イケメン

なにわ男子・道枝駿佑さんに聞いた「はじめての東京、ホームシック」。Snow Man・向井康二さん撮影のフォトストーリーとともにお届け

2025.03.15

道枝駿佑 なにわ男子 Hello, new me.
Hello, new world. Photo by Photo Boy

新しいスタートを迎える人も多い春。そこでノンノ4月号では、読者と同世代のなにわ男子・道枝駿佑さんに「はじめて」や「新しい」をテーマにインタビュー。Photo BoyことSnow Manの向井康二さんが撮影した、高揚感と緊張感が入り交じる、春の一日を表現したフォトストーリーとともにお届けします。
webでは特集の一部を特別掲載。表紙・特集・厚紙すべてSnow Manの向井康二さんが撮影した記念すべき号は、ぜひ誌面で手に入れて。

 Photo Boy 向井康二さん撮影・なにわ男子・道枝駿佑さんのノンノ4月号カット

カーディガン¥49500・パンツ¥46200/モールド(チノ) メガネ¥74800/コンティニュエ(ハフマンス&ノイマイスター) その他/スタイリスト私物

はじめての東京

はじめて"お仕事"で東京に来たのは、まだ事務所に入って間もない頃。関西ジュニアのバラエティ番組の企画でした。それはたしか、同期と一緒に帝国劇場の舞台をリポートするっていう内容だったと思うんだけど。それまで家族旅行でしか東京に来たことがなかった僕は、見聞きするものすべてが「すごいなぁ」「東京やなぁ」と、ずっとワクワクしていたのを覚えています。

東京と大阪を行き来して仕事する機会が増えてからはそのワクワクがソワソワに変わりました。慣れない東京の現場への不安と楽しみが混ざり合って、新幹線の中では「あとどのくらいで着くんやろう」って何度も、何度も、時計を確認したりして。

そうそう、幼い頃の僕にとって東京の象徴的な存在が渋谷のスクランブル交差点で。それをみずっこん(ジュニアの井上瑞稀)に伝えたら「連れていってあげる」と言ってくれて、仕事帰りに二人で一緒に交差点を渡ったことがあるの。東京で暮らしている今はもう、それも特別なことではなくなったけど、渋谷のスクランブル交差点を渡っている時にふと思い出すことがあるんだよね。「うわ、これが東京か!」と感動した、まだ中学生だったあの頃の気持ちを。

はじめてのホームシック

はじめてホームシックを味わったのは14歳の頃。ドラマ『母になる』の撮影のために約2週間、東京で過ごした時のことでした。生まれ育った大阪をそんなに離れるのもはじめてなら、家族や愛犬と会えない時間を過ごすのもはじめてで、なんだかすごく遠くに来てしまった気がして。最初の頃は毎日「帰りたい」と思っていましたからね。

そんな経験をすでにしていたからか、デビューを機に上京することになった時はホームシックにはなりませんでした。

あの頃は、メンバー全員でホテル暮らしをしていて。近所のスーパーに買い物に行くたびに、同じように買い物をしているメンバーに遭遇したり。大橋(和也)くんがダーツを買ったらしいと聞けば、部屋に押しかけて一緒に遊ばせてもらったりして。新しく始まった僕らの新生活は忙しかったけど、とてもにぎやかでもありました。

もしかしたら、寂しさだったり、不安だったり、何か感じているメンバーもいたのかもしれないけど、僕たちはそれを言葉にして共有しようとはしなかった。ただ一つ、今も忘れられないことがあって……。

デビューしたばかりの頃だったかな、佐藤勝利くんが家に呼んでくれたことがあったんですよ。そこには(西畑)大吾くんもいて、3人でいろんな話をしたんですけど。勝利くんが席を立って、二人きりになった瞬間に大吾くんがこんなことを言ってくれたんです。「みっちーにも大変なことがいろいろあると思うけど、オレらを信じてくれたら、それだけでええから」この言葉がすごくうれしくて、心強くて……。僕はより「大丈夫」という気持ちになれたんだ。

トモダチのハジメカタ

お互いの波長がバチンと合ってすぐに距離が縮むこともあるけれど、何回も共演を重ねたり、一緒に時間を過ごすうちに、「気づいたら、仲よくなっていた」そんなパターンがほとんど。人見知りでもある僕は、友達になるまで、わりと時間がかかるタイプなのかもしれない。

そんな僕の友情は"深く狭く"でもあると思う。"浅く広く"が得意じゃないのはきっと大人数が苦手なのも一つの理由。なんやろう、人数が増えると「何を話しているんかな」「ちゃんと楽しんでいるかな」なんて、考えることも増えてしまうというか、ちょっと疲れてしまうんですよね。だから、友達と遊ぶ時は少人数が理想的。4〜5人以上は避けたいのが本音(笑)。

人見知りの苦悩

新しい作品に入る時はめちゃくちゃ緊張する。もちろん、楽しみにしている自分もいるんやけど、「みんなの期待に応えることができるのか」「この役柄を演じきることができるのか」「求められていること以上のものを返せるのか」そんな不安のほうが最初は大きい気がします。

新しい現場には「はじめまして」の方々もいて、人見知りの僕はいつも、そのコミュニケーションにも戸惑ってしまう。たとえば寒い季節だと、空き時間に一つのストーブをみんなで囲んで暖をとるようなこともあるんだけど。そこでも僕は自分から話しかけることができない。「趣味はなんですか、っていきなり聞いたら変かな?」「普段何しているんですかっていう質問は、プライベートに踏み込みすぎかな?」そんなことを頭の中でぐるぐると考えてしまった結果、何も話せないまま空き時間が終わってしまったりして。

どんなに不安を感じたところで「やるしかない」。逃げ道なんてないからこそ、とことん向き合う。仕事の不安はそんな気持ちで乗り越えることができるんやけど、コミュニケーションに関してはいつも逃げっぱなし。今日もまた誰かに話しかけてもらうのをじっと、忠犬のごとく待ち続けてしまう僕なのです。

Profile

●みちえだ しゅんすけ 
2002年7月25日生まれ、大阪府出身。なにわ男子のメンバーとして、2021年にCDデビュー。メンズノンノレギュラーモデル。映画『今夜、世界からこの恋が消えても』をはじめ、出演作も多数で、俳優としても国内外で注目を集める。

Information

なにわ男子の8th Single『Doki it』が2月26日(水)発売に。ポジティブでハッピーなロックチューンで、新しい一歩を踏み出す季節にぴったり! また、3月20日(木・祝)から、東京・愛知・大阪・福岡の4都市にて、オリジナルドリンクやフードを楽しめる、「なにわのにわCAFE」を開催。詳しくは公式サイトをチェックして。

表紙・特集・厚紙すべてSnow Manの向井康二さんが撮影

\記念すべき号はぜひ誌面で手に入れて/

non-no4月号特別版

2025年4月号掲載

Staff Credit

Photo:Photo Boy Shooting cooperation:Wakaba Noda(TRON) Hair & Makeup:suzawa(JOUER)  Styling:Masaaki Ida Interview & Original Text:Miwa Ishii Editorial cooperation:Asa Takeuchi web direction:Manami Todoroki web design/Beeworks Co., Ltd

道枝駿佑

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