山下幸輝さんインタビュー。映画『マンガ家、堀マモル』出演！役との共通点を教えて！

【ノンノインタビュー】山下幸輝

周りに気を使う堀マモルは絵心以外、僕そのものです！

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• ——映画『マンガ家、堀マモル』で主人公のマンガ家・堀マモルを演じた山下幸輝さん。初めて台本を読んだ時のことを振り返り、「まるで僕自身のことが描かれているみたいだったので、今までの人生を俯瞰されていた気がしてゾッとしました（笑）」と冗談交じりに語ってくれた。

   「堀くん（マモル）には、相手がどう思うかを気にして自分の気持ちを伝えられないところがあるんです。そこは僕とめちゃくちゃ同じで、読んでいてすごく共感できました。素直なところも、自転車に乗るのが好きなところも、姿勢がちょっと悪いところも、僕そのものです（笑）」

• ——役との共通点をひと通りあげた後、「唯一違うのは、堀くんは絵が描けるという部分ですね」と自己分析。

  「僕は絵心がないので、堀くんみたいに上手に描けたらいいなっていう憧れがあります。今作の撮影でプロのマンガ家さんに所作やクセ、描き方を教わったら、すごく楽しかったんですよね。用紙はちょっと斜めに置くとか、鉛筆の持ち方、コマ割りの方法……いろいろと学ぶことができたので、いつか僕もマンガに挑戦してみたくなりました！」

• ——劇中にはマモルが担当編集者から「マンガを描くということはハラワタを見せること（自分をさらけ出すこと）」と言われるシーンが。山下さんにとって、素顔を見せられる存在とは？
• 「幼なじみとお姉ちゃんです。幼なじみとは幼稚園と小学校が一緒で、今でも僕が地元の大阪に帰るたびに食事に行く仲。僕の出演作品は必ず見てくれていて、“今回の役どころはどうでしたか～？”みたいな連絡をくれるんです（笑）。話を引き出すのがめちゃくちゃ上手だし、相談すると明確な答えをくれるんですよね。お姉ちゃんは、お互い東京に住んでいることもあって、一番近くにいて僕のことを僕よりも分かってくれている存在。役者の先輩でもあるので、特に芝居に関する話をできるところが心強いです」

Q.オフの日のリフレッシュ方法は？

自転車に乗って、知らない場所まで行くこと！
行く当てもなく自転車で走っている間は、仕事や人間関係のことを何も考えていません。無になれて、リフレッシュできる時間です。まとまった休みがとれたら、マウンテンバイクかちょっといい電動自転車を買って、箱根に行きたい。一人で何泊かしながら山を越えて、途中で温泉に入ったりできたら最高です！

Q.今年の秋に楽しみたいことは？

旬の味覚を味わう＂食欲の秋＂にしたいです！
と言いつつ、旬の食べ物とかおいしいごはん屋さんに疎いので、これから詳しくなりたいと思っているところ。秋は、地方に行って、自分で釣った魚や採ったキノコを食べるのもいいな。ちなみに、僕の大好物はスンドゥブチゲ。韓国のキムチって酸っぱいんですけど、それを使った本場のスンドゥブチゲはめちゃくちゃおいしかったです！

Profile

●やました　こうき

2001年11月7日生まれ、大阪府出身。2022年に俳優デビュー。ドラマ『君の花になる』で注目を集め、ドラマ『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』『アンチヒーロー』などの話題作に出演。現在は、ドラマ『ビリオン×スクール』（フジテレビ系・金曜21時〜）に出演中。

©2024「マンガ家、堀マモル」製作委員会

映画『マンガ家、堀マモル』
新人賞をとって以来、スランプに陥っていたマンガ家の堀マモル（山下幸輝）。苦悩するマモルの前に突如、幽霊の海・樹・愛が現れ、「マンガを描かせてあげる」と言う。3人が大切な人に思いを伝えられなかった話を聞いて、マンガを描き上げていくうちに、マモル自身も心の奥に閉じ込めていた過去と向き合い始める。●8月30日（金）より全国公開

2024年10月号掲載

Staff Credit

撮影／千葉タイチ　ヘア&メイク／meg.　スタイリスト／岩田友裕　取材・原文／吉川由希子　web構成／轟木愛美　web編成／ビーワークス