in Seoul

2025.10.15

旅の始まり

旅行から帰ってきて、最寄駅の知っている空気に安心して、自慢のお土産たちを眺めて、写真フォルダを見返して、どれがどこのかも曖昧な紙類(チケットやレシート、パンフレットなど)を整理して…と、旅に出かけなければ絶対に過ごせなかった帰宅後の時間は最高に楽しい。いつもこうして思い出を振り返る中で、私にとってのいい旅とは、「現地の人のように過ごす旅」だと感じる。

2年ぶりの韓国・ソウルで

夏休みが始まってすぐ、韓国に行っておこうと急に思い、すぐさま航空券を取り、あまり準備もしないままに家を飛び出した。

猛暑の中で坂道の多い韓国をひたすら歩き、大好きなチャモンエイドを一気飲みする瞬間の幸せも、地下鉄の駅メロディーも、言葉が通じた時の嬉しさも、当たり前だが家にこもっていては分からない。

トゥッぺギチブ/ 地下鉄3号線 鐘路3街駅

地元の方と相席に。韓国語で食べ方を聞くと、きゅうり以外のおかずとスンドゥブのスープを少しずつ入れて混ぜると教えてもらった。

旅ではいろんな移動手段を使うのが楽しい。特に韓国はバス移動!

韓国旅行の目的はやっぱり、コスメ・カフェ・ファッション。現地の大学生っぽく、韓国ならではの可愛さを楽しむ。

simihaze beauty / 狎鴎亭ギャラリア名品館WEST

ころんとしたパッケージがキュートなシミヘイズ。韓国コスメではないけれど、日本未上陸なので買っておきたい。

Attends House / 201, 7, Daesagwan-ro 19 gil, Yongsan-gu

リウム美術館 /  60-16, Itaewon-ro 55-gil, Yongsan-gu

綺麗な階段で有名。入場チケットは日本から予約していこう!

GRANHAND. seochon / 14-2 Jahamun-ro 4-gil, Jongno District

MARINE ORCHIDという香りがおすすめ。せっけんのようにふわっと爽やかな蘭の香りが続く、個人的名品。

MIREI / 13 Sogong-ro 6-gil, Jung District

無機質な白いテーブルに明るすぎない照明がデザートを引き立たせる。どう撮っても輪郭のはっきりしすぎない良い質感になる、可愛すぎるカフェ。

OAFU / 408-7 Ttukseom-ro, Seongdong-gu

韓国の斬新で自由なカフェ文化にはいつも感動する。そこらじゅうに新しくてかわいいカフェがあって、その中で続けていくにはソファーケーキぐらい斬新にしなければならなかったのか。理由はわからないが、おいしさと見た目のインパクトを兼ね備えた韓国のカフェに次はどんなものが生まれるのかが気になる。

次こそ冬に

春・夏の韓国は知っていても、極寒の韓国はまだ体験したことがない。まだ知らない道が歩きたくて、今日もまた旅行のwishlistを作ってしまう。

最後に、旅に関する本の中から一部引用する。

だが旅をしている人は、新聞が日々報じているほど外がひどい状態ではないことを知っているし、問題が生じている地域にも幸福や美が存在することを心得ている。そして、自分が住み着いている場所だけがノーマルで安全なところではないことも承知しているのだ。ことによると旅は、世界観を広げる上で有効かもしれない。

ペール・アンデション 著, 畔上司 訳「旅の効用 人はなぜ移動するのか」8頁より引用 

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