インタビュー

【久間田琳加】映画『新米記者トロッ子』でりんくまが“強い女性”役に初挑戦【藤吉夏鈴(櫻坂46)主演作】

2024.08.09更新日:2024.08.17

映画『新米記者トロッ子』出演
久間田琳加スペシャルインタビュー

新米記者トロッ子出演の久間田琳加の寄りカット

ノンノ専属モデルの「りんくま」こと久間田琳加が出演する映画『新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!』が8月9日(金)より公開。以前から“強い女性”を演じることに憧れていたというりんくまの役作りや撮影現場の様子、主演の藤吉夏鈴(櫻坂46)さんとのエピソードをインタビュー!

憧れていた“強い女性”役。
監督と話し合いを重ねました。

新米記者トロッ子出演の久間田琳加の全身カット

ジャケット¥165000/ヘンネ カスタマーサポート タンクトップ¥7990/NADIA FLORES EN EL CORAZON パンツ¥33000/ラインヴァンド カスタマーサポート ネックレス(二連)¥4180・リング(中指)¥1980(ともにシースキー)・リング(人差し指)¥2400(ヘンカ)/ロードス

ー今作では、文芸コンクールを連覇する強豪文芸部の部長・西園寺茉莉を熱演。これまで可愛らしい役やおとなしい役が多かっただけに、“新しいりんくま”を見られたように感じました。

『non-no』2024年6月号のカバーガール特集でもお話させていただいたのですが、以前から、意地悪なボスやクラスの女王様のような“強い女性”を演じてみたいと思っていたんです。だからこそ、オーディションを受けて、今回の役に挑戦する機会をいただけた時は本当にうれしかった! 初めて演じる役どころな上に原作がないオリジナル作品だったので、監督と話し合いながら“西園寺茉莉”像を作り上げました。台本を読み、彼女は根っからの悪役ではないと感じたので、悪意を持ってとった行動と悪気なくとってしまった行動の違いが観ている方に伝わるようにするにはどうすべきか考えたり。監督も話し合いを踏まえて「それならこうしてみようか!」とたくさんのアイディアを出してくださって、心強かったです。

ー表情や動作だけでなく、発声の仕方も普段と違うように感じました。

キラキラした瞳で語りかけるのではなく、目がすわったロボットのような雰囲気をただよわせたいと思って。声から感情を読み取れないように、わざと抑揚をなくしました。普段の私はハキハキと大きな声で話すほうなので、日常のクセをとるのは少し大変だったかもしれません(笑)。

ー今まで演じてきた役とも、普段の自分とも大きく離れた役どころを演じるのはやはり難しい部分も多かったのですね。そんな中でも、これまでの経験が活きたシーンはありましたか?

茉莉の趣味である茶道をたしなむシーンは、茶道部を舞台にしたドラマ『お茶にごす。』で学んだ所作が今でも身に染みついているおかげで自然に立ち振る舞えたと思います。ほかにも指先をそろえる、足音を立てずに静かに歩くなどの作法が、お嬢様感のある茉莉を演じるにあたって役立ちました。

新米記者トロッ子出演の久間田琳加の笑顔の寄りカット

ー同世代俳優との共演も、今作の見どころの一つ。撮影現場の雰囲気はいかがでしたか?

主演の(藤吉)夏鈴ちゃん以外の方とはご一緒するシーンが少なかったのですが、皆さん“仕事人タイプ”だった印象です。本当の学校のようににぎやかに過ごすというよりは、淡々と役に向き合っているような感じでした。でも決してバラバラだったわけではなくて。全員が“どうしたらもっとよい作品になるか”を常に考えていたからこそ、同じ方向を見て作品が作り上げられていく一体感がありました。

ー共演シーンが多かったという藤吉夏鈴さんは映画初出演。作中では先輩・後輩という間柄でしたが、カメラ外でのお二人はどんな関係でしたか?

私は映画出演経験こそあるものの、初めて演じる役どころ。試行錯誤しながら役と向き合っていたところは二人とも同じだったので、先輩としてリードするのではなく、同じ目線で一緒に走りきりました。シーンを重ねるほどお互いが役にハマっていって、関係性が強くなっていったと思います。夏鈴ちゃんは櫻坂46、私はノンノで、それぞれ渡邉理佐さんの後輩という共通点があったけれど、それについて詳しくお話する機会がなかったのは少し残念でした……(笑)。

新米記者トロッ子出演の久間田琳加のウインクの寄りカット

ー高校が舞台の作品ということで、制服の胸元を彩る大きなリボンや、上品なハーフアップヘアなどのスタイリングも素敵でしたね。

実は、胸元のリボンをはじめ、制服はすべてスタイリストさんの手作りなんです。丸衿のブラウスにグレーのジャンパースカートというクラシカルな組み合わせは、まるで少女漫画に出てくる女学生のようで! 本当に可愛かったです♡ 茉莉のトレードマークの一つともいえる黒いチュールのヘアアクセは、ヘア&メイクさんが提案してくださったもの。髙石あかりさん演じる新聞部部長のかさねはパーカーとスニーカーを合わせていたりと、同じ制服でもキャラクターによって着こなしが違うんです。役の内面的な部分はもちろん、ビジュアルもスタッフの皆さんと話し合って作り上げたので注目してみてくださいね。

ー最後にノンノ読者の皆さんへメッセージをお願いします。

今まで演じたことのない雰囲気の役を通し、「久間田琳加にはこんな一面もありますよ!」という部分をお見せできた作品だと感じています。モデルの久間田琳加をよく知ってくださっているノンノ読者の皆さんをはじめ、作品を観た皆さんにびっくりしていただけたらうれしいです! そして、私が演じた茉莉は一見イヤな子だけれど、学生らしいピュアさや、つい強がってしまう可愛らしさも魅力。ぜひ成長する姿を見届けてください。

『新米記者トロッ子 
 私がやらねば誰がやる!』

あらすじ

文学少女の所結衣(藤吉夏鈴)は憧れの学生作家“緑町このは”が在籍するといわれている名門・私立櫻葉学園高校に入学するも、文芸コンクールを連覇する文芸部への入部が叶わなかった。そんな結衣のもとに文芸部部長・西園寺茉莉(久間田琳加)が現れ、正体不明の作家“このは”を見つけ出せば入部を許可することを提案。結衣は、“このは”への取材実績のある学園非公認の新聞部に潜入し、部長の杉原かさね(髙石あかり)と副部長の恩田春菜(中井友望)のもとで「新米記者=*トロッ子」として活動することになる。観るものに善悪や正義とは何かを問いかける、痛快な“社会派”青春エンターテインメント。

*トロッ子(トロッコ):新聞業界用語で「新人記者」のこと。「まだ記者(汽車)として一人前でない⇒トロッコ」といった冷やかしの意味合いがある。現在ではほとんど使われていない。

▷公式サイト

Profile

久間田琳加

2001年2月23日生まれ、東京都出身。ノンノ専属モデル。ノンノモデルイチの美容フリーク。趣味はショッピングと少女漫画を読むこと。映画『おとななじみ』『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』で主演を務め、2024年は日曜劇場ドラマ『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』に出演するなど俳優としても活躍。

Staff Credit

モデル/久間田琳加 撮影/千葉タイチ ヘア&メイク/中軍裕美子 スタイリスト/加藤千尋 取材・文・web編成/ノンノ編集部

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