イケメン

【timelesz】新体制初のアリーナツアー一万字レポ!横浜アリーナ初日で魅せたきらめきと青春、そして未来

2025.08.09更新日:2025.08.10

Rock this Partyをパフォーマンスするtimelesz

timeleszの佐藤勝利さん、菊池風磨さん、松島聡さんが、新たな仲間探しをテーマに開催したオーディション番組『timelesz project –AUDITION-』(通称“タイプロ”)は、Netflixで配信されると同時に大きな話題に。今年2月15日に新メンバーの寺西拓人さん、原嘉孝さん、橋本将生さん、猪俣周杜さん、篠塚大輝さんが加わり、8人となった新体制timeleszとして、現在初の全国アリーナツアー『We’re timeless LIVE TOUR 2025 epsode 1 ~FAM~』を開催中。6月28日の千葉・ららアリーナ東京ベイを皮切りに、8月24日の静岡・エコパアリーナまで全国8都市、計24公演を開催。今回は8月7日に行われた横浜アリーナ初日のライブの様子をお届けします!

※楽曲名・演出等のネタバレを含みますのでご注意ください

『Rock this Party』からスタート!メンバー紹介ラップソングで早くも最高潮に!

開始時刻が迫り、徐々にsecondzたち(timeleszのファンネーム)の拍手が鳴り始めた頃、突如暗転。スクリーンには正装をした菊池さんが映し出され、そこから徐々にメンバーたちが慌ただしくパーティ会場をセッティングする様子が流れます。コミカルだったりエモーショナルなシーンもありながら、『timelesz PARTY』と書かれた白い横断幕と共に、8人が私たちを会場へ招き入れてくれるようなシーンが映し出されると、メインステージ2階にせりあがってくる8人のシルエットが!これだけで会場のボルテージが一気に上昇!

そして流れ始めたのは、新体制初のデジタル配信曲『Rock this Party』。菊池さんの「横浜騒げるかー!? はしゃげるかー!?」という煽りのあと、「いくぞっ!!」の掛け声で「Oh~~~Rock this Party!」と、おなじみの円陣からスタート! 一人一人がモニターに映し出される中、寺西さんのソロパートではひと際大きな「キャーーッ!!」という歓声が。8人が階段を降りながらメインステージへ移動し、菊池さんと寺西さんが背中合わせで歌うシンメのシーンでは、菊池さんが歌っている最中、寺西さんが左耳のイヤモニをおもむろに外し「もっと来いよ!」と言わんばかりに手でクイクイッとsecondzたちを煽り、再び「キャーーーー!!」の嵐に。timeleszの新章の幕開けとも言える一曲目が興奮の中終わり、テンション高めなまま始まった2曲目は、こちらもアップテンポな『Do Me Do Me』。イントロの「Do Me Do Me~」の合間に「オィッ! オィッ! オィッ!」と合いの手のような掛け声が入り、挑発的な内容のリリックへと繋ぎます。続く『Freak your body』では、佐藤さんを先頭にセンターステージへと移動。いつの間にかカラーサングラスをかけていた松島さんがシャツを手で捲し上げておへそをチラリとのぞかせたり、途中「抱いてやるから声出せよ」の台詞を決めると、「ギャーーッ!!」と悲鳴にも近い声で再び会場が沸きます。そのままどこかチャラめなリリックを重ね、8人でsecondzたちを挑発。

『Baby What’s Your Name』ではメンバーが外周を回りながらパフォーマンスをする中、猪俣さんはニコニコと歩きながら手をフリフリ、たくさんファンサをしていたのが印象的でした。さらに曲中では一人一人の挨拶が。臨場感たっぷりにその様子をお届け!

佐藤 どーもーtimeleszでーす! 8人揃ったぞー!! 愛し合う準備は出来てるかーー!? OK、愛し合っていこーぜーー!!

猪俣 timeleszの猪俣周杜でーす! 横浜ぁー! もっと声を聴かせて~!? ……今日は幸せにするよ?♡

橋本 橋本将生でーす! 会いたかった人~? 会いたかった人~!? ……殻やぶれよぉぉ!!

 やっと会えたなぁぁ~~! みんなの最高のちゃぼすを聞かせてくれるか? いくぞ、せーの? (secondz:ちゃぼーーす!) ……大好きかもぉ~♡

寺西 寺西拓人でーーす! 会いたかったかー? 会いたかったかぁ~!? 会いたすぎて俺、8時間しか寝られなかったぞー! 最後までよろしくぅ!

松島 みんなやっほーー! 出席確認しまーす!(ここで一旦音楽がフェードアウト) timelesz!(メンバー:ハーイ!) 、minutez!(スタッフ:ハーイ!)、secondz~!(ハーーーイ!!) 今日はよろしくね~!

