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イケメン
2024.11.06
10月30日に発売された7TH SINGLE『THE VIEW』が、デビュー以来7作連続で初登場1位を獲得。さらには前作『THE FRAME』に続いてハーフミリオンも記録するなど、快進撃を続けているグローバルボーイズグループ・INI(アイエヌアイ)。そんな彼らのファンコンツアー『2024 INI FAN-CON TOUR [FLIP THE CIRCLE]』が、11月4日にファイナルを迎えました。
9月21日の神奈川・ぴあアリーナMM公演を皮切りに、全国11都市をめぐる自身最大規模となったファンコンツアーのファイナルでは、初の単独野外公演を実施! その模様を詳細レポートします!
会場となったのは、大阪にある万博記念公園もみじ川芝生広場。2日までの大雨が嘘のように晴れ渡った青空の下、約15000人のMINI(ミニ/INIのファンネーム)が集結! ステージは大型のロックフェスを思わせるスケール感で、コンサート開始前からINIの大ヒットナンバーが流れ、期待が高まります。
開演時間になるとステージがせり上がり、ブラックのユニフォーム調の衣装に身を包んだメンバーが登場! 『DILEMMA』でライブがスタートしました。曲中、西洸人さんが「Are You Ready 大阪〜!」と叫ぶと、MINIも熱い声援でレスポンス。続いて人気曲『MORE』、『Dramatic』、『LEGIT』をメドレーで披露。気合いのこもったパワフルなパフォーマンスで会場全体を魅了していきます。その後もたたみかけるように、『FANFARE』をパフォーマンスし、MINIのテンションはMAXまでアップ! バッチバチに決めたパフォーマンスのラストでは、木村柾哉さんのあざといキメ顔がカメラで抜かれ、会場のMINIからは悲鳴(大歓喜)が上がりました!
VCRが終わると、レザーブルゾンやジャケット、デニムをヴィンテージ調にアレンジした衣装に着替えたメンバーが登場し、『Busterz』をジャズ風アレンジの入ったスペシャルバージョンでお届け。木村さんが藤牧京介さんの首筋に噛みつく(ような仕草をする)“キム牧”な演出や、池﨑理人さんが曲中のフレーズ「ぶちかませHIROTO!」を「ぶちかませ大阪!」にアレンジするなど、MINIを楽しませる工夫がたっぷり!
続く『CALL119』では、ステージ上に電話ボックスが出現。田島将吾さんが「もしもーし? MINIちゃん、ちゃんと水分摂ってる? どうしても具合悪くなったら、俺らに“119”って言ってね。俺らすぐに助けに行くから」と優しく&可愛く語りかけるシーンもありました。
最初のMCタイムでは、メンバー11人がライブへの意気込みを口々に。
西さんが「お前ら〜〜! 腕と体と頭、全部振れよ! 今日が最後だから!」とゲキを飛ばすと、「今日で[FLIP THE CIRCLE]の最後だから、この会場もそこの芝生もひっくり返すから、全部乾かすから!」と許豊凡さん。続く田島さんも「よっしゃ、俺も芝生をひっくり返して、この木を薙ぎ倒して、ステージもぶっつぶして!」と、“ふぁんたじー”もノリノリです。後藤威尊さんは「みんなの将軍様になりたい後藤威尊です。みなさん、ご武運を」と叫んで、会場を大いに沸かせていました。
大阪開催ということで、大阪出身の後藤威尊さん、佐野雄大さん、尾崎匠海さんからなる“なにプリ”こと“浪速のプリンス”が、藤牧さんから「大阪といえば」をテーマに絆を試されるシーンも。オーディション当初から固い絆で結ばれ、一緒にデビューを果たした3人ならきっと大丈夫!と思いきや……
後藤さん 「吉本!」
尾崎さん 「たこ焼き」
佐野さん 「大阪と言えば太陽の塔、顔4つあるところ」
結果はてんでバラバラ(笑)。藤牧さんのジャッジでは、後藤さんは「ごますりすぎ」、尾崎さんは「ありきたり」と厳しい判定に。対して、佐野さんは「ずっとそれ言ってるから意思が強いってことで!」と高評価を受け、無事優勝(?)となりました。
MC後は爽やかな秋晴れの空によく似合う『10 THINGS』を披露。続く『TELEVISION』では、今回のツアーおなじみのサインボール投げタイムに。メンバー全員、キラッキラの笑顔で、中にはかなり後方までボールを飛ばすメンバーも! その後も軽快な『New Day』で盛り上がり、エモーショナルな『Moment』に魅了されて。INIの多彩な音楽を楽しみながら、秋の日が柔らかく暮れていきます。
