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インタビュー
2024.09.05
事故死したサレ妻が “史上最狂のゲス夫”の愛人に転生して夫を破滅へと導いていく、爽快な“転生×復讐エンターテインメント”『愛人転生 ーサレ妻は死んだ後に復讐するー』が明日9月5日(木)よりMBS「ドラマ特区」枠で放送開始! 千賀健永さん(Kis-My-Ft2)演じる悠太の愛人で、事故後のサレ妻・千里が転生した瑠奈役を演じるのは、我らがノンノモデル・香音。撮影の裏話や見どころをネホハホ聞いてきました♡
怒涛の展開に思わず台本を一気読み
ーオファーが来た時の心境は?
漫画好きの母のおすすめで原作を読んでいたので、オファーをいただいた時はびっくりするとともに、今まで挑戦したことのない役柄を演じられることがすごく嬉しかったです。夫の愛人に転生するという最悪な状況を、実写でどうやって表現するのかも純粋に気になりました(笑)。実際に台本が上がってきてからは、台本を握り締めながらハラハラ&夢中で読み進めたことも記憶に残っています。毎話いろいろなことが起こって、よそ見できない怒涛の展開が続くので皆さんもぜひ楽しみにしていてほしいです……!
ー原作を読んだ時どんな気持ちだった?
復讐劇というとズンと重くなってしまうタッチの漫画も多いですが、“絵がきれいで可愛いな”というのがはじめの感想。そのせいか、作中の復讐自体も残酷すぎずきれいに見えました。ドラマでも、ドロドロした感情を再現しつつ、原作のきれいさみたいなところは残せたらいいなと漠然と思っています。あとは、ドラマのお話をいただいてから“復讐とはなんなのだろう?”とより深く考えるようになりました。 どれだけ憎しみを持っていても失いたくない“倫理観“が人にはあって、それとどう折り合いをつけていくのか、演技をしながら模索しています
難しい役どころに苦戦
ー転生前と、瑠奈に転生後の「千里」を演じる香音。二役演じる上で苦戦したことは?
2人分の心情を考えながら演じることがすごく難しかったです。悠太の愛人・瑠奈は、港区女子で職業はインフルエンサー。悠太に対して愛情はなく、お金のために愛人関係を継続していて、ギャラ飲みで生計を立てているという役柄。港区女子という、私にとって未知の世界を生きている人ではあるけれど、24歳と年齢が近いこともあっておしゃれが好きなところは共通点でした。一方、瑠奈に転生した千里は30歳で既婚者。自分の夫の愛人に転生してしまった戸惑いや、復讐を決意した瞬間など、千里の揺れ動く感情を巧みに演じるのは難しく、撮影が進むたびにその実感は増すばかり。なるべく、瑠奈は、千里は、こんな風に生きていたのかな?と具体的に頭に浮かべて想像するようにしていました
ー千里と似ているところはある?
う~ん…… “恋人に限らず大切な人のことはどこまでも信じてしまう”ところかな。私も、基本的に人の言動や行動を素直に信じるタイプ。だから、作中で悠太の裏切りを知ってしまった時のショックや衝撃にはすごく感情移入できました。ただ、千里は、夫である悠太と義両親に家政婦のように扱われても、夫のたまに見せる優しさにわずかな望みを持ちながら健気に耐えてきた人。私は、何もかも真正面から受け止めるのではなく、違和感を感じたら流しちゃうこともあるので(笑)。そういった点ではちょっと違うのかも
ストーリーとは裏腹に、現場はとっても和やか!
ー現場で意識していることは?
私が演じる役と関係の深い役を演じる共演者の方や監督と話し合って、考えを共有するようにしています。全て伝えるわけではないのですが、千里の復讐への決意や揺らぎ、瑠奈が港区女子になるに至った経緯と彼女の心情など、大切にしたいポイントは自分の言葉できちんと伝えるようにしています
ー共演者の方とのエピソードを教えて!