篠塚 お~つかれ様でーーす! 大阪府出身23歳、篠塚大輝です! みなさん盛り上がってますかぁ!? 盛り上がってますかぁ!? 今日は最高のパーティにしましょーーう!

菊池 声出せてますかぁ~? 上の方も奥の方も元気ですかぁ!?  盛り上がるのに場所なんか関係ねぇだろぉーー!? 盛り上がってこ~かぁ~

そのまま再び音楽が始まり、歌い出した寺西さん。歌詞の「笑顔」の部分をあえて歌わずに、モニターに向かってにっこりとスマイルを向けると、気づいたsecondzたちが「キャーー!!」とまたも歓喜していました。

メンバーを他己紹介していくラップ曲の『We’re timelesz』では、イントロで早々に「掛け声覚えてきてくれた人ーー!?」と原さんから宿題の確認が。「オッケーじゃあ、みんなの全力の叫び聞かせてくれよ!」とスタート! メンバーとsecondzとのコールアンドレスポンスが楽しいこの曲は、紹介されたメンバー各自が最後に自由に台詞を言うのですが、そちらも詳細にご紹介!

寺西 (口を尖らせてキス顔)

松島 (ハグをしながら)あいら~びゅ~~

篠塚 デート行きましょう!

橋本 ずっと一緒にいて下さいっ!!

猪俣 (ぶりっこな表情で)俺のこと好き!?

佐藤 (投げキス)

  (芸人『おばたのお兄さん』のマネをして)……まーーきのっ!

菊池 (イヤモニを外して)さーーわーーげーーー!!

曲の終盤から紙吹雪が舞う中、歓声が上がり、暗転。そしてスクリーンには新メンバーの5人、そしてオリジナルメンバー3人が今回のライブに向けての想いを語るインタビュー映像が流れ、エモーショナルな空気が会場に静かに流れます。8人それぞれの覚悟と夢をのせているかのように映像内の「timelesz」のロゴが描かれた飛行機が地上から飛び立つと、その轟音と光が視線の先をメインステージへ集めます。

エモすぎるタイプロの課題曲ゾーンからみんな大好き『スキすぎて』!

ここでリボンやパールがあしらわれたtimelesz柄のピンクの衣装にチェンジしたメンバーが現れ、始まるのが『Anthem -espisode 1-』。タイプロのオープニング曲としてもおなじみのあのイントロが流れると会場内は沸き、ボンッ!!という爆破音と共に特効の火柱が出現。力強いパフォーマンスでsecondzたちを魅了します。その後もタイプロの課題曲が続き、当時懸命に向き合っていた新メンバー5人が、自身のグループの楽曲としてそれらを披露するというストーリーに、胸が熱くなった人もきっといたはず。『SWEET』ではセンターステージがせり上がりグルグルと回転する中、8人のキャッチーでキュートなパフォーマンスを披露。途中でもう一段センターがせり上がり、松島さん、寺西さん、篠塚さんはさらに上へ。その景色は、まるで”timeleszの3段ホールケーキ”を思わせるほどの可愛らしさでした! その後『Cream』ではソロのリフターで一人一人がせり上がり、シャボン玉が揺らめく中、原さんや橋本さんをはじめ、メンバーたちが時折目を細めてsecondzたちの様子を見つめている瞬間も。外周を回る際は、松島さんと佐藤さんがすれ違う瞬間にハイタッチするなど、メンバー全員がステージを心から楽しんでいるのが伝わってきました。

そしてメインステージに8本のスタンドマイクが並び、おなじみの楽曲『スキすぎて』へ! 松島さんからの「さぁみなさん、もしこの振付を知っていたら、一緒に踊って下さーーい! みなさんの事が、“スキすぎて~”!」の声かけで、会場が一体となって歌い踊る時間に突入。サビでは、指差しポーズの手を爆速で回す篠塚さんに笑いが起こります。また一人一人胸キュンセリフを言うのもお決まりですが、こちらも詳細にお届けします!

松島 (ニコニコ顔で)僕の飼い主になってくださいっ♡

橋本 ……好きにしてください!

寺西 (オラついたトーンで)むちゃくちゃにしてやるよぉ~!!

 俺にめちゃくちゃにさせてくれぇ~

菊池 (ぶりっこトーンで)あーいにーじゅー♡

猪俣 チューして?

