前田拳太郎の意外な一面。「実は人見知り。＂連れ出してくれる＂友人が大切」

世界を救うスーパーヒーロー、あざとい系男子、ナイーブな美青年などなど、役柄に合わせて多彩なムードを操る前田さん。知れば知るほど沼ってしまうその魅力を深掘り！

前田拳太郎の内にふれる。

常に明るく、穏やかなほほえみを絶やさない彼の意外な一面と、その朗らかさの秘訣と信念とは？

ジャケット￥93500／ジョワイユ（ARTCHENY）　シャツ￥34650（MAISON ALTERNATIVE）・イヤカフ￥36300・リング￥27500（2点ともPLUIE）／HEMT PR　メガネ￥44000／オプティカルテーラー クレイドル 青山店（STEADY）　ブレスレット￥67100／ガルニトウキョウ（GARNI）　靴￥72600／LAD MUSICIAN HARAJUKU（LAD MUSICIAN）　パンツ／スタイリスト私物

実は人見知り。＂連れ出してくれる＂友人が大切です。

撮影現場では頑張っていろんな人に話しかけたりしているし、基本明るく振る舞っているので「意外！」と驚かれることが多いのですが、実は超がつくほどのインドアで人見知り。放っておくと引きこもりかねないタイプなんです。だけど、ありがたいことに周りの友人が正反対な人ばかりで、ぼーっとしてる僕をいつも外へと連れ出してくれます。しかもみんな、すっごくいいヤツ。グルグルと考えちゃって行き詰まってる時には、何も言わなくてもそれに気がついて「大丈夫？ ちょっと話そっか」なんて、声をかけてくれるんですよ。甘えるのが苦手で、自分からなかなか助けてとは言えない僕が悩みをさらけ出してフラットに戻れるのは、そんな友人たちの優しさによるところが大きいと思います。ただめちゃくちゃグイグイ誘ってくれるので、気が乗らないから今日は家にいようかな〜なんて思う日でも「ダメ、出かけよ」と連れ出されます（笑）。アクティブな友人たちは僕のスケジュールをなぜか把握していて、今日が出かけられる日かどうかも分かってるんですよ。でもね、出かける時はしぶしぶって感じなのに結局すごく楽しめる。彼らのおかげで僕の＂内＂が少しずつ変わってきていますね。

「最後までやりきる」がモットーです。

目標とか、自分が＂これをやる！＂と決めたことに関しては、絶対に最後までやりきるという強い気持ちを持っています。これは学生時代から変わらないモットーで部活で空手に打ち込んでいた時も「日本一になる！」と目標を立てて、それが実現するまで頑張り抜きました。もちろん、自分が努力すればよかった学生時代とは違い、大人になればなるほど悩みって複雑になったりもするけれど……。その経験は今も、僕を支えてくれていて、お仕事などで悩むことがあっても、部活であれだけ努力できたのだから、今回も大丈夫だと思えるんです。

Profile

●まえだ　けんたろう　1999年9月6日生まれ、埼玉県出身。劇団EXILEのメンバー。2021年に俳優デビューし、同年、『仮面ライダーリバイス』で主演・五十嵐一輝／仮面ライダーリバイ役を務めた。その後も、映画『劇場版 美しい彼～eternal～』や、ドラマ『わたしのお嫁くん』『君には届かない。』など、話題作に立て続けに出演。2024年4月から、non-no公式サイト「non-no web」にて「#前田拳太郎と沼るマンガアニメ道！」を連載中。

2024年11月号掲載