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【Snow Man】ラウールさんの単独ドキュメンタリー番組取材会をフォトセッションの様子まで詳細レポ!

2025.09.06

Snow Manのメンバー、そして俳優としても活躍の場を広げているラウールさんがミラノ・パリコレクションに挑戦するまでの1年半を記録したドキュメンタリー『ラウール On The Runway』。9月13日(土)朝10時からスタートするPrime Videoでの独占配信に先がけ、都内で取材会が行われました。non-no webでは、その模様を詳細レポートします!

抜群のスタイルがより引き立つニット&デニムコーデで取材会に登場

Amazon Primeのロゴキューブを手にポーズを取るSnow Manのラウールさん
ⒸStorm Labels Inc.

会場に設置されたスクリーンに『ラウール On The Runway』のティザー映像が流れ終わると、ステージ上に「こんにちは~」とマイクを持ったラウールさんが少し照れた様子で登場。タイトなグレーのニットに淡いブルーのデニムを合わせ、足元は素足に黒の革靴といったコーディネートで、長い手足がひと際目立っていました。「本日はお集まりいただき、ありがとうございます。ちょっとこっ恥ずかしいんですけど、このドキュメンタリーを作った理由がいくつかありますので、世の中の皆さんに少しでもお伝えいただけたらうれしいです。よろしくお願いします」と挨拶。さっそくMCとのトークセッションが始まり、1年半の苦悩や葛藤、そして今の気持ちを包み隠すことなく、まっすぐな言葉で届けてくれました。

――まず、モデルに挑戦しようと思ったきっかけを教えてください。

ラウールさん はい、きっかけは会社の人に「やってみたら?」って言われたことでしたね。

――ラウールさんがモデルのお仕事に興味を持ったのは、いつ頃でしたか?

ラウールさん 時期はハッキリ分からないんですけど、興味を持ったというか、ただモデルのお仕事が楽しかったんです。それと自分の負けず嫌いが高じて、頑張ってみようという感じでした。

――ファッションの本場であるミラノやパリのランウェイを目指した理由は?

ラウールさん 日本で撮影していると、自分がアイドルだということもあって、「カッコいいね」って、わりとチヤホヤしていただけることが多くて、本当にそう思ってもらえているのかお世辞で言ってくれているのかが分からなくて、すごく恥ずかしかったんです。それで、自分が海外でも通用するのか試したいという気持ちもありましたし、もうひとつはファンの方やSnow Manメンバーが冗談半分で「パリとか歩いてそう」って言ってくれて、そういう言葉に引っ張られた部分もあります。

――ミラノやパリコレクションの舞台に挑戦する姿をドキュメンタリーとして記録しようと思われたのは?

ラウールさん 本当のことを全部は言えないんですけど(笑)、いろんな諸事情を踏まえ、「これはカメラを回しておいたほうがいいんじゃない?」ということをスタッフさんが僕に伝えてくれて、僕もなんとなくその言葉の意味を理解して「回しておきましょう」と。時間もお金もかかることだったので、いろいろ回収もしなきゃいけないとかね……(小声)。とはいえ、最初はモチベーションが低かったんです。カメラをずっと向けられていて気が休まらなかったし、自分のことをアピールするのも恥ずかしいなって思っていて、とにかくあまり乗り気ではなくて。でも、全部終わってみた時に、この1年半を配信したほうがいいかなっていう気持ちになったんですよね。それは、自分と同じように頑張っている日本人モデルの方がたくさんいらっしゃって、皆さんその地位や知名度の低さに苦しんでいて。僕はアイドルもやっているし、配信することで、もしかしたらこういう世界があるんだっていうことを少しでも知ってもらえるかもしれないと思ったから。それともうひとつ、1年半の間に1カ月くらいパリに滞在し続けて、日本でのお仕事をいくつか休んでしまった時期があったんです。それはすごく胸が痛い出来事だったので、その期間何をしていたかを説明するべきだとも思ったことも、配信を決めた理由です。

――日本人のファッション業界における立場について、気づいたことがたくさんあったということですね。

ラウールさん はい、ありました。YouTubeでランウェイの映像を見ていると「モデルさんってすごいな、カッコいいな」と思うけど、現地に行ってみたら、わりと人として見られていないと感じる瞬間も時々あって、僕はそれが新鮮でめっちゃいい経験だったんです。今までできなかった経験をできたうれしさがあったんですけど、それが苦しい時期も一瞬あったし、まわりに同じ想いを抱えていた人もたくさんいたので、そういう状況を知ってもらいたいなと思いました。

――『ラウール On The Runway』が1年半にわたる密着になった理由は?