篠塚 愛してんで

佐藤 大好きだよ

ここで今回初のMCタイムに突入。「一体感のある『スキすぎて』は約12年ぶりぐらいか?」と言う菊池さんに「段々アレンジが加わっていったからね、年々ね?」と含み笑いの松島さん。「途中で誰かが暴走したりなんかして」と、過去に音楽番組でのパフォーマンスが話題になった菊池さん自身が言うと、松島さんから「あなたでしょ(笑)。これから気を付けて頂きたいと思いますけど」とつっこみが。

「さぁ、新メンバー。多分このツアーで新メンバー、オリメンなんて呼び方も最後になると思います。timeleszの一員としてね」と言う菊池さんに、「そうね、横一列でね」と佐藤さんも続きます。菊池さんが初のアリーナツアーの感想を「しの(篠塚さん)、どう!?」と聞くと、なぜか「ハイッ!!」と猪俣さんが元気よくお返事。「えっ!?」と篠塚さんを含め全員戸惑いながらも猪俣さんに一番手を譲ると、「……何を言うんですか!?(ニコ)」とさすがの返しが。改めて菊池さんが説明をすると「感無量です」という言葉が飛び出し、原さん他メンバーから「最近難しい言葉使うよね」とツッコミが。猪俣さんはその理由として、最近75インチの大きいテレビを買って、ニュースを見て勉強しているとドヤ顔で明かしていました。

篠塚さんは「すごい熱気ですよね。こんなところに立てるとは感無量です」と言って「周杜と被ってる」と菊池さんに言われるも、「うちわを作ったりオシャレしてくれてることが嬉しいです、僕は」と答え、「ありがと!」とカメラに向かってウインク。これには「キャー!!」と歓声が。「あら、あれ、何かおまえ、そういうの覚えたの!?」と菊池さんが言うと、「成長しちゃって~!!」と松島さん。「覚えましたよ」とはにかむ篠塚さんを、佐藤さんと菊池さんが「しのはいいなぁ」と、冠番組の『タイムレスマン』で生まれたやり取りで甘やかそうとする一コマも。

菊池さんと同期である寺西さんは「風磨もそうだけど、俺たちが入って最初の仕事って横浜アリーナだったじゃん。Hey! Say! JUMPさんのバックで。多分あの辺の(と遠くを差し)下の床でさ、やってたのにさ、今ここでさ、話してるってすごいよね!」と興奮気味に話すと、原さんが「俺と勝利も横アリはよく立ってた」と語り、Jr.時代のおなじみの黄色いベストの話から、原さんの定番スタイル、タンクトップの話に。

そして地元が神奈川県だという橋本さんは、喜びのあまりトークの途中でおもむろに「横浜のみなさん元気ですかーー!?」と呼びかけるも、「ちょっと急だったか……」と反省。しかし、この流れから「そんなに言うんだったらいいよ?」と菊池さんが言うと「あ、えっ、いいんすか!?」と喜ぶも、コールアンドレスポンスではなく、幼い頃から好きだという仮面ライダーの変身シーンを今日は特別に行う許可が。思わず「ィエッ!」と変な声が出る橋本さん。メンバーカラーのピンクのペンライト一色になった会場を前に、菊池さんがマイクスタンドとなり、一人スポットライトを浴びて全力で変身するも「何がおもしろいんだコラァァァ!」とノリツッコミ状態に。会場からは笑いが起こり、メンバーたちからが「めちゃくちゃ面白い」と言われていました。

うれしい発表が続々! ツアー千秋楽の生配信も決定!

ここで、菊池さんが「今日は数多くの発表をご用意できました!」と言うと、「何だ何だ~?」と原さんがワクワクを誘います。

「まずはこちらっ!」とスクリーンに視線が集まると一斉に歓喜の声が。「新体制timelesz初シングル、Double A-Sideとして『Steal The Show/レシピ』が11月12日発売決定!」と菊池さんが伝えると「イェーーイ!」「っしゃあ!」とメンバーも歓喜! 『Steal The Show』は日テレバスケットボール応援ソングとしてすでに流れていることを伝えるも、『レシピ』の詳細は明かされないままのお楽しみに。

続いてタイプロの続編である『timelesz project -REAL-』2026年配信決定が発表に。新体制になってずっと密着されているという話になり、再びメンバーのリアルに奮闘し、成長してゆく姿が見れるのだという。「終わった頃には~16人かな?」とメンバーが更に増えるという冗談を挟む菊池さんに、「……いやいやいや!!(笑)」と他メンバーが総出でツッコミを入れる場面も。