アニメ『⼑剣乱舞 廻 -虚伝 燃ゆる本能寺-』オープニングテーマとなり話題となった『Whatever Happens』では、髙塚大夢さん、藤牧さん、尾崎さんの澄んだアカペラからスタート。さらにMINIのハートを感動で満たしたのが、『Brighter』。2021年のデビュー決定から、デビューシングル『A』のオリコン1位獲得シーン、京セラドーム公演決定などの思い出シーンや、ファンレターに元気付けられるメンバーのイラストが次々とスクリーンに映し出され、ラストには『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』で最終順位が発表された瞬間のメンバーイラストが。思わず涙するMINIが多く見られました。
今回のファンコン名物、ユニット曲も披露。太陽チーム(木村さん、後藤さん、尾崎さん、藤牧さん、佐野さん)の『BREATH』はキラキラと明るい雰囲気、月チーム(西さん、許さん、田島さん、髙塚さん、池﨑さん、松田さん)はセクシー&クールなムードでパフォーマンス。11人のときとはまた違う魅力に満ちたステージでした。
陽がだんだんと暮れても、11人の勢いは止まりません。『Rocketter』、『LOUD』とMINIのテンションをぶち上げる曲を続けざまに披露した後、『HERO』へ。池﨑さんが「大阪全員、ペンライトをかざせ〜〜!」とあおり、尾崎さんが「ラストはMINIも一緒に歌おう」と声をかけると、会場全体が1つに! 曲中には木村さんが「世界の真ん中はここにあって」というフレーズを歌う際に、藤牧さんのお腹を指差すシーンも。最近、“お腹触りケミ”として注目の二人、ここでもMINIを喜ばせるニクい演出が。他のメンバーもメインステージだけでなく、センターステージを縦横無尽に走り回り、MINIに少しでも近づき、喜んでもらいたいという気合いを感じました。
その後、もうひとつのファンコン名物、“フロイニ”のコーナーがスタート! INIがパーソナリティーを務めるラジオ番組、“フロイニ”こと『From INI』のお便りコーナーをステージ上で行うというもので、会場に設置された専用ボックスにこの日のテーマ「自分の好きなところ」を書いて投函。その中から、ステージ上でメンバーがランダムに選んで読み上げ、さらにそれを書いたMINIにコメントを求めるファン参加型企画。
2人のMINIのコメントが楽しく読み上げられた後、尾崎さんが特別に1人のMINIを直接指名して、「自分の好きなところ」を聞くことに。選ばれたのは、藤牧さんのうちわを持ったMINI。尾崎さんの「自分の好きなところ言える?」の質問されると、元気よく「匠海が大好きなところです!」と回答! 藤牧さんから「俺じゃねえのかよ!」と突っ込まれていました(笑)。松田迅さんも「京ちゃん、そういうの多いな!」とからかい、メンバー全員大爆笑。ちなみにその後、藤牧さんは自分の好きなところを「寝ることが好きなところ。たくさん寝てるところ」と答えていました。
温かく和やかなムードの中、『Dirty Shoes Swag』でフロイニコーナーを締めるINI。松田さんのフリーダンスを見守る木村さん、髙塚さんの優しい視線にほっこり。
VCR後、「過去に1度しかパフォーマンスしたことがない楽曲です」という池﨑さんの曲ふりで始まったのは、『KCON JAPAN 2023』で披露され、大きな話題となったStray Kidsの『MANIAC』のカバー。通常のツアーではなかなか観ることのできないカバー曲のパフォーマンスとあって、西さんや池﨑さんがサビの“MANIAC”という重低音フレーズでカメラに抜かれるたびに、会場からは大きな歓声が。妖艶なパープルの光の中で踊るINI、もはや神々しいレベルで美しかったです。
MCをはさみ、いよいよライブもラストステージに突入。10月30日に発売されたばかりの新曲『WMDA(Where My Drums At)』では、メンバーのパフォーマンスはもちろん、MINIによる掛け声もばっちり! 絆の強さを見せつけました。さらに『Walkie Talkie』では髙塚さんが、本編のラスト曲の『BOMBARDA』では藤牧さんが、ジャケットをがばり。肩をむき出しにした二人にMINIも大沸き! 炎と光を駆使した演出が、さらに会場のテンションを上げていました。