ラウールさん もともとは1年くらいの予定だったんですけど、思うように結果が出なくて、期間を決めちゃうとなかなか結果が出づらいので、「一旦続けさせてほしい」ってお願いして。それでもいろんな限界があって、ただ2年3年ってカメラを回しても大変になっていくだけなので、「あと1回だけ」って言って、6月にラストの挑戦をして、そこまでが収まっています。

挑戦を続けた1年半を振り返り、「就職活動をしている感覚だった」

――ミラノとパリでいろいろな挑戦をされて、一番つらかったエピソードは?

ラウールさん (首の後ろをさわりながら)なんだろう? え~! つらかったか……(しばらく考えて)僕、方向音痴なので、道に迷いすぎてつらかったです。いつも海外で電波を獲得するのが下手で、ポケットWi-Fiを持って行きたくなるんです。でも、歩いている途中にその充電が切れちゃって、方向音痴の人がスマホの地図を失うと、けっこうヤバいんですよ。それで大変でした(笑)。

――現地ではひとりでオーディションを受けに行かれていましたが、日本で行動する時とはかなり違ったのではないでしょうか?

ラウールさん そうですね。日本だったらエアコンが効いた涼しい車をマネージャーさんが用意してくださって、それに乗って移動できるけど、そうもいかないので。でも、僕は16歳でデビューしたので、普通の人の10代20代より甘やかされて苦しまなかったのかなって思っちゃって、それがけっこうコンプレックスだったんです。別にこの1年半でちょっと苦しかったからって「俺もつらかったんだぜ!」っていうことじゃないけど、そういう経験がしてみたかったところもありました。

――日本と欧米の文化の違いは、どのようなところに感じましたか?

ラウールさん アジア人が欧米の方と対等に仕事をしていく難しさは、身を持って感じました。でも、そのおかげで頑張れたし、世界を少しだけ知れた気がして、いい経験でした。

――今回の密着ではスタッフから「今どうでした?」と細やかに質問されていましたが、そのあたりはいかがでしたか?

ラウールさん 基本的にオーディションを受けると9割以上落ちるので、やっぱり悔しいじゃないですか。だから、今カメラを向けられるのはきついなーって思う時もありました。アイドルをしているからか、カメラへの意識が拭い去れなくて、素直に悔しい顔ができなかったりして。それでも撮れているところは撮れていると思います。

――逆に、うれしかったことや楽しかったことは?

ラウールさん ずっと体を作っていたんですけど、それが終わって、おいしいご飯を食べている時が一番うれしかったです。

――何を食べた時が一番幸せでしたか?

ラウールさん うわー、いい質問! それ、いい質問ですね(笑)。なんだろう? 日本人だなと思うのは、お寿司を食べた時が一番幸せでした。パリで仲よくなった日本人のお寿司屋さんがいて、その方のお店に毎年行っていました。

――今回の挑戦を経て、ご自身の価値観や人生観は変化しましたか?

ラウールさん 小学生の頃にアイドルの事務所に入って、10代でデビューして、導かれるままにここまで来てしまった人だったので、今回モデル事務所に入るとかオーディションを受けることが就職活動的な感じだったんです。それをできたのが大きかったなって。地元の友達とたまに会ったりした時、正直共感できないことがお互いにあったんです。でも、この間ひさしぶりに友達に会った時に「就活が大変だ」っていう話を聞きながら共感できた瞬間があって、それがうれしかったです。

――実際にランウェイを歩いた直後は、どういった心境でしたか?

ラウールさん 海外では謙虚な姿勢は意味がない現場ばかりだったので、虚勢も張りながら、本当の自信もありながら「自分行けます!」ってガンガンにアピールしていたんです。だから、ランウェイを歩き終わった瞬間は「でしょ?」みたいな気持ちでしたけど、日本に帰ってきて冷静に考えたら、いい経験だったなって思いました。

――今回高い壁に立ち向かった経験は、今後の活動にいかされそうですか?

ラウールさん この1年半は誰かに教えてもらうことがなかったので、全部自分の頭の中で考えて作っていかなきゃいけなかったんです。でも、結局はいつもそうなんだよなと思って。どのお仕事をするにしても、スタッフさんが「こういう流れで、こうしてください」って言ってくださるけど、それを自分で噛み砕いて答えを出さないといけない。それを当たり前にしようと思うようになりました。

初めて歩いたヨウジヤマモトのランウェイでのエピソードも

質問に答えるSnow Manのラウールさん
ⒸStorm Labels Inc.

続いて、集まった記者との質疑応答も行われました。

――現在ドラマ『愛の、がっこう。』に出演されていますが、モデルとしての1年半の経験がお芝居にもいきていると感じますか?