さらに、『timelesz project -AUDITION-』初の映像商品、Blu-ray&DVD 『timelesz project -AUDITION- Special Edition「軌跡」』が、12月17日に発売されることも発表されました。未公開映像の他、メンバー自身が見て振り返るヴィジュアルコメンタリーを中心に構成されており、「結構秘話を喋っちゃっている」のだとか。また初回限定盤には、放送中に発売し即完売した”タイプロパーカー”が付いてくるという嬉しいニュースも。「パーカー付くらしいです! 初回盤でーす!」と寺西さんが言い、「おそろっち、おそろっち」と嬉しそうな原さん。「あのさぁ紐をちょうちょ結びにして、俺とお揃いにしようよ」とニコニコな寺西さんが呼びかけると、会場が沸いていました。さらに、4つ目の発表を任された佐藤さんから、ツアー最終日である静岡のオーラス公演の生配信決定が発表されると、客席から再び歓喜の声と拍手が。「みなさんからの声がすごく多かったことと、やっぱりこれまでね、応援してくださったファンの皆さん、最近知ってくださったファンの方に、より多くの方にお届けしたいという思いで、我々が直接スタッフの皆さんにお願いをしまして叶うことが決まりました」と、松島さんが語ってくれました。

ここで後半に向けて、ツアー中お決まりの猪俣さんの声かけが。「男の子~!?」「女の子~!?」「子供たち~!?」と続き、最後に「横浜~~~!?」と投げかけ、新メンバーがステージを一旦去ります。

「いってら~!」「いっテラ」「いっ寺西!」と言うオリジナルメンバー3人に、会場はやや困惑。「なかなかないですね、ここまでシーンとするのは」と菊池さんがすかさずフォローをするも、失笑が。残った3人でMCが継続され、「一年前に3人でアリーナツアーを回って、メンバーを増やさせて下さいと、皆さんにね、挨拶周りをしたのが記憶に新しいですね」と菊池さんが語り、改めて8人になった現状を想像していなかったことや、素敵なメンバーが「見つかりまくっちゃった」こと、タイプロ期間中にコミュニケーションを多くとるようになり、14年間一緒にいる3人もお互いに気付けなかったことに気付けたという話をしみじみと語ってくれました。

さらに最近のプライベートなエピソードも。「この間、僕ら3人たまたま送りの車が一緒でして、これ、このままちょっと飲む?なんつってね。3人で飲みました。あれも良い時間だったね」と、菊池さんの家で飲んだことが明かされると、「すっごい(家が)おしゃれだった」「人を照らすライトじゃなくて、壁を照らしてて(笑)」と笑いながら話す松島さん。そこに「オシャレだった!」と佐藤さんも追撃。菊池さんは「二人の家にも遊びに行きたい」と言うも「誰も家に入れてくれない」と嘆き、唯一入れてくれる橋本さんも「寂しいときにしか入れてくれないから、都合のいい男みたいになってる」と自虐的につぶやいていました。

そんな近況報告が終わり、次の曲紹介へ。新メンバー5人が詞を書き、橋本さんが一つの歌詞にまとめ上げた『君へ』は、「タイプロ期間のことだったり、これからのこと、みなさまに対して、それから仲間に対しての手紙のような一曲になっております。」と説明する菊池さん。しかし「聴いて下さい、『手紙』」と曲振りし、会場中にハテナ?が。その空気を感じたのか、瞬時に「……『君へ』だ」と気づき、会場中が驚きと爆笑の渦に! 即、新メンバー5人のいるステージ裏に向かって「申し訳ない!」と崩れ落ちるように土下座をする菊池さんに、「菊池風磨、めったにないですこんなこと! はじめてですよ~~。人間ですから、こういうこともありますっ!」と松島さん。「新聞社のみなさん書いてください!」と佐藤さん。舞台袖で準備していた原さんが驚いてステージに顔を出してしまったりと、まさにレアな瞬間を共有した会場はざわつきが収まりません。そして、顔を真っ赤にした菊池さんは「ごめんね。あの~……タイトル忘れてるようじゃ無理か。タイトルはね、入れとかないと」と、タイプロで生まれた”菊池風磨構文”を照れながらも自らぶっ込むという流れに。気を取り直して再び曲紹介を行い、『君へ』が流れ始めました。

チェッカーフラッグ柄がアクセントの、ブラックとオレンジの衣装に身を包んだ新メンバー5人がメインステージの階段に立ち、歌い上げるバラード曲の『君へ』。スクリーンにはタイプロ中の映像が流れ、先ほどの思いがけないハプニングの空気とは一変、徐々にエモーショナルな空間へと誘います。続いてオリジナルメンバー3人が歌う『because』へとスライドし、ファンへの感謝の気持ちを歌にのせて伝えます。曲の最後にはセンターステージに3人が集まり、ハイタッチから抱き合う場面も。そして再び8人が集まり、最後に『ワンアンドオンリー』へ。“最高な僕ら”であるメンバーの絆や家族である温かさを感じさせてくれました。

個性を生かしたInterから大人な雰囲気へ。そしてクライマックスのあの曲へ!