アンコールではメンバーそれぞれがツアーのグッズTシャツをアレンジした衣装にチェンジ。『KILLING PART』では、髙塚さんがニコニコ笑いながら田島さんに後ろからギュッと抱きつく、特大“たじろむ”シーンや、池﨑さんと後藤さんが踊りながら手を繋いでくるくると回る“りひちよ”シーンも。さらに『Yummy!!』では、肩を組んで歌う池﨑さんと髙塚さんの“りひろむ”コンビに後ろから西さんが割り込もうとする“りひろひろ”シーンもあり、MINIをさらに喜ばせていました。
MINIとの記念写真は、大阪の万博記念公園での開催ということで、“太陽の塔ポーズ”、“たこ焼きポーズ”などを取り入れて楽しく撮影。メンバーからMINIへのコメントタイムでは、リーダー木村さんが感極まって涙を流すシーンもあり、多くのメンバーとMINIもこれまでの日々を思って瞳がうるうるに。11人からのメッセージを一部抜粋してお届けします。
後藤威尊さん
「どの公演もめちゃくちゃ楽しかったですけど、今日も最高に盛り上げてくれてありがとうございます。ここで宣言するんですけど、僕はね、どれだけ筋トレして将軍みたいになっても、これからもずっとMINIのことを思ってる王子様ってことには変わらないからね。それだけは忘れないでください。ずっと大好きやで、愛してるよ」
髙塚大夢さん
「今日はね、ちょっとみんなに見てほしいものがあるんです。(ブレスレットを見せながら)これね、MINIって書いてあるの。(ファンコンツアーが)始まったときからずっとつけてて、一回どっかに飛ばしちゃったからこれは2代目なんですけど。なんかね、ずっとそばにいてほしいなと。何が言いたいかっていうと、僕にとってMINIはお守りみたいな存在ってことを今日はみんなに伝えたかったんです。これからも、そばにいてください。僕はずっとMINIの皆さんを愛し続けるので。今日も本当に最高でした! ありがとうございました」
佐野雄大さん
「僕はこの万博公園が地元で、ここで育ったんですけど。小さい頃からね、ここで野球のバットを振って毎日遊んでいたんだけど、今はINIになってマイクを握って、こうやってステージに立ててる。あ、うまいこと言ってる⁉️ 今日はMINIの皆さんと昔からの友達も来てくれて、めちゃくちゃ幸せです。最後まで1人も欠けることなくここまでこれたことも。これからも最高の思い出を一緒に作りましょう。ありがとうございました」
池﨑理人さん
「ほんまに……、キレイで……、泣く……(ゆりやんレトリィバァさんの一発ギャグのモノマネを二回繰り返す)。あ、もう時間がない! もう叫びたい気分です、最高! これが俺のMINIへの愛です。本当に大好き、ありがとう。またね!」
尾崎匠海さん
「理人の次、やりづらいんですけど(笑)。今日は来ていただいて、ありがとうございました。こんなに素敵な景色を見せていただいて、皆さんのおかげでファンコン全公演が終了しました。僕もこの光景を忘れず、最高の光景を胸に刻んで、次に進みたいと思いますので、皆さんもこの光景を忘れず明日から一緒に頑張りましょう」
田島将吾さん
「皆さん、楽しかったですか? そう、よかったです。INIも4年目ってことで、思うことはたくさんあるんですけど、プデュの時と比べたら、俺らの1人1人の思いとかってわかりづらいじゃないですか。それを感じまして、もっとみんなに気持ちを伝えていける4年目にしたいと思います。特に僕は言葉足らずなところがあるので、それを目標にね、一歩ずつ歩んでいきたいと。また、会いましょう」
木村柾哉さん
「神奈川から始まった、こんな素敵なステージを用意してくださったライブのチームの皆さんにまずは拍手を! たくさんお世話になりました。INIとMINIのサークルが永遠に続きますようにっていう思いも、しっかり届けられたんじゃないかなと。INIは昨日11月3日に3周年を迎えて、今日から4年目。もう振り返ったらマジでいろんなことがあったなあと思いました。メンバーにキレた日もあったし、怒られた日もあったし、特典会の前にコロナになっちゃったり。あのときはごめんなさい。でも、楽しいも嬉しいも全部の感情がここ(INI)にしかないから。3年間いろんなことがあって、みんなね、もう居場所は、ここしかないじゃん。あの日から。本当に嬉しいなって思いますし、たくさんグループがいる中でINIについてきてくださって本当にありがとうございます。これからもINI、11人でたくさん活動していくし、俺は自分なりに頑張っていこうと思いますので、4年目のINIもたくさんの景色を、みんなと見れたら嬉しいです」