ラウールさん それは初めて考えました。そういう側面もあるのかもしれないです。どうなんですかね……?(照れて)分からないんですけど(笑)。あ、でも確かに。1年半の間に印象的だったのが、初めて自分のことで悔しくて涙が出たんです。子どもの時はしょっちゅうあったと思うんですけど、自我が芽生えてから初めてに近い悔し涙を流したんです。カメラには映っていないんですけど、そういう経験はもしかしたらどこかにいきているのかもしれないです。

――ラウールさんが最初に歩いたランウェイは、ヨウジヤマモトだったと思います。その経緯を教えてください。

ラウールさん その時も会社の人に背中を押された感じでした。当時はモデル事務所にも入っていなかったので、直接コンタクトをとって「とにかくオーディションを受けさせてください」ってお願いして。その時はコロナ禍だったので、日本でオーディションを受けるという流れでした。

――その時のランウェイがとても印象的で、歩き方にエンターテインメント性を感じました。アイドルとしても活動されているラウールさんならではの表現だったのでしょうか?

ラウールさん あのランウェイは僕も思い出深くて、(山本)耀司さんが本番の前日か前々日に「何か動きをつけてみたらどう?」って言ってくださったんです。それでひと晩中リハーサル室にこもって、過去のショーで流れたものと同じような音楽を聴きながら、着る服の写真を見ながら、いろんな動きを試して試して試して、「これだ!」っていうものを当日見せに行ったんです。日本を代表するデザイナーの方と会話をできたことがうれしかったです。

フォトセッションではカメラごとにポーズを変えるサービス精神を発揮!

トークセッションのあとに待っていたのは、フォトセッション。撮影のセッティングのために一旦降壇したラウールさんでしたが、準備が整うと、再び控えめに「お願いしま~す」と集まったカメラの前に姿を現しました。まずは、オフィシャルカメラに向かって、自身の背後にあるスクリーンに映った『ラウール On The Runway』のタイトルを両手で紹介するポーズをとったあと、手を振ります。続いて、上手から下手のカメラに、順番に目線を送っていくラウールさん。動きのあるポーズをリクエストされると、両手でゆっくりとウェーブを起こし、本当に動きのあるポーズをするおちゃめな姿も。カメラごとにポーズを変えるサービス精神と、どんなポーズも決まってしまうところは、さすがでした!

その後、Amazon Primeのロゴ入りキューブを持って、再びオフィシャルカメラが撮影。ラウールさんが「帽子にもなる(笑)」と頭の上にのせたキューブは、両手を離しても、姿勢がよすぎて微動だにせず。試しに中腰になってみても、頭上でピタリと静止していました。

取材会が始まる前にはカメラマンがスタッフにカメラを向けてホワイトバランスを調整する時間が設けられていたのですが、フォトセッション終了後、ラウールさんから「あのタイミングで僕が登場したらおもしろいかなと思って、出て行こうか迷っていました(笑)」という裏話が飛び出し、会場に笑いが起きていました。

最後に『ラウール On The Runway』の配信を楽しみにしている方たちへのメッセージを聞かれたラウールさんは、「あまり馴染みのない世界のドキュメンタリーになると思うので、単純に興味が湧くかどうか分からないなと自分でも思っていて。でも、自分の中では少しでもこの世界のことを知ってもらえたらっていう気持ちがあります。そんなに長くはなくて1時間半くらいの短いコンテンツなので、何きっかけでもいいので、ちょっとでも気になったら休みの日に見てもらえたらうれしいなと思っています。よろしくお願いします」と謙虚にコメント。ラウールさんの挑戦を追った『ラウール On The Runway』は、9月13日(土)朝10時からPrime Videoにて独占配信スタートです!

ラウール On The Runwayキービジュアル
ⒸStorm Labels Inc.

Information

『ラウール On The Runway』

  • 配信日時:9月13日(土)朝10時
  • 配信媒体:Prime Video独占配信

ラウールは大きな挑戦を始めた。Snow Manのメンバーとしてデビューして4年、それは世界最高のランウェイに立つこと。ミラノ・パリコレクションの舞台だ。そこは一握りのトップモデルしか立てない場所。その挑戦は全てグループのため。自分が世界で活躍することで、少しでも多くの人に存在を知ってもらいたいという思いからだ。だがその道は厳しい。日本ではトップアイドルとして誰もが知る存在だが、現地ではその実績は通用しない。実力で勝ち取るしかない。厳しい体調管理やポートフォリオの作成、ウォーキングの練習など、一人準備を続けたものの、ブランドのオーディションを受け続けては落ちる日々…。時に心が折れそうな時もあった。だが、自分が納得するまでは終われない。その思いがラウールを突き動かした。果たして結果はどうなるのか。ミラノ、パリコレクションへの挑戦までの、1年半の記録。

Staff Credit

取材・原文/吉川由希子

Snow Man超詳細記者会見レポート

Snow Man

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