次にスクリーンに映し出されたのは、「6月都内某所」というムービー。「寺西さんと原さんが俳優仕事で不在な時にパフォーマンスをどう穴埋めするか」を議題にした会議VTRでしたが、続いて同じ会議室のシーンが再び流れ、今度は「全員揃ってるんだけどどうする?」とフリのような流れに。寺西さんの「かけてないってことはなくて」、松島さんの「見ててイライラした。ファンを舐めてもらっちゃ困ります」などタイプロの名セリフをセルフオマージュ。「アクセサリーいるか?」と菊池さんから注意される猪俣さんの流れ弾をくらった寺西さんが、「俺、途中合流だから(アクセサリーつけたらダメって)聞いてない」と言うと、会場は爆笑。他にもタイプロを見ていた人なら誰でもわかる名シーンがたたみかけられました。

そして、ここからはInterコーナーがスタート。佐藤さんの弾くアコースティックギターの情熱的な音色に合わせて寺西さんが登場し、「歓声が聞こえないよ!?」と言わんばかりに耳に手を当ててsecondzたちを煽りつつダンス。そしてつなぎを着た猪俣さんが、前職である塗装業(ただ、当時は経理担当)を生かしたスプレーアートを披露していると、その合間に元焼き肉店勤務の橋本さんがステージで焼肉を⁉ その頭を拳でコツンと突くように松島さんが登場すると、そのまま二人はペアでダンスを。その後猪俣さんに手招きをされて近寄ると、スプレーアートが完成。「できたよ(ニコニコ)」といった感じで作品を手でトントンする猪俣さんに、secondzたちからは「かわいい~!」の声が漏れていました。さらに菊池さんと原さんが黒のキラキラのスパンコールのついたALLブラックの衣装で現れ、バトルさながらのオリジナルラップの掛け合いを始めます。最後に“飲み干す drinking up”というフロウで締めた流れから、篠塚さんが特技であるペットボトルの水の早飲みを披露。体感2~3秒で飲み干し大きな歓声が上がると、ステージ下へと消えてく行くややシュールな展開に。

そんな空気を一変するように、ここからはややセンシュアルでセクシーな大人の世界に。『本音と建前』では途中松島さんが原さんの首元にキスをするような仕草があった他、椅子と戯れるようなダンスを披露。「3、2、1……Sexy」のキメ台詞を橋本さんが色っぽく放つと、会場は「キャーーー!!」と興奮が最高潮に。そして、タイプロの課題曲である『革命のDancing Night』のイントロがかかると、場内は待ってましたと言わんばかりの大きな歓声が!! ファイヤーも上がり大盛り上がりに始まると、センターステージへ移動。せり上がり、回転しながら動くステージ上で8人はキレッキレで揃いまくったダンスを踊りながら歌い続け、ダンサブルな楽曲がさらに魅力的に。まさに1つのショーを見たかのような満足感がありました。

タイプロでは銭湯の入浴シーンでみんなで合唱した、『ぎゅっと』も披露。イントロ部分では寺西さんが「いつも頑張ってるそこのあなた、お疲れ様です! えらいね、みんなえらい! 今日くらいは、自分のことぎゅっとしてあげてもいいんじゃないでしょうか!? というわけで、“ぎゅっと~!”」と曲紹介。最後には菊池さんが「僕たちを”ぎゅっと”、していただけますか?」と呼びかけ、「せーの!」の声でsecondzが「ぎゅっとーー!」とアンサーすると、「よくできました!」とにっこり微笑んでいました。

スタッフからのドーム公演決定サプライズ!そしてオリジナルメンバーからのサプライズも!

新しいマイクでパフォーマンスするtimelesz

次は本来挨拶の時間のはずが、突如スクリーンに映し出されたのは、『becauseが発売されてから~』や『timelesz襲名式から~』と今までの軌跡をたどる文字と、その時間。次々に現れカウントダウンを始めるスクリーンを見つめるメンバーたちは、一体何が起こっているのか状況が読めないといった表情に。口をあけて怪訝そうに見つめる原さんや、キョロキョロとスクリーンを見渡す篠塚さんや橋本さんに、猪俣さん。そして突如『timeleszがドームに立つまで 12,267,000 secondz』の文字が映し出された瞬間、会場は悲鳴にも近い歓声が。さらに追いうちをかけるかのように『2025年 京セラドーム大阪』『2026年 東京ドーム』の文字が映し出されると、原さんと橋本さんは号泣。猪俣さんも涙を流し、菊池さんは「ドーム決まりました!」と声高らかに叫びます。寺西さんは「やったぁーー!!」と声を上げて、篠塚さんと一緒にガッツポーズ。スタッフであるminutezの粋な計らいにより、メンバーは誰も知らされていなかったようで、この日一番のサプライズとなりました。

