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インタビュー
2024.11.22
精神的に追い詰められる就活の過酷さに驚きました
——就職活動の最終選考を舞台に、内定獲得をかけたスリリングな攻防が繰り広げられる青春ミステリー映画『六人の噓つきな大学生』。浜辺さんは並外れた洞察力を持つ冷静な嶌衣織役を演じた。
「私はどちらかというと、積極的に議論に参加したいと思ってしまうタイプ。勢いで発言してから『今の大丈夫だったかな?』と不安になることも多い直感型です。物事をいろんな方向から精査して発言する、慎重派の嶌さんの冷静さはマネしたいなと思いました」
——赤楚衛二さんや佐野勇斗さん、山下美月さんなど、共演者も魅力的。
「個性豊かなキャラクターを演じた6人ですが、実際は一人一人本当に協調性があって。特に佐野さんや美月ちゃんはグループ活動の経験があるからか、みんなをうまくつないでくれる頼もしさがありました。原作小説とは設定や展開が違うので、現場では監督を含めた7人で悩むことも多かったんです。みんなが険しい顔になってしまった時に、ちょっと気の抜けた発言で和やかな空気にしてくれたのが赤楚さん。大人の余裕を感じましたし、バランスのいいメンバーでした」
——役を通して就活を経験し、「こんなに追い詰められるものなのか」と驚いたと語る浜辺さん。仕事柄オーディションなど緊張する場面を多く経験している立場から、就活中の読者にアドバイスは?
「私は緊張すると早口になってしまうので、言いたいことがうまく話せず失敗した経験が多いんです。同じようなクセのある人は、体の中にメトロノームがあるイメージをしながら、ゆっくり話すことを意識してみるといいと思います。あとはルーティンを作っておくこともおすすめ。私は毎日メイク前に栄養ドリンクを飲んで気持ちを切り替えたり、ミント系のタブレットを食べて集中力を高めたりしています。いつもの自分に戻れるスイッチをいくつか持っておくと、緊張してもきっと平常心を取り戻せると思います」
Q.これまでの人生で受験の経験はある?
小学生の頃に中学受験をしました
受験に役立つようにクラスのリーダーを務めるなど、当時はかなり頑張っていました。私はどちらかというと個性を発揮するお仕事のオーディションよりも、規律の中にキレイにハマった模範生を目指すほうが得意なタイプ。もし俳優をしていなかったら、熱心に就職活動に励んでいたかもしれません。
Q.この冬取り入れたいファッションは?
リボンやハートなどガーリーなアイテム
映画『六人の噓つきな大学生』の撮影中だった去年はショートカットだったので、プライベートでガーリーな服を着る時に全体のバランスをとるのが難しかったんです。今年はお仕事でエクステをつけているので、少し長い髪にも似合うリボンやハートなどの可愛いアイテムを取り入れたいなと思っています。
Q.冬におすすめしたい地元・石川のグルメは?
脂がのった寒ぶりのお刺し身としゃぶしゃぶ!
寒ぶりはおじいちゃんの推しグルメです。冬は特に脂がのっていてすごくおいしいので、お刺し身でそのままいただくのはもちろん、しゃぶしゃぶにするのもおすすめです。あとはふな寿司もおじいちゃんの推しなのですが、クセが強いのでちょっと上級者向けかも。私も……すすめられたらいただきます(笑)。
Profile & Information
●はまべ みなみ
2000年8月29日生まれ、石川県出身。近年の主な出演作は映画『ゴジラ-1.0』『サイレントラブ』『もしも徳川家康が総理大臣になったら』など。1月24日には映画『アンダーニンジャ』が全国公開予定。2026年NHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』に豊臣秀吉の妻・寧々役で出演が決定している。
映画 『六人の噓つきな大学生』
人気のエンタテインメント企業「スピラリンクス」の新卒採用で最終選考まで勝ち残った嶌衣織(浜辺美波)ら6人の就活生は「たった一人の内定獲得者を話し合いで決める」という難しい課題を課されることに。密室の会議室では6通の怪しい封筒が発見され、それぞれの裏の顔が暴かれていく。●11月22日(金)全国東宝系にて公開
2025年1・2月合併号掲載
Staff Credit
撮影/wacci ヘア&メイク/paku☆chan スタイリスト/瀬川結美子 取材・原文/松山梢 web構成/轟木愛美 web編成/ビーワークス
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