西洸人さん
「今日、みんなとひとつになりたい的なことを言いましたけど、覚えてる人いるかわかんないけど。太陽がめっちゃ出てたのが今は沈んで、なんか今日は一緒に時の流れをみんなと感じてるような気がして、すごいエモーショナルな気分です。今日のステージ、めっちゃ好きでした。もっとすごい景色を見れるように頑張っていきます。これからもよろしくお願いします。またね!」
許豊凡さん
「[FLIP THE CIRCLE]、一ヶ月ちょいしかないんだけど、いろいろありすぎて、長く感じるツアーでした。いろんなところに行ったし、全部の都市をすごい覚えてるし。今日のことも、ここに来れなかった皆さんのぶんも、この先、絶対忘れないってすごい思います。空を見てください。すごいキレイでしょう? 今日が終わったら、また各自のところ、場所?に戻っていく。でもまた会える日があると思うんで。ありがとうございました」
松田迅さん
「MINI〜〜〜! 今日もありがとう! 突然ですけど皆さん、推し活楽しいですか? (MINIの「人生!」との声を聞いて)人生ですか! そうですよね。昨日はINIとしても特別な日でした。なんと! 僕の推しが優勝しました〜! 楽しいよね、推し活って。俺も楽しかった! これからもね、こうやって笑顔をたくさん咲かせて、頑張っていこうと思います」
藤牧京介さん
「[FLIP THE CIRCLE]のツアー中、ずっと「ストレス溜まる人いますか?」って聞いてたんですけど、本当に俺はライブっていうのがストレス発散というか、(ストレスを)忘れられる時間なんですけど。終わってしまうのが寂しくて。活動の準備も楽しいけど、大変なことも多いので。その準備期間を終えてみんなに会える期間というのが、1番の幸せです。それを楽しみに、毎年毎年、1日1日を頑張っています。なのでね、みんなもストレス溜まると思うので、俺みたいにストレス発散になるものを見つけて、自分をしっかり大切にして生きてください。もう11月。今年は俺たちに会うのがこれで最後かもしれません、だからみんなで言いましょう。『良いお年を!』って」
日もとっぷりと暮れ、温かなムードの中で『T-Shirt』を披露。ラストで木村さんが「MINI、最高な日をありがとう」と叫ぶと、盛大に花火が上がり、ライブは感動的なフィナーレを迎えました。
「INIは幸せ者だ」(池﨑さん)、「4年目のいい一歩が踏み出せたと思います」(田島さん)、「みんな愛してんで!」(木村さん)、「INI好きですか? 俺も大好きだ〜!」(髙塚さん)。「俺の方がもっと大好きだ〜!」(許さん)など、口々に愛を叫びながら退場するメンバー。素晴らしいライブの余韻で名残惜しくステージを見つめるMINI。すると……木村さんの「MINI〜、帰らなきゃダメじゃん!」との声が!
後藤さんの「じゃあ、朝まで一緒にいる?」という甘い囁きとともにはじまったのは、木村さんが主演を務める映画『あたしの!』の主題歌でもある『Break of Dawn』。MINI一人一人が放つペンライトの色とりどりの光に見守られながら、彼らの優しい笑顔と美しい歌声が夜空に吸い込まれていきました。
「すべてはMINIのために」。そんな彼らの思いが詰まった今回のツアー『2024 INI FAN-CON TOUR [FLIP THE CIRCLE]』。11月18日の鹿児島・川商ホール第一、21日・22日の沖縄・ミュージックタウン音市場で行われる『After Party』を残し、9月21日から11月4日まで、超がつくほどのハードなスケジュールの中、一人もかけることなくツアーを完走して日本中のMINIを喜ばせたINI。そして、そんな彼らに惜しみない愛と声援を送ったMINI。INIとMINIが作る素敵なサークル、そしてその幸福な未来を予感させるツアーファイナルとなりました。
INIが3度目の特別版表紙を飾った『non-no12月号』が発売中。完売の書店も出てきているので、お早めにゲットしてください!
Staff Credit
取材・文/中川知春