寺西さんは「感動したね。びっくりした本当に。本当にひとえにみなさんのおかげだと思っています。ありがと~!」と言い、篠塚さんは「整理つかないですね。でも楽しみな気持ちが強いかもしれない。その日までスキルアップできるように頑張ります! またレッスン漬けだ~!」と意気込みを。涙顔の橋本さんは「言葉が出ないですね。え~~」と詰まり、コメントを後に取っておくことにしながらも「嬉しいです」と噛み締めた。猪俣さんも後に取っておこうとして逃げようとしていることを突かれ「びっくりして、こう、今ポカンとしてます」と語り、原さんはコメントを振られるも号泣で言葉にならない様子に会場からは笑いが。絞り出すように「ん~~~……。去年タイプロがあるまで、テラも同じだと思うんですけど、こうやってアリーナに立つことも、皆さんのペンライトのこの海を見ることもどっかで諦めてたんで。今ここに立ってることもなんか夢のようで、家に帰るとあれは夢だったんじゃないかとか、思うこともあるんですけど、ドーム……そうか、絶対成功させます!」と心の内を吐露。会場は暖かい拍手に包まれました。

松島さんは、「グループを続けるってことって、やっぱりそう簡単じゃないのは我々3人が1番わかっている」と語り、「元々タイプロをやるメンバーを募集するって決めた時に、大きな目標としてはまず5大ドームを挙げさせていただいたので、とにかく素敵なものにしていきたいと心の底から思っていますので、ぜひとも温かい声援をいただけると嬉しい」と訴えた。続いて佐藤さんも「正直、ただでさえ8人でステージ立って、8人で楽しく過ごしてるだけでなんか泣きそうな毎日ではあるんですけど、それぐらい素敵な仲間に出会えたし、これからも前を見て進んでいけるんだなって思うとすごい楽しみですし。ドームが決まって一緒に感情を共有できる素敵な人が横にいてくれて嬉しい」と喜びをかみしめている様子でした。最後に菊池さんに話がふられると、「とにかくタイムレスプロジェクトをやってよかったって、正解だったね、成功だったねって言ってもらうには、僕らがこれから最後のその時まで精一杯駆け抜けるしかないと思ってやっているので。その中でこうして大きな夢を皆さんと叶えられることが本当にありがたくて、嬉しくて、幸せに思ってます。僕らもSexy Zoneから14年グループをやらせてもらってますけど、いろんなことがあって、いろんなことをこう見てきて、やっぱり限りあるものなんですよね、グループって。いつかきっと別れの時は来るんですよ。ただ、その限られた時間の中で、僕らがどれだけ皆さんと一緒に夢を追いかけられるのかっていうのは、僕らは今身に染みてわかっていることなので。ここから先は僕らも後悔がないように、応援してくださる皆さんにも後悔がないように、支えてくれるスタッフにも、こいつらを支えてきてよかったと思ってもらえるように。そんなタイムレスであり続けたいと思うので、まずはこのドーム、そして何よりもまずはこのアリーナ、大成功させたいと思います」と、熱い思いを語っていました。

さらに実は本来『ぎゅっと』が終わった後に、オリジナルメンバー3人から新メンバー5人にサプライズを用意していたことが明かされます。大きなサプライズの後ということで「これは無し!」と菊池さんがふざけると、会場からは「え~~!!」という声が。「じゃあ、見てもらいましょう、お願いします」の声かけで始まったスクリーンのムービーには、『新メンバーのみなさんへ』と、メッセージが。『3人からプレゼントがあります』というアナウンスからそれぞれのメンバーカラーで照らされたセットの部屋が出現。その中に見えたのは、一人一人の名前がアルファベットで刻まれた、メンバーカラーのボックス。「これは…持ち上げたりしていいの?」と寺西さんが聞き、「せーので開けようか」と菊池さん。せーの!で箱をあけると「うわ!」と歓声が。そこには、timeleszの出発地点であり、想い出の地でもあるハワイの海をイメージした、エメラルドグリーンの8人の新しいマイクが。それぞれのメンバーカラーも、持ち手の下部分にぐるりと輪を描くように色付けられています。「めっちゃ素敵」と原さんが言い、「ありがとうございます!」と低音ボイスの篠塚さん。今この瞬間からこのマイクでパフォーマンスすることが告げられると、「どうしよ~~落としちゃったらー!」と寺西さん。『スキすぎて』のマイクスタンドでよくマイクを飛ばすらしく「俺のせいじゃないよ!?」と言いながらも、菊池さんに「頼むよ?」と言われた言葉に、「大事にします。一生大事にするよ」と温かい言葉で応えていました。また、「この箱かわいい……欲しい♡」という橋本さんと、「この箱って持って帰っていいんすか?」と聞く篠塚さん。佐藤さんに「このマイクを保管するのに必要」だと告げられ、「なるほど~」と納得し自分のマイクを愛おしそうに見ていました。