バラエティ番組のワンコーナーで見せる千賀さんの演技がすごく好きだったので、実際に“おまうる(=お前さあ、うるさいんだよ)”シーンが見られるのをクランクインから楽しみにしていました。すごくパンチのある仕上がりになっているので、“おまうる”シーンは必見です(笑)! ストーリー展開はドロドロしていますが現場は終始朗らかで楽しくて、千賀さんを中心に佐藤大樹さん(FANTASTICS)や小島藤子さんと前室でずっと美容トークをしています。千賀さんが美容に詳しいので、みんなの肌悩みをじっくりカウンセリングしてくれて、おすすめのコスメや成分を提案してくれるという……撮影現場というより美容クリニックのような現場です(笑)
自分という軸を大切にしながら、自然体な演技ができるようになりたい
ー今後、演じてみたい役はある?
体を動かすアクション系の作品で悪役を演じてみたいです! あっでも、根っからの悪役ではなく、表向きは悪役なんだけど実はいい子だった……みたいな可愛らしいタイプの悪役がいいな(笑)。いろいろな事情で屈折してしまって、ストーリーの途中から実は悪役になってしまったというような、少し影のあるキャラクターも面白そうだなと思っています。いつオファーが来ても大丈夫なように体力作りを頑張っていて、ジムやキックボクシングに通って体幹を鍛えています!
ー俳優業について、今後の展望を聞かせて!
引き出しを増やしながら、自然体なお芝居ができる役者になることが目標です。私の強みは、自分とは全然違う役をいただいた時にギャップを発揮できることだと思っていて。顔の印象から、“女の子っぽい”イメージを持っていただくことが多いのですが、中身はそうでもないんですよ(笑)。別人のような息遣いや表情を見せる憑依型の役者さんもいますが、私はどちらかというと「香音」という一つの人格を軸に幅を広げていくタイプなんじゃないかな、といろいろな作品に参加させていただく中で感じています。どんな役を演じていても表情やちょっとした動きに、どうしたって自分らしさは滲み出てしまうはずだから。無理に別人になり切ろうとするのではなく、まずは役者としての自分の軸をしっかり育てていきたいと思っています
ー改めて、non-no web読者にメッセージを!
『愛人転生 ーサレ妻は死んだ後に復讐するー』は、はじめて台本を読んだ時、喜怒哀楽いろいろな感情を抱いたけれど、読んでいて楽しくて一瞬で読み終わってしまった作品。転生と復讐劇という、内容的にはファンタジー&ダークな要素がある印象を受けますが、終始ドロドロの愛憎劇というよりもきゅん♡としたり、クスッとするシーンがあったり……スカッとするシーンも多いのでストレス発散的な役割も担えるドラマだと思っています。千里がドラマでどんなふうに制裁をしていくのか復讐の行方を見守っていただきつつ、登場するさまざまな人物に感情移入していただき、楽しんでいただけたらいいなと思っています。キャスト・スタッフ一丸となって挑んでいるので、1人でも多くの方に見ていただけると嬉しいです!
Information
ドラマ特区『愛人転生 ーサレ妻は死んだ後に復讐するー』
大企業の御曹司である夫・悠太(千賀健永)と幸せな結婚生活を夢見ていた千里(小島藤子)だったが、実際は悠太からモラハラを受け、義父母からもひどい扱いを受ける始末。いつかまた愛してくれる……そう信じて日々耐え忍んでいた矢先、悠太が若い女性・瑠奈(香音)と仲睦まじく歩いている姿を目撃してしまう。千里を邪魔者のように扱う悠太と瑠奈に怒りを爆発させた千里は、気づけば瑠奈ともみ合いになり、その勢いで二人は車に轢かれてしまう。目を覚ますと、愛人である瑠奈に転生していた千里。「あなたが愛するこのカラダで人生めちゃくちゃにしてやる」と、サレ妻が夫への復讐を誓う……!
Profile
俳優・モデル
2001年4月20日生まれ、東京都出身。ノンノ専属モデル。ドラマ「ガチ恋粘着獣」「くすぶり女とすん止め女」など話題作に多数出演。NHK Eテレ「ギョギョッとサカナ★スター」にも“シャーク香音”としてレギュラーで出演している。
Staff Credit
モデル/香音 撮影/森脇裕介 ヘア&メイク/山口春菜 スタイリスト/加藤千尋 取材・文/大塚悠貴