そんなエメラルドグリーンの新たなマイクに持ち替え、ツアーの最後の締めとなるコメントに。ここはもちろん、一人一人全文でお届けします。

佐藤 改めてtimeleszライブツアー、新体制初のライブツアーにお越しいただき本当にどうもありがとうございました。……ドーム決まったね(笑顔)。もちろん会場の大きさではないとは思うし、今日のこの公演もたくさん思い出があるし、でもきっと、ドームでも色々なね、思い出ができると思うし。またたくさんみんなと思い出が作れる機会が増えて、それを発表することができて、僕たちもびっくりしましたけど、ほんとに嬉しいです。改めてですけど、8人全員を好きになってもらえるように、これからも一生懸命パフォーマンスを届けていきたいと思います。僕たちを見て、そんな僕たちを見て笑顔になってくれてたら嬉しいです。ドームでお会いしましょう。本日は本当にどうもありがとうございました!

猪俣 本日はお越しいただきありがとうございます。まず、このマイク。オリジナルメンバーの3人ありがとうございます。そしてファンの皆さんやみんな、ほんと全ての人のおかげでこのドーム公演が決定しました。すごい嬉しいのと同時に、こんなに早く……(涙で声に詰まってしまい、右手で右の頰を手で押さえる)っていう怖さもあるんですけど、でも8人みんなで、(鼻をすする)絶対成功するので楽しみに待っててください。よろしくお願いします。ありがとうございましたっ。

橋本 あ~、ちょっと待って。はぁ~~、今日はほんとにありがとうございます。ちょっと、1人ずつハグしてっていいですか。ほんとにちょっと。(と、号泣しながらメンバーとハグしていく)。すんません……全然しゃべんなくて。本当に皆さんのおかげで、1つの夢だったので、こうして一緒に叶えていただいてほんとにありがとうございます。これから、あの、たくさん頑張ります。愛しています、皆さんのこと。ありがとうございます。

 (マイク無しで)俺は今……、幸せだぁぁあああああ!(ここからはマイクありで)これからもっともっと、大きな目標に向かって8人足並み揃えて頑張っていきます。
タイプロを経て複雑な思いを抱えている方は、この中にはもちろんたくさんいらっしゃると思います。でも、そのことは僕たち8人全員分かってますから。でも誰一人置いていかないので、ゆっくりでいいので、自分のペースで僕たち8人についてきてください。この8人でよかったなって、この8人がやっぱtimeleszだよねって思われるように背中で見せていくので、どうかこれからも応援してください。ありがとうございました。

寺西 本日はありがとうございました。まぁさっきもちょっと話したんですけど、初めてのお仕事がこの横浜アリーナで、今こうしてまた最高のメンバーと、それ以上の、もう本当に最高の景色を一緒に見ることができて幸せです。そして、ドームを本当にありがとうございます。でも、もちろん当たり前なんかじゃ絶対なくて、ドームに合う、ちゃんとドームでライブを出来るグループにこれからもっともっとなれるように、日々精進していきたいと思います。本当に皆さんの、あなたの、あなた方のおかげです。本当にありがとうございました!

松島 本日はありがとうございました。そうですねぇ……。たくさんアイドル、アーティストがいる中で、まずtimeleszを選んでくれたことを心から感謝します。ありがとうございます。先ほどのメンバーの挨拶を聞いていて、周杜の「ちょっと怖さがある」というリアルな声もすごく痛いほど分かるというか。でも僕、そして風磨くん、勝利は、そんな怖いという思いを抱いている新メンバーをちゃんと守っていく、支えていくという覚悟で今このステージに立っています。僕はSexy Zone時代ってどちらかというと末っ子の方で守られてばっかりだったんですけど、今この立場になって守りたいメンバーがたくさん増えたことがすごく嬉しくもありますし。でも、そんな僕に対しての風磨くんも勝利くんもそのままでいいんだよ、松島らしくていいんだよって言ってくれる変わらない思いもすごくありがたく思っていて。なので、これからも自分も成長しながら、8人で成長しながら、皆さんにいろんな景色を見せていきたいなと思っているので、なので次はドームかな? ドームで会えることを楽しみにしています。本日は本当にありがとうございました。

篠塚 はい、本日はお越しいただきありがとうございました。ドーム決まりましたね。なんか本当に、今はやっぱりこの大きすぎる事実を受け止めるのに精一杯で。家に帰ってからほんとになんて言うんすかね、いろんな感情が押し寄せると思うんですけど、将生がずっとドームに立ちたいって言ってて、タイプロの時から。僕もそれを聞いてから意識するようになって、ほんとになんかすごい速さで進んでるなって思います。ただ、その速さに自分の実力だったり、そういったものが伴っているのかと言われると正直伴っているとは全く思ってませんし、そこが自分の弱さでもあると思ってます。これからアリーナもそうですしドームもそうですし、その他のバラエティ番組だったり、色んなところで皆さんのお目にかかると思うんですけど、絶対に、今日より魅力的なアイドルになれるように毎日頑張るので、これからもよろしくお願いします!

菊池 みなさん、本日は本当にありがとうございました。大きな発表で僕も戸惑いを隠せませんが、ただ、あのドームというステージがまだ早すぎるんじゃないかという声もきっと出てくるかとは思います。アリーナの時もそうでした。ただ、今回このアリーナに挑むにあたって、新メンバーは僕らが仕事してる間にも毎日レッスンに通って、足を痛めても腰を痛めても、弱音一つ吐かずに精一杯真摯に向き合ってくれていたことを僕は知ってます。僕たちは知ってます。それに負けじと僕らも焚きつけられて、夜中に集まって、遅くまでみんなでコマ送りの映像を見ながらリハーサルをしたりなんて、そんな日々もあって。
でもそれはすごく、楽しくて。幸せな時間で。だからこんなに努力したんですとか、こんなに苦労してるんですとかそんなことが言いたいわけじゃなくて。どんな困難でも、この8人だったら1つの楽しみとして、思い出として乗り越えていけると思うので、どうか皆さんもそんな僕たちの姿を見て、少しでも楽しんでもらえたらいいなと。まだまだ風当たりも強い瞬間ありますし、メンバーからもありましたが、課題も山積みです。ただ、大丈夫です。全部うまくいきます。なんで、どうかこうやって1つ1つの夢をみんなで、皆さんとスタッフとtimeleszで、このメンツで追いかけられたらと思います。今日はほんとにありがとうございました。

今日のライブへの感謝と次なる目標への心境を語った後に流れ始めたのは、11月12日にシングルリリースが決定した新曲の『Steal The Show』。本ツアー内でもこの日が初披露となるパフォーマンスは、ところどころにバスケットボールを思わせる振りも感じさせる、エネルギッシュかつパワフルなダンスが印象的。その高い熱量のまま本編ラストの『RUN』へと流れ込み、全員が全力ダッシュ! その様子は汗が飛び散りそうなほどの熱量で溢れていました。

最後の挨拶で雄たけびをあげる篠塚大輝さんとそれを見守るtimeleszメンバー

アンコールではツアーTに着替えたメンバーが、スタンド席をトロッコで一周ぐるりとまわりながら熱唱。至近距離でのファンサを繰り出し、各所でsecondzたちの「キャー!!」という声が上がり続けていました。ラストはもう一度『Rock this Party』を披露し、「さぁさぁ皆さん、この曲一緒に歌ってくれますかー!?」と佐藤さんが言うと、指名されたメンバーとsecondzたちで合唱スタイルに。篠塚さんから始まり、「将生!」「風磨くん!」「しのいってみよー!」などと、歌う人をランダムに指名するスタイルに。途中誰かのマイクにファンサをもらったであろうsecondzの「キャーーー!!」という声が拾われ、アリーナ中に響き渡る瞬間も!

最後に菊池さんが再びマイクを握り、secondzに語り掛けます。「皆さん、ちょっと長くなっちゃいましたけど楽しめましたか?騒げましたか?びっくりしました!? timelesz、びっくりしました!?」という問いかけに、「ハーーイ!!」とメンバー。「びっくりした、俺も。でも楽しみの方が勝ってますかー!? timelesz楽しみが勝ってますか!?」というと、「うおぉおおおおおおお!!」と雄たけびを上げる篠塚さん。その様子を見て菊池さんは「楽しみが勝ってんだなぁ。しののこのぐらいの気持ちで皆さん、最後に僕たちの名前叫んでもらえますか!?」と煽り、「We are?」のふりにsecondszも「timeleszーーーー!!」の合唱で応え、全てのステージが終了しました。

最後まで「ありがとーー!」と繰り返し、メインステージ2階に一列に並んだ8人がゆっくりとステージ下に降りていきます。最後に巨大スクリーンに映し出されたのは、菊池さんの指ハート。

新体制timeleszとなって半年経ったこの日、ステージ上にいる8人は一緒に居られることが幸せで、楽しくて仕方ないように見えました。同じ夢を掴みに行くことを共に楽しみ、成長していこうとする様子は、キラキラと輝く終わらない青春のよう。ドームツアー発表に留まらない快進撃は、きっとこれからも続くはずです。目標とする、国民的アイドルになるその日まで。

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撮影/猪岐沙矢佳 取材・原文/森山和子

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